「えぇえ、あんた何!? まだいたの!!?」
云いながらも、彼女は桶に水を汲む。
慌てている。
「早く山一族の村に行くか、山を下りたがいいわよ!」
「そう」
「獣が出るからね!」
彼女はそのまま、走り出す。
やばい。
やっばい。
私の植物ちゃん。1日1回午後の肥料やり、大切!
てか
水汲み、水がめいっぱいにしておかなきゃいけなかったの
ばれませんように。
そして、何だ。
さっきのあれは。
どの一族?
ん?
よくよく考えたら、
あの位置
私の横で寝ていた・・・??
「・・・・・・」
まじか。
彼女は適当に水がめに水を流し込む。
すぐに、村はずれに出て、自分の畑へ。
「はあ、お待たせ。植物ちゃん」
せっせと肥料を与える。
自分の育てた植物の何てかわいいこと!
「大きくなって~、素敵な成分を~」
彼女は歌う。
「おい!!」
と、彼女の畑に桶が投げ込まれる。
彼女の足に転がってくる。
「いい加減にしろ!」
彼女は顔を上げる。
この声は、・・・判っている。
「イ」 の者。
「お前は、水がめもいっぱいに出来ないのか!」
ずかずかと、彼女の畑に入ってくる。
そこに、何もないかのように植物を踏む。
「こんなことも出来ないとは!」
「あぁあ、ちょっと!」
「汚い畑を耕している場合か!」
「踏まないでよ!」
「このっっ!」
「イ」の者は、彼女を叩く。
「いい加減にしろと云っている! 一族を追い出すぞ!」
もう一度、桶を投げる。
「水汲みぐらい、ちゃんとやれ!!」
「水汲みじゃなくたって、私も占いぐらい出来る!」
「「ハ」は黙れ!」
「イ」 のものは、植物を踏む。
そのまま、立ち去る。
彼女は誰もいなくなった畑で、首を振る。
辺りはすでに暗い。
それでも、畑の手入れを再開する。
NEXT
云いながらも、彼女は桶に水を汲む。
慌てている。
「早く山一族の村に行くか、山を下りたがいいわよ!」
「そう」
「獣が出るからね!」
彼女はそのまま、走り出す。
やばい。
やっばい。
私の植物ちゃん。1日1回午後の肥料やり、大切!
てか
水汲み、水がめいっぱいにしておかなきゃいけなかったの
ばれませんように。
そして、何だ。
さっきのあれは。
どの一族?
ん?
よくよく考えたら、
あの位置
私の横で寝ていた・・・??
「・・・・・・」
まじか。
彼女は適当に水がめに水を流し込む。
すぐに、村はずれに出て、自分の畑へ。
「はあ、お待たせ。植物ちゃん」
せっせと肥料を与える。
自分の育てた植物の何てかわいいこと!
「大きくなって~、素敵な成分を~」
彼女は歌う。
「おい!!」
と、彼女の畑に桶が投げ込まれる。
彼女の足に転がってくる。
「いい加減にしろ!」
彼女は顔を上げる。
この声は、・・・判っている。
「イ」 の者。
「お前は、水がめもいっぱいに出来ないのか!」
ずかずかと、彼女の畑に入ってくる。
そこに、何もないかのように植物を踏む。
「こんなことも出来ないとは!」
「あぁあ、ちょっと!」
「汚い畑を耕している場合か!」
「踏まないでよ!」
「このっっ!」
「イ」の者は、彼女を叩く。
「いい加減にしろと云っている! 一族を追い出すぞ!」
もう一度、桶を投げる。
「水汲みぐらい、ちゃんとやれ!!」
「水汲みじゃなくたって、私も占いぐらい出来る!」
「「ハ」は黙れ!」
「イ」 のものは、植物を踏む。
そのまま、立ち去る。
彼女は誰もいなくなった畑で、首を振る。
辺りはすでに暗い。
それでも、畑の手入れを再開する。
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