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さいたま市立浦和中学校

2006-03-11 05:25:19 | 気になる 教育行政

 2月22日(水)、地元埼玉新聞1面に、平成19年4月開校予定の中高一貫校「さいたま市立浦和中学校」の記事が出ていた。
 この学校は、市立浦和高校(浦和区元町)に併設される中学校で、市立初の中高一貫校。募集人員は市内在住の男女各40人。

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 市立浦和高校はさいたま市内の県立、公立、私立高校の中でトップクラスの志願者を誇る人気校である。その学校に併設される一貫校なのだから、ほっといても、市立浦和中への関心も高くなる。施設設備も県立高校とは桁が違うようだ。でも、本当に興味があるのはカリキュラムである。

 埼玉新聞によれば、特徴的なのは、毎日1時限目に限って実施する60分授業。(それ以外は通常50分)
 この60分授業を20分ずつ3コマに分割、それぞれ別の科目を効果的に教えることになるそうだ。また、年間総授業時数は1020コマと通常980コマよりも年間で4%程度授業が多い。3年間トータルで見れば、無視できない多さである。なお、市立浦和高が平成19年年度から隔週土曜授業を実施するのに併せ、市立浦和中でも希望者に補習授業を行う方針。
 一貫性を重視、専門的学習を可能にするため、選択科目などで高校の教員が教壇に立つことも計画中。。。

 市立浦和高ではカリキュラムや指導法の研究のため、すでに教員を埼玉大学や筑波大学付属駒場中学・高校に派遣して研修させている。これは明らかに高校の教員が中学校で授業をすることを前提に勉強させていることになる。ただ、本来こういうことは中高の連携を考えると、どこの学校でも当たり前のようでできなきゃいけないことなんだと思う。定年まで市立で仕事をする人間がどの程度いるのかはわからないが、将来どこにいてもスゴイ経験をさてもらっていると思う。教師の研修・経験として貴重な時間を与えられていて、正直羨ましい。I envy them.である。
 大変だとかいろいろ漏れ聞こえてくるが、贅沢な悩み ! ! !

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 まあ、どのような学校になるかはわからない。先生たちには申し訳ないが、ちょっときついいい方だけど失敗は許されない学校だ。気の毒な部分もあるけど、いやなら転勤すればいい。
 県立高校教師としても、さいたま市民としても大注目である。

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