トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

葉唐辛子と塩昆布の佃煮

2017-11-05 | 何よりの楽しみ
 昨年のこぼれ種子から発芽した鷹の爪が収穫の時期である。庭もたまには除草せねばお化け屋敷と化すので除草のついでに引き抜いた。
 欲しかったのは葉の部分で、これを塩昆布と鰹節、オリーブオイルと砂糖、しょうゆなど適宜用意して佃煮にした。
 数年前までは瓶詰がスーパーにあったのだが、すっかり見かけなくなり、通販で購入した事があるけれど意外と高価だった。まあ、老舗値段だろうからしょうもないが、こちらは「無駄にせず用立てた一品」の感覚だからギャップは大きい。

 葉唐辛子の佃煮は少年時代からの好物で、ご飯の御供にフキ味噌と同様、他のおかずは要らない。既に郷里の新米で食して見たが「幸せとはこういう事か!…」とオキシトシンが放出される。
 今回の様に塩昆布と鰹節を加えたのは初めての試みだったけれど、醤油を少々加え味が締まった結果、当然美味しい。

 実の部分は家で使う用途は無かったので「猪が嫌うかも…」とばかり泥水地掘り起こし被害の大きい場所に散布した。今のところそのままなので多少は避けているのだろう。どっちにせよ気休めにもならないのであるが精神衛生上は微力でも役立つ。

         笊一杯の葉  ➡   小皿一皿分、カサが減る