富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

Vistaの寿命とXPの延命

2011年12月13日 | パソコン

時折、間尺に合わないことが起こります。

今更ながらに振り返ると、それまでのパソコンをより身近に引き寄せたWindows95が1994年に登場して、
以来、家庭にパソコンが普及し、Windows(ウィンドウズ)95やの98、98SE、Me(ミィー)と次々に姿を変えて
その折々に多くのユーザがパソコンを買い換えたものでした。
中でも2001年に登場したWindowsXPは、画期的で使い勝手の向上は目を見はり、
いまだにWindowsの シェアの半分近くを占めています。
ただ、技術の進歩や、機器の進化は時を待たず、XPで実現できる限界が見えてきて
それを見越して、およそ5年前の2007年1月 次世代を担うといううたい文句でWindowsVISTA(ビスタ)が発売されたのです。

がしかし、この未来を指向したはずのOSは、すこぶる評判が悪く、余計なお節介な機能のため、
実際使うにつれて重くなり奇をてらって、いろんなことを変えすぎたせいか、使い勝手は向上するどころか混乱を招く結果となり、
あげくに多くのバグ(穴)を持つ欠陥商品のように扱われて、結果としてユーザーの多くの支持を得ることはありませんでした。
ちょうどこの時期にパソコンの買い換え時期にあったヒトは、ある種の貧乏くじを引かされたような憂き目にあったようにさえ思います。
その証拠にMicrosoftは、発売間もないクレームだらけのVISTAを見放したように早々とWindows7を世に送り出し
もうすぐ、Windows8も売りに出すなどと宣言しています。
確かにWindows7はVISTAの失敗から多くの改善がなされ、
買い換えを迷ったあげくやむなくWindows7に乗り換えた僕自身も使い勝手については、ある程度の満足感を得ることができています。

実は割に合わない話というのは・・・・

ある程度の方がご存じだと思いますが、WindowsXPの公式サポートは延長期限の2014年に終わるとされています。
正確にいうとXPのSP3(サービスパック3)に限っての話で、XPであってもSP2以前のバージョンは
とっくにサポートが終わっています。
マイコンピュータを右クリックして「プロパティ」を開いてみて、XPのバージョンがSP3になっていないヒトは
ともかく「WindowsUpdate」でもして、とっととSP3にバージョンアップするのは必定です。
さて、VISTAはどうなんでしょう・・・
実はVistaの寿命は来年の4月もって、サポートが終わってしまうのです。
個人向けを含むメインストリームサポート呼ばれているもので、
正確に言えば個人向けのVISTAのサポートが終了し、会社などのVISTA BISINESS(ビジネス)というバージョンについてのみ
企業向けのサポートが2017年まで維持される運びになっています。
このサポート終了以降は様々なバグやセキュリティホールなどの 問題を解決する更新プログラムが提供されずに、
たとえセキュリティソフトを入れたとしても おそらくソフト自体が機能せず、ノーガードの状態になりネットにつなぐことは大変危険で、
それどころか、 セキュリティのない状態でオンラインしてしまうのは、多くの人にたいして、迷惑この上ない話なのです。
したがって、VISTAのユーザはパソコンを使い続けるためには、Windows7への移行を余儀なくされます。
わずか5年前に登場しながら、XPよりも先に寿命がつきることになったVISTA
わざわざXPからVISTAに買い換えたヒトなどにとっては、何とも割に合わない話です。
またWindows7に移行と言っても、実は現行の機種がある程度古いものだと
ただOSを買ってきて、グレードアップできるかというとそれほど、かんたんではありません。
持ってる機種の能力によっては、パソコン自体を買い換えざるを得ないケースも大いにあり得るのです。
Windows7はむしろ現行のXPSP3の方が相性がいいとさえ思えるくらいなのです。

そもそもユーザーが悪いわけではありません。
元はといえば、不完全なVISTAを発売したMicrosoftにあり、これからはVISTAですなどと
よくわかりもしない勉強不足な電気屋が、無責任に売りつけたことに端を発しています。

こんな身勝手が許されてええもんやろかね・・・・
だからこそ、慌ててパソコン買い換えずに、これからは「スマートフォン」の時代が必ず来ます。
僕ならいっそスマートフォンをオススメしたいですね・・・スマホだってなれれば
パソコンなみにできることもあるし、むしろパソコンにはできないことをたくさん持ってるし
何よりどこでも持ち運べるし・・・・
Windowsのパソコンじゃない選択肢をもって、スマートに対抗しましょう。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
windowsさらば (Unknown)
2011-12-14 08:09:30
当方はVISTAですが、サポート終了後はUbuntuにします。
もっと軽いのであれば、xubuntu,lubuntu,Linux Mintなどがあります。
Ubuntuは、コミュニティによって開発されている、Linuxベースのオペレーティングシステムです。ラップトップ、デスクトップ、そしてサーバに利用することができます。このOSには、Webブラウザ、プレゼンテーション作成、文書作成、表計算、インスタントメッセンジャー、その他多くのあらゆるアプリケーションが含まれています。
参考URL
http://www18.atpages.jp/~mansionlaw/index.php?FrontPage
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それも選択肢ですね (tom)
2011-12-14 22:26:07
Linuxというのも選択肢だと思いますが
ごく一般的な「フツウ」を旨とするユーザーにはなかなか
高いハードルかもしれません。
けどもこの先どう変わっていくか
全くわからないところもあり
さっさと商業ベースにのせられて
買い換えに走ってしまうのは
この際賢明だとはいえません。
いろんな選択肢を考慮にいれて、考えたいとおもいます。
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