人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ピアノ=河野俊也~飯野ビル・10月度ランチタイムコンサート決まる

2012年10月15日 06時55分32秒 | 日記

15日(月).昨日の朝日朝刊「読書欄」を見ていて”おやっ?”と思いました 漢字に振られた”ルビ”です.今まで意識していなかったのですが,新聞ってこんなにルビを振っていたかな?と思ったのです.朝日の場合「読書欄」に4ページを割いていますが,この中に「思い出す本 忘れられない本」というコーナーがあり,この日はマンガ家のヤマザキマリさんが安倍公房著「方舟さくら丸」について書いています.ルビが振ってある漢字が出てくる主な箇所を抜き出してみると,次のような文章があります (  )内が漢字の右側に振ってあるルビです.

「日本ではまだ殆ど(ほとんど)の作家達(たち)が手書きで原稿を手がけるのが当たり前の時代に,安倍公房は当時市場に出たばかりのワードプロセッサーを導入して作品を執筆する様(よう)になった・・・・先のワープロで初めて書き下ろしたという長編『方舟(はこぶね』だ」

一方,同じ文章の中に「貧窮状態に陥っていた頃」という表現が出てくるのですが,これにはルビが振られていません.どういう基準でルビを振るのか振らないのかを判断しているのか不明です 考えられるのは筆者のオリジナル原稿を生かした上で,『新聞用字用語集』に基づいて,ひらがなで書くべきところを漢字で書いている場合はルビを振る,ということです 同じ朝日でも第1面をはじめ別の記事でルビが振ってあるのは,読みにくい人名,土地名,言い回しなどです

目を日経朝刊に転じてみると,読書欄には3ページを割いていますが,こちらも読みにくい漢字にはルビを振っています 他の面の記事にはほとんどルビが見られません.『新聞用字用語集』を基本にしつつ,朝日は読者のターゲットを老若男女を問わず広く設定しているのに対して,日経は就活中の学生やビジネスマンを中心とする層をターゲットにしているところに,ルビを振るか振らないかの判断の分かれ目があるのかも知れません

両紙に共通しているのは,「読書欄」に関しては読みにくい漢字には出来るだけルビを振るようにしていることです これは新聞を含めた活字文化を将来的に守っていこうとする活動・NIE(Newspaper in Education=教育に新聞を)の一環として捉えることができるでしょう

さて,今日10月15日から「新聞週間」です.その第1日目が新聞休刊日というのはいったいどうしたことでしょう もちろん,年間で数日しか休みが取れない過酷な労働条件下にある新聞配達の皆さんのご苦労を考えれば,たまにはゆっくり休んでいただきたいと思いますが,業界の姿勢としてどんなものでしょうか.別の日に設定するとか,再考できないでしょうか

 

  閑話休題  

 

飯野ビルが毎月1回開催しているランチタイムコンサートの10月度の内容が明らかになりました 10月18日(木)午後12時5分から同50分まで、内幸町・飯野ビル1階エントランスロビーで開かれます

出演はピアノの河野俊也です。東京都出身、国立音楽大学大学院修士課程2年在学中とのこと。最近では今年1月15日、北原幸男指揮東京フィルとチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」を共演したとのことです

プログラムは①ショパン「練習曲作品10より第5番”黒鍵”」、②リスト「メフィスト・ワルツ第1番」、③ドビュッシー「ベルガマスク組曲」より「月の光」、「パスピエ」、④ドビュッシー「前奏曲集第2巻」より「枯葉」「ヴィーノの門」「ヒ―スの茂る荒地」「風変わりなラヴィーヌ将軍」「水の精」「花火」です 

誰もが無料で聴けます.昼食後のひとときピアノの音に耳を傾けてはいかがでしょうか

 

          

 

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