明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

ウクライナ・原発・公共と防災について #かじかわ憲 福山和人 守田敏也 で鼎談しました 動画をご覧下さい 明日に向けて(2179)

2022年03月24日 21時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220324 21:00)

京都府知事選が24日告示ー選挙に向けた動画をご覧下さい

京都府知事選が本日24日告示され、総評議長であり、僕も参加する #つなぐ京都2022が推す、かじかわ憲さんと、現職の西脇隆俊氏が立候補届を出しました。
投開票の4月10日までの選挙活動となります。

これに向けて3月20日に、かじかわ憲さんと福山和人さん、守田敏也で鼎談させていただきました。
録画を公開しますので、ぜひご覧下さい。

#ウクライナ #原発 #防災と公共 についてー鼎談 #かじかわ憲 #守田敏也 #福山和人


かじかわ憲はどこまでも憲法の心で歩んでいく!

今回、テーマとしてあげたのは、ウクライナ・原発・防災と公共でした。
詳しくは動画をご覧になっていただきたいのですが、かじかわさんが常に考えの軸においているのは日本国憲法です。

とくにかじかわさんが大事にしているのが憲法前文のこの言葉。実際、何度もここを読み上げられています。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

同時にかじかわさんは、憲法に盛り込まれた人権を尊重する考えかたを実践の手引きとし、いつも一人一人を大事にすることに徹しています。このためかじかわさんは、どんなテーマについても、それに関わる具体的な人から話を始められる。
僕はまさにこれこそが、憲法の人権尊重の心だと思います。鼎談では最後にかじかわさんが次の場に向かわれ、福山さんと僕で話を続けましたが、きちんと最後までこの心を引き継げたのではないかな。

その点で、今回の鼎談、ウクライナ、原発、防災と公共のどれについても、それぞれを憲法の心を背景に語るものにできたと思っています。
ぜひご覧下さい。共感できたら、シェアして広めていただけるととても嬉しいです。

みなさま
かじかわ憲を、なにとぞ、よろしくお願いします!


24日に貼りだした選挙ポスター 
印刷物は公設掲示板か演説会の時の屋内掲示のみ可能。ネット上の活用は自由

#京都府知事選 #かじかわ憲 #福山和人 #守田敏也 #つなぐ京都2022 #ウクライナ #原発 #防災と公共 #日本国憲法 #憲法の心

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新幹線は地震に弱い 脱線すると撤去が大変 地下トンネルの中では絶対無理! 明日に向けて(2178)

2022年03月24日 17時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220324 17:00)

脱線した新幹線はすぐに撤去できない!

3月16日深夜に宮城県と福島県を中心に発生した地震で、営業中の新幹線やまびこ223号が脱線しました。17両中、16両の脱線でした。
JRの長年の努力の賜物として、高速で走っていた同車両は転覆などの大事故には至らず。3人の軽傷が後に報告されましたが、それ以上の人身事故にも至りませんでした。この点で安全技術の高さが示されました。すごいことです。

しかしいったん脱線してしまった新幹線は、すぐに撤去できません。この点で新幹線が大きな意味で、地震にとても弱いことも浮きぼりになりました。
重い車両をまずは線路に戻さないと、移動させられない。その作業も大変で、復旧作業が始まった初日にレールに戻せたのは1両のみ。概ね2週間ぐらいかかるそうです。
もちろん大変な地震に揺さぶられたのですから、線路、橋脚などさまざまな点検をしなくてはなりません。このためJR東日本は営業再開を4月20日に設定しています。復旧に一月以上かかるのです。

東京新聞が上空から写した脱線した新幹線の姿が以下のサイトから見れます。ご覧下さい。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/166163?fbclid=IwAR1FwK3yipshNN4XB-_RdRF8hoW0mBXl5KRKaznbgLLbjFbsqGT-UDbQ3Ww


脱線した東北新幹線やまびこ223号 東京新聞より


上越新幹線、九州新幹線も脱線

走行中の新幹線の脱線は、2004年10月23日の新潟県中越地震のときに初めて起こりました。
とき325号10両中8両が脱線。この時も幸いにして死傷者はゼロでしたが、撤去が完了したのは11月28日。運転再開は2か月以上経った12月28日でした。


脱線したとき325号 ネットより

さらに営業中ではありませんでしたが、2016年4月14日の熊本地震の一回目の大揺れのときに、回送中の九州新幹線6両が脱線しました。
この時は4月27日までに全線が復活しました。上越新幹線の例から、「迅速な復旧」と言われましたが、それでも2週間かかっています。


脱線した九州新幹線 産経新聞 2016年4月15日

またこの復旧時の写真を見て分かるのは、どちらもクレーン車などの大きな重機が橋脚の下から近づき、車両を移動したこと。
当たり前のようにも見えますが、このことは重大なことを物語っています。


トンネルだらけの北陸新幹線、リニア新幹線は脱線したら対処できない!技術的に不可能

もうお判りでしょうか。もしこの脱線が地下トンネルの中で起きたら、完全にアウトだということです。
つまりこの一点で北陸新幹線も、リニア新幹線も作ってはならないのです。なぜってトンネルの中では重機が近づけないからです。


上越新幹線とき325号の撤去のために重機が活躍 ウキペディアより 2004年11月6日撮影


とき325号は一部、台車も代えなくてはならなかった ネットより

これまでの技術を応用することで、転覆は防げても、そのあとに一体、どうやって脱線した車両を線路に戻すのでしょうか。リニア新幹線では構造上、何が起こり、どう対処するか分かりませんが、ともあれ事故地点に近づくのも大変です。
トンネルなら線路沿いに事故地点に近づくしかありませんが、そこまでもまず点検しないといけないし、地震で使えないかも知れない。いずれにせよ重機を現場に運ぶのは無理です。


脱線した九州新幹線の撤去のために近づく重機 産経新聞 2016年4月17日

そうなると復旧できない。少なくとも相当に膨大な時間と労力がかかってしまうでしょう。
一回の地震で事実上使えなくなってしまう恐れがあります。それを交通の「大動脈」として良いはずがありません。計画を白紙に戻すべきです。


必要なのは地震対策、災害対策

しかも今回の地震では、火力発電所が14基もダウンしてしまいました。関東地方で「電力供給ひっ拍警報」が叫ばれました。いまも綱渡り状態です。
水道管の破裂による広域断水も起こりました。高速道路に亀裂が走り、橋脚にもダメージが広がりました。その上に新幹線の脱線が重なりました。


福島新地火力発電所では船から石炭を取り出す揚炭機が折れ曲がってしまった 河北新報 2022年3月21日

いま必要なのは、これら災害発生時への事前の備えを重ねることです。
発電はもっと小規模分散型に変えるべきではないでしょうか。水道管は耐震性を備えたものの比率が、全国平均で40.7%でしかないそうで、取替を進めなくてはなりません。

やらなければならないことはたくさんある。そんなときに、大きな地震に襲われたら、それだけで使えなくなってしまうトンネル新幹線など作っている場合ではありません。
ここ数年、何度も大規模な河川氾濫も起こっており、その備えの強化も必要です。ただちに北陸・リニア新幹線計画をやめて、災害対策を強化すべきです。

#新幹線は地震に弱い #新幹線脱線 #東北新幹線脱線 #上越新幹線脱線 #九州新幹線脱線 #新潟県中越地震 #熊本地震 #宮城福島地震 #北陸新幹線は白紙撤回を #リニア新幹線は白紙撤回を

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