ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

カタツムリ・浄化作用、食器洗い  アイデア三題噺 16

2018-05-29 15:33:17 | 日記
 
 洗剤のテレビコマーシャルが、お昼に流れています。リズミカルで楽しいものです。久しぶりに食器を洗ったのですが、水を多く使い、洗剤も使い、手も使うという手間暇に少し苦労しました。食器洗い機を買えば済むのかなとも考えてしまいました。でも、良く考えると洗剤の材料にはいろいろな化学物質が含まれています。化学物質の使用は、地球の浄化能力を考慮すると減らした方が良いようです。食器洗い機にも、専用の洗剤もあるようです。
 そこで、地球に優しい食器洗いの方法を考えてみました。カタツムリの殻は少しくらいゴミが付いていても、雨の日に出歩けばたちまち綺麗になります。水洗いをするだけできれいになる構造をしているのです。この性質を利用して、雨が降れば汚れが落ちる外壁を作った企業もあるようです。特に、高層建築では一定の美観が求められます。その求めに、この汚れない外壁は貢献しているのです。この性質を食器洗いに利用できないかと考えたわけです。要は、洗いやすい食器を開発し、食器洗いの負担を少なくする工夫を編み出したことになります。
 食器に、汚れが落ちるカタツムリの機能を付加します。カタツムリの殻には、極めて細かいミクロの溝が刻まれています。このミクロの溝には、水があるのです。汚れの原因であるゴミはカタツムリの殻には付着せずに、溝の水に付着することになります。そのために、雨が降ると水の上にあるゴミは、簡単に流されてしまうという仕掛けなのです。この仕掛けは、カタツムリが太古の時代から現代に至るまで持ち続けてものです。食器にこの溝を付けておけば、いつも簡単に皿洗いができるようになります。洗剤を使わずに、なおかつ節水を実現する優れものになるでしょう。漆の食器にこの溝をつくることができれば、高級感溢れた食器が手軽に洗えるようになるかもしれません。
 



月額10万円の老人ホームプロジェクト スモールアイデア NO144

2018-05-29 15:22:07 | 日記
  
 「里山資本主義」という本を読んだとき、衝撃を受けました。毎年4万トンを排出する木くずを廃棄するためのお金が、2億4千万円かかっていたということでした。経営者の方は、10億円でバイオマス発電施設を作り、年間4億円の利益を上げることに成功しました。2年半で、減価償却をしたのです。以後は、4万トンの廃棄物が、宝の山になったというお話でした。無駄と思われていたものが、視点を変えると利益を生み出すものに変わります。そして、継続的に利益を生みだしているのです。地域から財源を持ち出すことなく、他の地域から利益引き寄せ地域を豊かにする仕組みのすばらしさを見せて頂きました。
 そこで、「無駄」とか「余ったもの」が利益を生み出すものに変える案を考えてみました。過疎地の老人ホームで、豊かに暮らすプロジェクトを立ち上げてみました。有料老人ホームは、平均で入居するときの費用が350万円で、月額利用が20万円ということです。もう一つの見方は、平均より高い施設を望む人が多いために、ならすと実際はもっと少ない額になるというものです。この場合、中央値を使います。これですと入居時費用が18万円で、月額利用17万円になります。実際、このお金を払える人は、少ないと思われます。、「無駄」とか「余ったもの」を利用して、入居時費用を10万円で、月額利用10万円程度に抑えた運営を考えてみました。離農が増えて、未耕作地は90万㌶を超えています。山林は、それ以上の割合で持ち主が分からない状況です。団塊の世代で生まれた人は260万人で、現在生まれる子どもは100万人です。260万人が通った小中学校は、どんどん廃校になっています。
 過疎に悩む村の村長さんが、有料老人ホームプロジェクトを立ち上げるのです。廃校になった小学校を、老人ホームにリフォームします。土地代や建築費は、ごくわずかになります。健康の方を優先的に受け入れます。加齢により介護状態は悪化していきます。そこで、要介護2のレベルの方まで月10万円で受け入れるようにします。学校のまわりの農地を利用して、自分たちの食べ物を自給自足に近い形に持っていきます。農地の利用は、無料です。小学校には、給食施設があります。そこの施設をつかって、自分たちで調理をいていきます。まわりの山林から、枝落としの木材や間伐材を無料で集めてきます。それを燃料にして、調理を行い、お風呂を沸かし、さらに集中暖房をするわけです。
 健康で老人ホームに入り、できることを行って、支出をできるだけ抑えるホーム生活をします。食材と燃料を50%程度まで自給すれば、月10万円の快適老人ホームの生活が可能になるでしょう。元気に働く介護施設の光景を見てみたいものです。