チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

土壁の色と電球の色

2006年10月11日 | 廃材利用
        

 夕方玄関わきのスイッチをつけると、はだか電球のオレンジを帯びた光がぽんわり灯る。壁は荒壁土と黄土を入れた漆喰の2トンカラーでしあげてあって、その電球のあかりがやわらかく反射する。
 むかしの家はどこもこんなカンジだったんじゃないかな。
うす暗くなった道を家に向かって歩いていると、
よその家の窓がオレンジ色してて、それがあったかそうで。
今はだいたい蛍光灯になっちゃったから、オレンジ色の光が漏れてるっていうと風呂場かトイレか。

この電球のあかりの色ってとってもモノをきれいに映してくれる。
実家の両親はうちにくると薄暗い、目が悪くなる、とか文句タラタラだけど、明るすぎても目は悪くなるんだよ。
谷崎も言ってるじゃないか、トイレの薄明かりがいいんだよ。

 今度、この碍子を使いたいな。
             知人からもらったもの。




今日のおまけ
これは常滑に住んでる時に粗大ゴミから拾って来たガスオーブン。けっこう大きい。これも昔の家にはあった気がする。それでなかなか使われなくてしまわれてたりして。
どうもそういう扱いだったらしくきれいなまま捨ててあった。
ただ火力調節が壊れててできない。近所のガス屋さんに聞いたら「こんな古いものは部品もないし直せない」と言われてしまった。
ちなみに天板はホウロウで、真っ白。洗いやすいです。