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現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

「続・夢幻章伝」118

2022年06月14日 | 物語「続・夢幻章伝」
「やあ」

「・・・・・・」
「・・・・・・」

「兄さん!! なんで砂一族と一緒にいるの!?」

タツキはアマキに飛び掛かる(?)

「そこで会ったから」
「砂一族と、そんなちょいと感!!」

マツバ・タツキ・トキ・ヨシ+ほか砂一族数名

アマキとフワ合流。

「こっちもずいぶんと忙しそうだね」
「本当、ごっちゃごちゃ♪」

フワはちらりとヨシを見る。

「ヨシぃ、どういう状況なの、これw」
「フワお姉さまったら♪ あちらのお嬢様がずばり宗主のむっすこ、もとい、お嬢様なんですぅ」
「と、云いますと?」

「髪色違いのあの有名なむっすこ殿が影武者で、こちらのお嬢様がホンモノ」
「採用」

「採用!!?」

マツバの一言に、フワは衝撃の振り返り。

え、わかんない
だって、あのひと、前作で南一族とゆかいな仲間たち的な感じで登場してたよね

「東一族だった???」

「ええ、つまりは今日から、本物の東一族宗主の娘」

本当ダメだって、マツバ。

「ねえ、フワお姉さま! 私(わたくし)たち本日、宗主の血筋の方を誘拐するために出たんですもんねぇ」

えっ、

それなら、こっち!?
え、どっち??

フワはやっぱり状況が呑み込めない。

「さあ、トキ! お嬢様をこちらへ!」
「いやよ。私はそう簡単に、砂一族の村へ行かない」

って云うセリフも、みこし?の上でどどーーんって云うマツバ。

「行くんだよね、姉さん! 砂一族の村に!?」

トキはたじろぎ

「そう云うならここで交戦?」

タツキは武器を構え

「もう帰ってもいい?」

帰りたい、アマキ。

「あ、うん。私も帰りたい」

フワは巻き込まれるの面倒くさいやつ。

「人類はみな兄弟です」

意味深な言葉でヨシが云う。

「まず、私とトキが人類みな兄弟なのです」
「云うなってぇええ!!!」
「と、見せかけた、フワお姉さまも人類みな兄弟なのです」
「砂一族は混血が多いけどさ!東と兄弟ってのだけはやめて!!」
「アマキくんは云うても、人類みな兄弟なのです」
「親のことは云ったらダメ」
「そして、俺は大丈夫だろう、と思ったそこのあなた(タツキ)も人類みな兄弟なのです」
「さかのぼるな!!」

本当にすごいんだよ、家系図が(by TOBA)

「とりあえずは、豪華な御車を準備してくれたら、考えてあげようじゃない」

行くんだよね、だから!
砂一族の村に!
スタンプラリーに!!

「考えて、・・・あげようじゃない!!」

「はわわ。めっちゃためたね、姉さん!」

「交戦ご希望なら、やってあげますわ」
「余計なことやめて、ヨシ!」
「でも、お姉さま、御車を準備するなんて、とても不可能だわ」
「このままわっしょいで行けばいいじゃない」
「ええ。ご飯がなければ、お菓子を食べればいいじゃない」
「何云ってるのよぉ!」
「みんなで行けばいいじゃない」
「絶対ヤダ」

わっかまつぅう!
ドンドンドン!!
わっかまつぅううう!!
ドンドンドン!!

「そういや、へび呼ロイドもいないね」

わっかまつぅう!
ドンドンドン!!
わっかまつぅううう!!
ドンドンドン!!



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