人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ブラームス「ドイツ・レクイエム」を聴く~アルミンク+新日本フィル

2012年09月16日 06時59分32秒 | 日記

16日(日)。昨日、すみだトリフォニーホールで新日本フィル・トリフォニーシリーズ第499回定期演奏会を聴きました プログラムは①ベンジャミン・ブリテン「イリュミナシオン」、②ブラームス「ドイツ・レクイエム」の2曲、指揮はクリスチャン・アルミンク、①②のソプラノはリーサ・ラーション、②のバリトンはロベルト・ホルツァ,合唱は栗友会合唱団です

今回から新シーズンのスタートです.前シーズンでは通路側席が取れなかったので,今シーズンではやや後方に下がったものの1階中央ブロックの通路側です

コンサートマスターは豊嶋泰嗣.新シーズンの幕開けはやっぱりソロ・コンマスのこの人でしょう メンバー配置表を見ると首席クラス数人が客演奏者に代わっています.第2ヴァイオリン首席の席に平尾真伸の名が.この人は確か数年前まで都響の第2ヴァイオリンの首席を務めていた人です.チェロの武澤秀平の席に増本麻理の名が.この人は知りません

1曲目のブリテン「イリュミナシオン」はアルチュール・ランボーが1873年前後に書いた散文詩で,「写本の彩飾」という意味だそうです 1.ファンファーレから9.出発まで9つの詩から構成されています

ソプラノのリーサ・ラ―ションが指揮者アルミンクと共に純白のドレスで登場します この曲はCDでも生でも一度も聴いたことがないので,新鮮と言えば新鮮でした 弦楽のみのオケをバックに歌います.伸びのあるソプラノです ただ,残念なことに,身体が疲れているせいか音楽が素直に頭に入ってきません

2曲目のブラームス「ドイツ・レクイエム」は,ルターによるドイツ語訳旧約・新訳聖書から,宗派を超えて訴えかける詩句を選んだ,一般の人々のための鎮魂の音楽です 全曲の完成は1868年5月で,翌69年2月にライプツィヒ・ゲヴァントハウスでライネッケの指揮で初演されました.1868年といえば日本では明治維新の年ですね

バリトンのホルツァーと共にリーサ・ラ―ションが黒のドレスに着替えて登場,”死者のための鎮魂歌”ではなく,”生ける者のためのレクイエム”を歌います 合唱はある時は静かに,ある時は地の底から湧きあがるように,聖なる世界を歌い上げます

しかしながら,まだ体調万全の状態で聴くことができず,やや集中力が欠けた点は否めません.反省あるのみです

 

          

 

開演前にロビーのカウンターで定期会員継続特典CDを受け取りました ワーグナーの「ジークリート牧歌」とベートーヴェン「交響曲第1番ハ長調」が収録されていて,いずれも2011年9月の新日本フィル定期公演のライブ録音です.後でゆっくり聴こうと思います

 

          

          

 

新日本フィルの定期公演は4時過ぎに終わりましたが,その後,午後6時からサントリーホールで東京交響楽団の定期公演を聴くため,JRと地下鉄を乗り継いで六本木1丁目に向かいました.東響のレポートは次のブログに回します

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