ここ数ヶ月、チイが調子が悪い。
年齢もあるけれど鼻の奥になにかできてるみたいで
ずびーずびーと空気の通りが悪そうな音をたてている。
「ずずーぴぴー」
鼻血も出るときがあるので、あんまりひどいと病院につれていく。
ここ一年通い始めた動物病院の先生がまた個性ある人で。
一見ちょいわるオヤジ。
でも持ち込まれるケガをした野生動物を手当てしてから放ったり
小学校で「命の授業」をおこなって子どもたちに子猫の心音を直に聞かせたりしている。
診察も丁寧でうちのご長寿猫に「がんばっとるねえ」と声かけしたりして。
先日おとうちゃんが病院に連れて行ったときのこと。
先生「栄養をつけなきゃダメだな。刺身とかいいね」
夫「刺身・・・うちは刺身を食べる習慣があまりないんですが(経済的にも)」
先生「ニンゲンはいいんだよ、メザシでも食べときゃあ。猫に刺身あげてニンゲンはメザシ」
これをきいてどう思うかはひとそれぞれだろうけど、
うちのおとうちゃんはこの先生の一言が気に入ったらしい。
ふつう言わないしね。
その帰りにおとうちゃん、ホームセンターやスーパーでいろんなもの買って来た。
刺身じゃないけど、イワシだけど、愛です。