明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1477)この夏、南仏反核サマーキャンプ2018に集まろう!(8月6日~12日)

2018年03月02日 21時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(201800302 21:30)

僕が参加しているNuclear Heritage Networkの仲間たちより、この夏、南仏ナルボンヌで行われる反核国際サマーキャンプへの招待状が発せられました。8月6日から12日の開催です。
原文は英語で僕が翻訳し、宮崎寛さんにproofreading(原文と訳文の対照)をしてもらいました。

この日時の設定は僕の提案によるものです。広島・長崎の日を繰り込んでもらいました。もちろん原爆のことも話し合うためにです。
みなさん。ぜひこのキャンプに一緒に行きましょう!
あるいはここに日本からのチームを作って参加しますのでサポートしてください。
ご参加やサポートにあたっては、英語ができる方は直接、ここに書かれたアドレスにご連絡いただいてもかまいませんが、そうでない場合は、この記事への返信の形で僕(守田)に連絡をください。

世界の人々との連帯で核なき世界の可能性を開きましょう!

*****

反核サマーキャンプ 2018へのご招待

親愛なるご友人のみなさん

私たちはあなたを2018年8月6日から12日にかけてフランスナルボンヌ近郊で行われる反核国際サマーキャンプにご招待し、あなたの知識、経験、そして悪政に抗う熱い思いを分かち合いたいと思います。

私たちのグループは世界中の独立した反核アクティビストの集まりです。私たちの目的は、国際的なネットワークを作りだし、反核の問題に関する知識と経験を分かち合うことにあります。また、みなさまと共に過ごす時間に、サマーキャンプならではの面白さや刺激的な雰囲気を組み込みたいと思っています。

サマーキャンプは二つのメイントピックスによって成り立つ予定です。
一つはナルボンヌのマルベシにあるオラノ社(旧アレバ社)のウラン転換工場についてです。私たちはこの問題に取り組んでいる地域グループをサポートしつつ、放射性廃棄物の処分にもつながるウラン転換プロセスの現状に関する知恵を分かち合うことが重要だと思っています。キャンプ期間中、少なくとも1日はナルボンヌまたは近郊の核関連工場への抗議行動を行います。

もう一つはウランおよび燃料生成過程で生じる副産物の輸送の安全性についてです。この副産物には放射性廃棄物も含まれます。

プログラムの中では、参加者の知識と経験シェアしたり、さまざまなプロジェクトやキャンペーンの準備にあてる時間を設けたいと思っています。
加えて、気軽な交流会や、芸術と文化の触れ合い、シエスタやフェスタの場なども設けます。ミュージックバンドの演奏を楽しむ一夜も入れたいと願っています。
夕刻にはみなさんがこの間関わっている反核行動に関する映画・映像を上映する機会も設けたいです(キャンプに映像を持ってきてください)。

私たちのキャンプは8月6日、9日、広島と長崎への原爆投下の日に合わせて設定されています。このため、この場を、原爆で非常に多くの人々が亡くなったことに思いを馳せるとともに、核戦争の危険性を強く訴える機会にもしたいと考えています。

私たちは反核のワークショップ、レクチャー、ディスカッションのためのサポートを必要としています。核の問題に関するどなたのワークショップやプレゼンの申し出も歓迎します。
私たちはたくさんの参加者が反核の闘いやそれぞれの地域の核政策について語ってくださることを望んでいます。加えて、共同抗議行動の日(みんなで核関連工場へ抗議行動を行う日)を成功させるためのサポートも求めています。

キャンプ生活を送る上で必要なインフラとして、オリーブ畑の中にコンポストトイレ、ソーラーシャワー、キッチンなどを作ります。ワークショップやプレゼンでは、スペイン語、フランス語、英語などでのウィスパリング通訳(ノンプロでの)を準備したいと思っています。そのためにはあなたの力が必要です。

キャンプサイトは地中海のナルボンヌからわずか10キロ内の愛らしいフィールドです。しかしながらこの場所では小さな樹がわずかに日光を遮るだけなので、暑さと乾燥状態が懸念材料であり、山火事の危険性も大きくあります。このため私たちは責任をもって行動し火事の危険性を最小限にする必要があります。日除けの傘や、もし可能であれば消火器を持ってきてもらうことも、キャンプ準備をサポートする方法の一つです。

参加費について:サマーキャンプ参加者には毎日の食事、水、その他の費用がかかります。一日当たりの額については、今後の招待状でお知らせします。財政的に困難な場合は、費用の減額を申し出ることができます。もしヨーロッパの国々から来られるのであれば、飛行機を使用しないことをお勧めします。

テント、寝袋、音楽、楽器、あなたの持ち芸などをキャンプに持ってきてください。大きなテントやタープなどを持っている場合は、その旨お知らせいただければ幸いです。下記の連絡先をご覧ください。

より快適な宿泊をお望みの場合は、以下のナルボンヌの観光情報サイトで調べてみてください。この地域は夏には観光客がたくさん押し寄せますので、こうした宿泊施設に宿泊したい場合は、早めに予約しましょう。後日、宿泊可能な施設のリストをご提供できると思います。

どうかあなたのネットワークに反核国際サマーキャンプ2018をつなげてください。

これは最初のお知らせです。より具体的なプログラムや諸注意、周辺情報などをこれからの数か月のうちにお知らせします。

キャンプにご興味がある場合、もしくはサポートいただける場合は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
camp2018 AT nuclear-heritage DOT net(「AT」を「@」に、「DOT」を「.」に変えて下さい)

キャンプへの参加登録をされる場合は、参加者と参加期日を記して以下のメールアドレスにお送りください。
camp-registration AT nuclear-heritage DOT net(「AT」を「@」に、「DOT」を「.」に変えて下さい) 

反核サマーキャンプ主催者から連帯を込めて!

【ナルボンヌ―マルベシのオラノ社(旧アレバ社)について】
ナルボンヌ―マルベシにあるウラン転換工場(ナルボンヌ市街地から 3 キロ)は今後何年にもわたって、21,000トン/年のウランを四フッ化ウラン(UF4)に処理・転換することになっています。いわゆるイエローケーキ(ウラン鉱石の濃縮物)の精製です。
オラノ社は放射性廃液を「クリーン」な処理で気化して大気中に放出することでもお金を稼ごうとしています。この処理技術を他社にも売りつけようとしています。オラノ社は今後40年、あるいはそれ以上に渡って350,000立法メートルの放射性廃液からなる放射性ガスを放出する許可を得ています。動植物や人類の生態へのリスクは大変深刻です。

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