明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1529)危ない!福井の原発 命の守り方をつかもう!・・・5月27日高島市でお話します。

2018年05月23日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1501~1700)

守田です(20180523 23:30)

福井の原発銀座で高浜3号、大飯3,4号機が稼働しています。
この他、稼働しているのは玄海3号機のみです。稼働4原子炉のうち3基が福井で動いています。

この他、定期点検中なのが川内1,2号機。高浜4号機も5月18日に定期点検に入りました。
伊方3号機は差し止め訴訟仮処分で昨年末より法的に停止しています。

こんな中で原発に近い高島市で「危ない!福井の原発 命の守り方をつかもう!」と題して講演させていただきます。
あらかじめ5つの質問をいただきましたのでこれに沿ってお話します。アウトラインを書いておきます。

1、関西電力は再稼働を続けているけれど、本当に大丈夫?

もちろん危ない!まったく大丈夫ではありません。
とくに重要なのは関電の原発はすべて三菱重工製の加圧水型原子炉を使っていますが、これに致命的な欠陥がある。
なんといっても危ないのは「蒸気発生器」という装置で、これまでも内外で深刻な事故を起こしています。
また一次冷却水ポンプも明らかな欠陥部品で、この間でも伊方3号機と玄海4号機の再稼働前に不具合を起こしています。このため玄海4号はまだ稼働できていません。(6月中旬予定とされている)

2、もし事故が起こったら私たちどうすればよいの?

とっとと逃げるにつきます!そのためには事前のシミュレーションが大事。
またそのためにはあらゆる災害に共通する「正常性バイアス」「集団同調性バイアス」「パニック過大評価バイアス」という心理的ロックを解除しておく必要があります。
これらを含めて、命の守り方をお話します。

3、ヨウ素剤を事前に家庭配布できないの?

もちろんできますし、兵庫県篠山市ではすでに実現しています。
なぜ事前配布が必要なのか。かつまた各地での取り組みはどうなっているのかなどお話します。実は滋賀県内でも複数個所で進んでいます!詳しくは聞きに来てください。

4、なぜ国は原発に固執するの?

この点はもともと原発が原爆を作る装置として作られてきたことにさかのぼってお話します。
もちろん開発したのはアメリカと旧ソ連。そのアメリカに日本は原発を押し付けられました。押し付けられ、自分たちでも積極的になり、引くに引けない状態なのでしょう。

5、世界では原発はどうなっているの?

どんどん衰退傾向にあります!とくに新規建設が地獄の道。東芝やアレバが崩壊するなど、メーカーが完全に行き詰っています。
そんななかで世界的連帯も広がっています。この夏の南仏ナルボンヌでの反核サマーキャンプへのご招待を含めてお話します。

みなさま。ぜひご参加下さい!

*****

危ない!福井の原発 命の守り方をつかもう!」
https://www.facebook.com/events/164667064127488/

5月27日(日)
13時30分開場 14時開始 16時終了
場所 高島市観光物産プラザ(JR新旭駅前)視聴覚室
参加協力費 500円

主催
新日本婦人の会高島支部原発ゼロ部
ばいばい原発高島連絡会
連絡先 中平清三(09062421634)

コメント
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