「「へび呼ロイド??」」
違和感を感じて振り返るアヅチ&マツバ。
そこにはぶつぶつと呟くへび呼ロイド。
「おいら、これ以上、あうあう」
「でも、アヅチとマツバは今まで一緒に」
「だって同僚達が、たすけてって、
なのに、生姜焼き弁当を」
「まずは落ち着いて、話し合ってから」
「それじゃあ、いつになるか」
「お、おい、へび呼ロイド?」
「どうしたの?」
きゅいーん、と淡く光り出すへび呼ロイド。
「一体何がどうなっているんだ!??」
「眩しい!!!?」
次第にその光は強くなり、
そして、そして!!!
ぽーん、と現れる。
「へび呼ぉおおおおお!!!!」
もひとつ、どっこい。
「コロイドぉおおおお!!!!」
「「えええええええ!????」」
「……今回はオイラ達分かり合えないみたいキコ」
へび呼ロイドの風船部分が悲しげに呟く。
「待てと言っても、待つ気はないと言う事キコ!?」
へび呼ロイドのへび部分が確認する様に問いかける。
見つめ合う風船とへび。
「「方向性の違いキコ!!!!」」
風船部分がアヅチとマツバを見つめる。
「ここまでありがとう2人とも。
おいら、今すぐ同僚を助けなきゃ。
行くキコ!!!!!」
去り際に一筋の涙をきらめかせ
風船部分(コロイドといわれた方)が
ひゅーん、と飛んでいく。
そして、残されたへび(へび呼といわれた方)が
申し訳無さそうに2人を見つめる。
「ごめん、止められなかったキコ」
「あ」
「はい」
………。
…………。
……………。
ええ?
今まで一匹だと思っていた生き物が
実は二匹だった。
飛んでいってしまった方。
コロイド?を追いかけた方が良いのでは、と
思いもするけれど。
「ちょ!!タイム。
考える時間を頂戴!!!」
「ちょっと頭の中整理するから」
へび呼ロイドは
へび呼+コロイドだった。
「う、うーん???」
「考えるな、感じろって事か??」
「どちらにしろ、もうバルーンには追いつけない、
一度スネークと共に宿に戻ったらどうだ?」
居たのか、忘れていたぜトウノが声をかける。
「………そうね、お宿に」
「ちょっと色々整理したいな」
「戻るのだろう、民泊に。
我が家の宿ではない、民泊に」
トウノ、まだちょっと根に持っている。
「ああ、民泊、うん?」
あれ?と顔を見合わせるアヅチとマツバ。
2人は残されたへび呼に視線を送る。
「ええっと、へび呼?」
「なにキコ?」
「民泊に戻る訳なんだけれど」
「もちろん、2人が言いたい事は分かるキコ」
頷くへび呼。
「お財布はコロイドが持っていたから、
おいら今、一文無しだよキコオオオオオオお!!!!」
「「また、この展開!!!!!!」」
事件は、いつも、そう
谷一族の村で。
NEXT
違和感を感じて振り返るアヅチ&マツバ。
そこにはぶつぶつと呟くへび呼ロイド。
「おいら、これ以上、あうあう」
「でも、アヅチとマツバは今まで一緒に」
「だって同僚達が、たすけてって、
なのに、生姜焼き弁当を」
「まずは落ち着いて、話し合ってから」
「それじゃあ、いつになるか」
「お、おい、へび呼ロイド?」
「どうしたの?」
きゅいーん、と淡く光り出すへび呼ロイド。
「一体何がどうなっているんだ!??」
「眩しい!!!?」
次第にその光は強くなり、
そして、そして!!!
ぽーん、と現れる。
「へび呼ぉおおおおお!!!!」
もひとつ、どっこい。
「コロイドぉおおおお!!!!」
「「えええええええ!????」」
「……今回はオイラ達分かり合えないみたいキコ」
へび呼ロイドの風船部分が悲しげに呟く。
「待てと言っても、待つ気はないと言う事キコ!?」
へび呼ロイドのへび部分が確認する様に問いかける。
見つめ合う風船とへび。
「「方向性の違いキコ!!!!」」
風船部分がアヅチとマツバを見つめる。
「ここまでありがとう2人とも。
おいら、今すぐ同僚を助けなきゃ。
行くキコ!!!!!」
去り際に一筋の涙をきらめかせ
風船部分(コロイドといわれた方)が
ひゅーん、と飛んでいく。
そして、残されたへび(へび呼といわれた方)が
申し訳無さそうに2人を見つめる。
「ごめん、止められなかったキコ」
「あ」
「はい」
………。
…………。
……………。
ええ?
今まで一匹だと思っていた生き物が
実は二匹だった。
飛んでいってしまった方。
コロイド?を追いかけた方が良いのでは、と
思いもするけれど。
「ちょ!!タイム。
考える時間を頂戴!!!」
「ちょっと頭の中整理するから」
へび呼ロイドは
へび呼+コロイドだった。
「う、うーん???」
「考えるな、感じろって事か??」
「どちらにしろ、もうバルーンには追いつけない、
一度スネークと共に宿に戻ったらどうだ?」
居たのか、忘れていたぜトウノが声をかける。
「………そうね、お宿に」
「ちょっと色々整理したいな」
「戻るのだろう、民泊に。
我が家の宿ではない、民泊に」
トウノ、まだちょっと根に持っている。
「ああ、民泊、うん?」
あれ?と顔を見合わせるアヅチとマツバ。
2人は残されたへび呼に視線を送る。
「ええっと、へび呼?」
「なにキコ?」
「民泊に戻る訳なんだけれど」
「もちろん、2人が言いたい事は分かるキコ」
頷くへび呼。
「お財布はコロイドが持っていたから、
おいら今、一文無しだよキコオオオオオオお!!!!」
「「また、この展開!!!!!!」」
事件は、いつも、そう
谷一族の村で。
NEXT