9月1日(土)。生徒・児童のよい子の皆さん、夏休みの宿題のアディショナルタイム(正確には猶予期間かな?)は今日と明日の2日間だけですよ~ 覚悟はできてますか~
ということで、暦の上では今日から秋です そこで ひと言
NEVER COME BACK VERY HOT SUMMER
という訳で、わが家に来てから今日で1430日目を迎え、防衛省は31日、2019年度予算の概算要求を過去最大の5兆2986億円とすると決めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
優先順位としては 全国の小中学校にエアコンを設置することを最優先すべきだ!
昨日、夕食に「メカジキの照り焼き」「イカと野菜のジャンジャン焼き」「冷奴」「マグロの山掛け」「豚汁」を作りました 少なくとも週に1回は魚がメインの料理にしないとね
昨日の日経夕刊 文化欄に「森麻季さん 国際デビュー20年でアルバム」という記事が載っていました 超訳すると
「森麻季さんは1998年、米国のワシントン・ナショナル・オペラで国際デビューして今年で20年を迎え、2枚組の歌曲のアルバム「至福の時」を9月に発表する もともと音楽の先生を目指し東京藝大に入学した。しかし、オペラの舞台を経験し、充実感が忘れられずプロの道に進んだ
転機になったのは2001年9月11日の米同時多発テロだ。中止だと思っていたのに予定通り開催された
『お客さんの反応が素晴らしかった。こんな時だからこそ音楽は感動を与えられる
』。この経験を生かし、2011年の東日本大震災後は被災地でのコンサートに奔走した。9月16日には東京オペラシティでデビュー20周年記念のコンサートを開く
『聴衆と双方向で音楽の力を共有し、心を開放したい』と語る
48歳」
ソプラノの森麻季さんの歌は何度か聴いたことがあります 最初は「線が細いかな」という印象がありましたが、オッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」のオランピアを聴いた頃からそのマイナスの印象は消えました
今や押しも押されぬ人気ソプラノ歌手です
それは良いのですが、新聞記事って どうして歌手(特に女性)の年齢を書くのでしょうか? 「ああ、あの森麻季さんも 48歳になったのか」とは思いますが、歌唱力に年齢は関係ありません
「えっ、48歳にしてあの瑞々しい声
」と 良い意味での驚きの声も聞こえてきそうですが、歌っている本人はどう思っているでしょうか? 第一、コンサートのプログラム・ノートの歌手や奏者のプロフィール欄には生年月日や年齢の表記はありませんよね、30歳未満の人を除いて
したがって基本的に 男女を問わず年齢は書くべきではないと思うのですが、あなたは どうお考えでしょうか
昨日、池袋の新文芸坐でデヴィッド・リンチ監督による「ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間」と「イレイザーヘッド」の2本立てを観ました
「ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間」は1992年デヴィッド・リンチ監督・脚本によるアメリカ・フランス映画(カラー・135分)です
アメリカの山間部の小さな町ツイン・ピークスで、テレサ・バンクスという少女の死体が発見される FBIからデズモンド捜査官(クリス・アイザック)が派遣されるが、捜査中に失踪してしまい、さらに行方不明だったジェフリーズ捜査官(デビッド・ボウイ)が現われるが、謎の警告を発して彼も消えてしまう
事件から1年後、ツイン・ピークスの高校では美人のローラ・パーマー(シェリル・リー)が学園の女王として人気を集めていた
ところが、彼女は自分が謎の男ボブに取り付かれていると不安に怯え、逃避するようにドラッグやセックスに溺れる日々を過ごしていた
その間、ローラは日記をつけていたが、家族に一番知られたくないページが破り取られていることが分かり、恐怖が増大する
そんなある日、ローラの友人ロネット・ポラスキー(フェーべ・アウグスチヌス)が山林で保護され、ローラ・パーマーは変死体で発見される
ローラの日記を破り取ったのは誰か、そして彼女は誰に殺されたのか
この作品はテレビドラマシリーズ「ツイン・ピークス」の前日談として映画化されたものです 映画はそのテレビをぶっ壊すシーンで始まりますが、何かを象徴しているようです。私はそのテレビドラマを観ていないので、全体のストーリー展開がよく把握できず、観ていて若干分かりにくさがありました
映画のラストシーンで、満面の笑みを浮かべて空を見上げるローラの背景で、ケルビ―二の「レクイエム」が流れていたのが印象的でした
ローラは天国にいけたのだろうか
「イレイザーヘッド」はデヴィッド・リンチ監督・脚本・製作による1977年アメリカ映画(白黒・89分)です
舞台はフィラデルフィアの工業地帯。モジャモジャ頭が特徴の印刷工ヘンリー・スペンサー(ジャック・ナンス)は、いつも着古したスーツを着て異様な歩き方をする青年である ある日、ヘンリーは付き合っている女性メアリー・エックス(シャーロット・スチュアート)から奇妙な赤ん坊を出産したことを告白され、彼女との結婚を決意する
その赤ん坊は異様に小さく奇形だったが、ヘンリーは驚く様子も見せない。ヘンリーとメアリーと赤ん坊の新婚生活が始まるが、赤ん坊は絶えず甲高い泣き声を上げ、その異様な声に悩まされたメアリーは家を出て行ってしまう
残されたヘンリーは次第に精神に破たんをきたし、幻覚症状が出るようになる。倒錯した世界を漂うヘンリーは赤ん坊をハサミで殺し、自身も天国へ憧れを抱き始める
この映画を観て最初から最後まで感じていたのは「止むことのない重低音」です 場面によって 工場の機械の音であったり、心臓の鼓動のような規則的な音であったり、水蒸気が噴出する音であったり、雨が降る音であったりしますが、それらの音が止むことはありません
この映画の「通奏低音」と言っても良いかも知れません
それが白黒映像とマッチして、常に不気味な雰囲気を醸し出しています
奇形の赤ん坊の顔を初めて見たとき、スティーブン・スピルバーグ監督の「E.T.」の地球外生命体によく似ているな、と思いました 「E.T.」は1982年公開なので、「イレイザーヘッド」(1977年公開)よりも後になります。したがって、模倣したとすればスピルバーグ監督の方になります
この映画の中で、オートメ―ション工場で 頭に消しゴムの付いた鉛筆を製造するシーンが出てきますが、この映画のタイトル「イレイザーヘッド」のイレイザーは「消しゴム」のこと、ヘッドは「頭」のことで、消しゴム付き鉛筆の頭のゴムの部分を指します それはすなわち、ヘンリーのモジャモジャ頭の暗喩になっています
この映画では、夢の中で女性が舞台で歌うシーンが出てきますが、顔に大きなコブが出来ていて奇形です 「エレファントマン」にせよ、この「イレイザーヘッド」にせよ、デヴィット・リンチ監督は 奇形の人物を登場させることによって 強いインパクトを与えることを狙っているように思えます
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