ファンタジアランドのアイデア

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鳥と楽しく過ごす スモールアイデア NO 137

2018-05-18 15:48:39 | 日記

 鳥類のペットは、猫、犬、魚の次に多いということです。鳥が恐竜の子孫であることが明確になってきました。子ども達は、恐竜に強い関心を持っているようです。鳥の特徴や行動様式から、恐竜の特徴を理解しようとする子ども達もいるようです。恐竜ブームは、鳥への関心を高めていくことでしょう。でも、その鳥の実態がいまいち分からないこともあるのです。
 そこで、鳥の病気の観点から鳥を眺めてみました。以前、鳥インフルエンザが、話題になったことがあります。鳥から人間への感染には、高い壁があります。鳥も人間も恒温動物です。体温が、どちらも一定です。でも、鳥の体温が人間より高いのです。鳥インフルエンザのウイルスは、高温で増殖します。人間の体温では、繁殖しにくいのです。この温度差が、鳥インフルエンザの流行を人間に波及しないように抑えていた要因になっていたわけです。蛇足ですが、このインフルエンザウイルスの種にも徐々に人間の体温でも繁殖するものが出現すると考えられています。人間側の備えが必要になっているかもしれません。鳥は高温という性質だけでなく、血圧の高い生き物でもあります。鳥の心臓や血管は、高い血圧にも耐えられるように強く柔軟な構造になっています。
 鳥と暮らしている愛鳥家は、鳥が感情を持っていると確信する方もいます。インコなどは、安心安全な環境におかれると、野生では見られない仕草を行うようになります。人間に慣れやすい鳥が、人間と暮らし始めると、感情豊かな仕草を多く見せるようになるわけです。鳥にも心があり、長い間の進化に合わせて変化をさせてきました。人間と親密な接触をする中で、鳥のもともと持っていた隠れた部分が好ましい形で現れてくるのかもしれません。その愛らしい鳥が、突然亡くなってしまうことがあります。脂肪分の高いエサを常に与えていると、高脂血症や動脈硬化に陥ってしまうのです。いくら柔軟で強い心臓や血管を持っているといっても、やはり限界があります。動脈硬化などが進行し、大動脈の破裂や心筋梗塞が、鳥にも起きるのです。近年、高血圧症が進んだ鳥で、脳疾患や心臓疾患という突然死が増えてきているのです。蛇足ですが、鳥たちの高血圧症を軽減させるエサの開発は、一つのビジネスになるかもしれません。
 余談ですが、運動量の激しい中型犬は、多くのカロリーを摂取します。かなりの散歩をしないと、肥満になってしまいます。トイプードルとチワワは、心臓の弁に異常が起きやすい犬種です。小型犬は、心臓病になりやすい傾向があります。多くの犬は、高齢になると僧帽弁閉鎖不全症という心臓病にかかるようです。ペットと生活をしていれば、このような症状に関心を持つようになります。鳥の突然死を軽減する医療体制が求められていますます。ペットブームが進むにつれて、ペット向けの医療が進歩しています。優れた動物病院も出てきています。動物病院の業界が成熟してくれば、分業化や連携が進み効率的で効果の高い医療が可能になりつつあります。愛鳥家の方にも、鳥との楽しい生活を過ごす環境が整いつつあるということです。