27日(月)。わが家に来てから今日で2543日目を迎え、自民党の安倍晋三元首相は26日のBSテレ東番組で、岸田文雄首相の経済政策について、岸田政権で強調される「分配」を念頭に、「社会主義的になると取られると市場も大変マイナスに反応する」と指摘し、「根本的な進む方向を(阿部氏自身が首相時代に進めた経済政策)『アベノミクス』から変えるべきではない」との認識を示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
相変わらず安倍氏の眼は 国民ではなく株式市況に向いている と解るコメントだな
Netfrixでアダム・マッケイ監督による2021年製作アメリカ映画「ドント・ルック・アップ」(145分)を観ました
冴えない天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)は ある日、教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)とともに、半年後に地球に衝突する恐れのある直径6~9キロの巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になる 二人は、仲間のオグルソープ博士(ロブ・モーガン)らの協力を得て、オーリアン大統領(メリル・ストリープ)とその息子で大統領首席補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)と対面する機会を得たり、陽気な朝のテレビ番組「デイリー・リップ」に出演したりして、熱心に危機を訴える
しかし、半年後に彗星が地球に衝突するなど信じない人々を説得するのは至難の業だった
他の科学者達が彗星の衝突説を支持するようになり、やっとオーリアン大統領が腰を上げ、衝突する前に核弾頭搭載ミサイルで彗星を爆破させることになる
ところが、ミサイルを発射したものの、大統領命令によって彗星を破壊する前にミサイルは引き返してくる。そこには巨大資本の陰謀が隠されていた
この映画はブラックユーモア満載の極めてアメリカ的な作品です。登場人物で真面目なのはランドール教授とケイトしかいないんじゃないか、と思うほど 他の出演者はおふざけキャラを演じています 次の選挙で当選することしか考えていないオーリアン大統領、首席補佐官とは名ばかりのマザコン息子ジェイソン、セクシーな女性キャスターのブリー(ケイト・ブランシェット)、恋人に振られた歌手ライリー・ビーナ(アリアナ・グランデ)など、豪華キャスト陣は、よくもこんなブラック・コメディ映画に出演したもんだな、と思うほどです
「ドント・ルック・アップ」(見上げるな!)というタイトルは、ランドール教授らが人々に「空を見上げて近づく彗星を見ろ」と警告するのに対し、「空を見上げるな
」(何も起こらない。心配するな)という大統領の楽観的な主張を意味しています
Netfrixでも配信された「日本沈没」もそうでしたが、人は「想像の範囲を超える大災害がやってくる」という警告は信じたくないものです そんな危機はないものとして日々の生活を送りたい、と思うものです
しかし、阪神淡路大震災も東日本大震災も予告なしにやってきました
また、アメリカの竜巻や世界各地の異常気象は地球温暖化の影響であることは分かっていますが、トランプ前米大統領のように科学を信じない政治家も世界にはいます
少なくともわれわれは、科学者の言うことを信じて対応策を考えなければ地球は危ないと思います
本作はコメディながら そんな危機感を抱かせる映画でした
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