トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今になって刈り払い

2017-11-19 | 今日は真面目に
 二日前の予報で中止になった里山のイベント。開催予定日は朝から快晴で絶好のイベント日和になった。散々苦労して制作した玩具の数々を置けるほどの住宅事情は無いので、昔の古巣へお輿入れさせた。関節を痛めるほど、便秘する程楽しんだのだし、既に頭は坊主頭なので原価回収できない坊主でも喜んでもらえるから良いだろう。

 何時も開催日がダブってしまうから一度も出かけた事の無い古巣のイベントでも、作業が遅れている現状では「作業日和」を無視するわけにはいかず、いつもなら9月に終了している後始末の刈り払いに入った。
 前日に下見を兼ね巡回して見たが予想通りの惨状で、孫悟空の様に分身の術が使えない坊主頭が恨めしい。フイールドは刈っても刈っても勝手に生えるのに、何故我が頭部は生えないのか人生の大疑問だけれど、まあ、悔やんでも嘆いても怒り狂っても、どうにもならない事なので、そこは粛々と刈り払いを行う。
 未明に降雨があって現場は濡れていたけれど、セイタカアワダチソウの種子の飛散を防ぐ効果もあるから我が身は濡れても悲惨では無い。

 10週ぶりくらいの刈り払い作業だったから、そこはウオーミングアップで発汗する程度にとどめた。緊張したのは崖地の刈り払いで、崖の斜面にオオスズメバチの巣がある事も多いから蜂の飛行に注意しながら作業をした。ここは冷汗三斗である。
 玩具作りも楽しいが、オオスズメバチに怯えながら刈り払う作業も楽しい。お爺には、この世にたったひとつだけのスリルなのである。初秋に終えるべき作業を一週間をかけ済ます予定で、そのあとは水域の保全作業が大量にあり、「森の一作業員」を自認していても、森の手入れ作業になかなか着手できないのが現状だ。

 開花前に刈りたかった➡     ガマズミ刈り出し