人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ページ・ターナー小説~ダン・ブラウン著「ロスト・シンボル(下)」を読む

2012年09月27日 06時58分21秒 | 日記

27日(木).昨夕,X部長が「ここ2日間飲みに行ってないし歌も歌っていない.禁断症状が出てきたなあ・・・」と独り言を言っていたので,緊急厳戒態勢を敷いていたのですが,「30分だけ」と言われ,結果はわかっているのに「はい,はい」と付き合ったのが運のつき.N監査役も巻き込んでIビル地下のYBに行ってビールを飲んでヴェトナム焼酎ネップモイを1本空けました そこで止めておけばよかったのに,「上野に高い点数が出るカラオケ・スナックがあるから,行こうよ」という甘言に乗せられ,タクシーに乗せられて上野に直行しました 確かに他のカラオケ・スナックより高い点数が出ましたが,店を出たのが10時半を超え,30分が5時間になってしまいました.ということで,今日は朝から頭が頭痛なのです.自業自得,四面楚歌,前途絶望,あ~休みてぇ~

 

  閑話休題  

 

古典四重奏団のコンサートのチケットを購入しました 9月30日(日)午後2時半から東京文化会館小ホールで開かれます.演奏曲目はシューベルトの①弦楽四重奏曲イ短調「ロザムンデ」,②弦楽四重奏曲ト長調の2曲です 「ムズカシイはおもしろい!」と題するレクチャー付きコンサートになっています.古典四重奏団の演奏を聴くのは初めてなので楽しみです

 

          

 

  再び閑話休題  

 

ダン・ブラウン著「ロスト・シンボル(下)」(角川文庫)を読み終わりました 3分冊の最後です.

マラーク(全身刺青の男)に拉致されたピーター・ソロモンを救うべく,CIA保安局のサトウ局長から拉致犯の要求に従うよう要求されたラングドンは,暗号を解いていくことによって,伝説のピラミッドの存在を目の当たりにします しかし隠された暗号を解読したと思いきやマラークの魔の手が追ってきます ついにラングドンもキャサリンもマラークの手に落ち,死に直面します.その間,マラークは拉致していたピーターに自分の本性を告げます.えっ!?と思う瞬間です ラングドンもキャサリンもギリギリのところで命拾いします.そして,建国以来護られてきた”人類最大の至宝”が明らかになります

ところで3冊の巻頭に次のような共通の文章が載っています.

「事 実  1991年,ある文書がCIA長官の金庫に保管された.文書は現在でもそこにある 暗号で記されたその文書には,古の門や,地下の知られざる場所についての記述がある.また,『あのどこかにそれは埋められている』という一節も含まれている この小説に登場するフリーメイソン,見えざる大学,CIA保安局,スミソニアン博物館支援センター(SMSC),純粋知性化学研究所などの組織は,すべて実在する 作中に描かれた儀式,科学,芸術,記念建造物は,どれも現実のものである

最後まで読み終わって,あらためてこの文章を見ると感慨深いものがあります

この本の解説を茂木健一郎氏が書いていますが,”知の価値”について語りながら鋭い分析をしています その上で,「一度読み始めると一気に引き込まれ,もっと先,さらに先と読みたくなって,最後まで読んでしまう.これを”ページ・ターナー”というが,”ロスト・シンボル”もそうだ」と述べています.

この本を”ページ・ターナー”ならしめている一つの要因は,章立てが細かいということではないかと思います.2ページから10ページくらいで場面が変わり,読者を飽きさせないのです. 因みに3冊合計で1,000ページ位ありますが章立ては133もあります

とにかく面白く,あっと言う間に読み終わってしまいます 文庫本の帯には「映画化」の文字が躍っています.「ダヴィンチ・コ―ド」も「天使と悪魔」も映画で観て楽しんだので、「ロスト・シンボル」も楽しみにしたいと思います

 

          

コメント
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