人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

中国のピアニスト、ユンディ・リ来日中止~尖閣列島問題が契機

2012年09月20日 12時55分15秒 | 日記

20日(木)その2.ついに来たかという思いです。

日本政府の沖縄県尖閣列島の国有化に反発する中国では、1週間以上にわたり反日デモが続き、現地の日本企業は破壊・放火され、デパートは高額商品が略奪されるなど、大きな損害が出ています 当然のごとく日中経済交流行事の延期が相次いでいます 新聞界では、1982年以来、相互理解の促進を目的として実施してきた日中記者交流計画が、中国側の要請で中止になりました 日本の記者団は9月17日から10日間の日程で中国各地を訪問する予定でした。

まあ、事故った新幹線を穴を掘って埋めてしまう国柄ですから、何があっても驚かないのですが、それにしてもやりたい放題です。中国政府も10月に開く予定の共産党大会を前にして、国民から”弱腰”と批判されないように、デモや破壊活動を黙認していました

こうした中、今朝の朝日の案内広告欄に「謹告 ユンディ・リ 日本公演中止」の記事が載りました。

「本国からの来日を見合わせるよう指導を受け、やむを得ず公演を中止致します。ご了承賜りますよう謹んでお願い申し上げます。チケットの払い戻しについては、各主催者までお問い合わせ下さい」

として、文京シビックホール、東京文化会館、都民劇場、神奈川芸術協会、サントリーホール、ジャパン・アーツぴあ、の各連絡先が書かれています

私は22日(土)に「響きの森クラシック・シリーズ」でユンディ・リのピアノ、小林研一郎指揮東京フィルでチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」の演奏を聴く予定でした ”謹告”によると代演は上原彩子となっています。急きょ、代演を頼まれた上原さんも大変だと思いますが、ユンディ・リの演奏を楽しみにしていた人は多かったのではないでしょうか

冒頭「ついに来たか!」と書いたのは、尖閣列島問題が、経済に止まらず、文化にも影響が及んできたからです 

”謹告”で「本国から来日を見合わせるよう指導を受け」とあるのが、気になります リさんが来日した時、日本人から危害を受けるとでも思っているのでしょうか はっきり言って、クラシック音楽愛好家にそういう暴力的な人はいません。ここは日本です。何があろうとも、われわれクラシック愛好家はいつでもリさんの来日を熱烈歓迎します

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読み始めたら止まらない~ダン・ブラウン著「ロスト・シンボル(上)」を読む

2012年09月20日 06時58分37秒 | 日記

20日(木).昨日の日経夕刊に「イエスに妻?初の文献」という記事が載りました

「米紙ニューヨーク・タイムス電子版は18日,イエス・キリストが自身の”妻”について言及したと記されている文献が見つかったと報じた.カトリック教会は,キリストは独身だったとの立場を堅持しており大きな論争を呼びそうだ」

それではNHKから実況中継です.キリストさんがスタジオから出てらっしゃいましたので,ちょっと伺ってみたいと思います

アナウンサー 「あなたに奥さんがいらっしゃるという報道がありますが.本当ですか?」

キリスト    「イエス

 

  閑話休題  

 

ダン・ブラウン著「ロスト・シンボル(上)」(角川文庫)を読み終わりました ダン・ブラウンと言えば1998年に「パズル・パレス」でデビュー,2003年に発表したルーヴル美術館で起きた殺人事件を扱った「ダヴィンチ・コード」が大ベストセラーになり,次いでガリレオ創設の科学者秘密結社”イルミナティ”を扱った「天使と悪魔」で話題をさらった人気作家です

「ロスト・シンボル」は世界最大の秘密結社”フリーメイソン”を扱った小説ですが,文庫本で3冊で,今回読んだのは最初の上巻です

フリーメイソンの最高位である歴史学者ピーター・ソロモンに代理で基調講演を頼まれたロバート・ラングドンは,ワシントンDCへ向かいます.しかし,彼を会場で待っていたのはピーターの切断された右手首だった そこには謎を解決する第1の暗号が示されていた.ピーターからある物を託されていたラングドンは,CIA保安局のサトウ局長から,国家の安全保障にかかわる暗号の解読を依頼される.一方,ピーターの妹・キャサリン・ソロモンは,謎の男(全身刺青の)マラークから,兄の秘密を知っていると言われ会うことを約束します.実はマラークこそが,兄の腕を切り落とした犯人だったのです

さすがはダン・ブラウンです 読み始めたら止められません.すぐに(中)巻を読み始めました

 

          

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