コニカC35 FDのブラックモデル。きれいなんですけどね。残念ながら露出メーター不動です。また、コンパクト系はモルトを多用していて惨憺たる眺めになっている個体が多いですが、このモデルは非常に貼りにくい・・
メーターを修理しました。画像では針が動いて見えませんね。
コニカのファインダーは白く汚れているものが多いですね。
対物レンズの2枚貼り合わせの間の汚れが取れませんので分離します。
殆ど使用されていないので摩耗や汚れはありませんが、油脂がカラカラですので注油とグリス塗布をしておきます。
おっと、良く見るとアンダーカバーにへこみがありました。アルミの黒アルマイト処理なのでペナペナです。修正をしておきます。
のり付きのモルトでは貼るのが非常に困難ですので・・
まぁ、きれいに仕上がったと思います。
レンズをやります。富岡光学製M42レビュノン55mmf1.4と大口径のレンズです。絞りが不良となっていますがレンズの汚れ、ヘリコイドグリス抜けがあります。前玉のリング押さえは工具を掛けるスリットが無く、しかも対角2か所をがっちりと接着されています。摩擦で開けるしかないないのでした。
絞りの洗浄とヘリコイドグリス交換。
経験のないレンズの分解はいつも暗号解読みたいだと思います。人間が組んだものなので必ず分解の方法はあるはずですが、如何に早く見つけるかはやはり経験でしょうね。