先日の子どもとわたしの会話。。。
「おぼんってなに?」
「お盆っていうのは死んじゃった人とかが帰ってくるの」
「どこに?」
「たぶんその人が住んでた家とかかなー。
お隣さんもオオハシさんが今年亡くなったでしょ。
きっと畑や田んぼを見に来てるよ。
おばあちゃんやサホちゃんたち(お孫さん)がどうしてるか見たいもんね」
「えーっ!大橋さん帰って来るの!やったー!!」
「ええっと、オオハシさんがそのまま帰ってくるってことじゃないの。
姿がちょっと見えないけど帰ってくるの。」
「見えないの?オバケみたいに?」
「う~ん、オバケとは違うんだけど。でも姿が見える人もいるかなあ」
「目がいいヒト?」
「う~~ん。目がいいヒトかあ。そうかもね」
「うちにもオオハシさん来る?」
「来るかもね。近所だし。みんな元気かなーって」
「そうだね。見に来るね。近いもん」
子どもが「亡くなった人がそのままのすがたで帰ってくる」ってことを言い出したときは
ちょっとビックリした。そんなにわかってないのか、と。
でも涙が出た。ほんとに帰って来てくれたら、そりゃやったー!だね。
田舎のお盆はとてもにぎやかだ。
こっち側の人もあちらに行った人も帰ってくる。
もてなしのごちそうがどこの家にも並ぶだろうな。
真っ白いTシャツを着て新しいタオルを頭に巻き
新品の軍手をつけておじいさんと農作業してるのは、ふだん町に暮らす息子さんだろうな。
そんな風景を横目にふだんどおりの生活をする我が家でした。
認識して自分の中で理解するようになるんだろうね。
自分はどうだったのかなぁと思い返しても
あんまりはっきり思い出せないなぁ。
きっとお隣のおじいちゃんもニコニコしながら
こっそりちまさん家を覗きにくるよね。
すごい祭りのにぎわいだったからご主人も車が大変だったでしょう。
福岡の祭りはどうだったかな?来年は演奏聴きに行くね!
「しぬ」ってひとによってきっとだいぶちがうんだろうね。
身近なひとが亡くなるとか大事なペットがいなくなるとか
そういう体験を重ねないとわかりにくいし。
自分がいつかこの世からなくなることを思って急にこわくなるっていうのはいつだっただろう。
おさないころ思ってた事、だれかもっとおしえてくれ~!って思うけど自分しかいないんだもんね。