ぼちぼち日記

大切な日々のこと

入園のプレゼント

2010-07-05 20:39:52 | 娘と読んだ絵本のこと
 

「遅くなりましたが、ちゃんに、入園のお祝いです。」
友人から、そう書かれた手紙と一緒に届いたのは、なんと、「ヘビ」でした
前の日に、「びっくりするから、ダンボールを開けたら、必ず、小さな包みから開けるように」と
メールが来ていたので、気になる、丸い・大きな包みを開けるのを我慢して、小さな包みを開けました。
そこに入っていたのは、この絵本。

『へびのクリクター』トミー・ウンゲラー 中野完二 訳

この絵本、表紙だけは知っていましたが、なぜか、開けたことがありませんでした。

物語の舞台はフランス。
ルイーズ・ボトという夫人のところに、ブラジルで爬虫類を研究している息子さんから誕生日プレゼント
が送られるところから、物語は始まります。
愛すべき、ヘビの物語。

物語の最初、自転車にのった郵便やさんが担いでくるのは、こんなプレゼントの箱。

 (届いたときには、ちゃんと、挿絵通りに紐で結ばれていました)

箱も、手作り 宛名も、挿絵と同じように貼ってあります。
かわいい~ すてき~

でも・・・・困ったことに、娘は、爬虫類が苦手
以前、動物園の爬虫類館に連れて行って以来、ワニとヘビは、大嫌いなのです。
むむむ~
案の定、絵本を読んだ後に、包みを開けようとしたら、「いやーっ!」と絶叫した娘さん
なだめすかして、ようやく、ようやく開けました。
開けてみたら、これまたビックリ 長い、長ーい、長すぎるーっ

「いくらなんでも、長すぎだろっ
心の中で、友だちに、大笑いしながらツッコミ入れて、この不思議で楽しいプレゼントを楽しみました。
娘も、引きずって歩いたり、ミルクをあげたりしているうちに、なんとなく、このヘビのクリクターが
気に入ってきたようでした。

先日、買い物に出かけたときに、二階の窓の鍵をしめてこなかった!と、大慌てしたら、
娘さん、一言。
「大丈夫。クリクターがいるから。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
そうです。クリクターは、泥棒を退治してくれる、偉いヘビなのでした。

ちなみに、誰より一番喜んだのは、息子で、腰に巻きつけたりして楽しんでいました。
娘ったら、「ヘビは嫌。」なんて言っていたくせに、お兄ちゃんにとられるのは、もっと嫌らしく、
このときばかりは、「私のなの」と、クリクターの両端を引っ張りっこして大喧嘩。
クリクターが部屋にいる風景は、1日1日と、我が家に馴染んできているようです ふふふ。
(馴染みすぎて、昨日、クリクターで縄跳びしてました・・・が)

友人からの楽しいプレゼント。
実は、我が家には、この友人が息子に作ってくれた「ぐりとぐら」もあるのです。
(最近は、ぐりとぐらの作り方の本が出ていますが、友人の作品が、一番似ていると思います)
こんな風に、絵本の世界を楽しめる娘は、本当に幸せだなあ
それにしても、こんな楽しい「入園祝い」ってあるかしら。
私の友達って、愉快な人ばっかりだなあ。あはは~
みなさん、いつも、いつも、楽しませてくれて、ありがとう