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全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

イノベーションは可、ニュートリション、ソリューションは不可なのかな。

2021-11-18 04:00:00 | 気になる 教育行政

 令和4年度開設を目途に、昨年度末(本年3月末)に申請のあった「令和4年度開設予定の公私立大学の学部等の設置認可」等について、8月27日、10月22日に答申が出された。
 答申の結果【可】の大学院の研究科名称、少々変更されているものがある。


【諮問】
 ①長野県立大学大学院(長野県長野市)
  ソーシャル・イノベーション研究科
   ソーシャル・イノベーション専攻(P10)
  ヘルス・ニュートリション研究科
   ヘルス・ニュートリション専攻(M5)

 ②公立小松大学大学院(石川県小松市)
  サステイナブルソリューション研究科
   生産システムソリューション専攻(M15)
   ヘルスケアソリューション専攻(M3)
   グローバルソリューション専攻(M3)

【答申】
 ①長野県立大学大学院(長野県長野市)
  ソーシャル・イノベーション研究科
   ソーシャル・イノベーション専攻(P10)
  健康栄養科学研究科
   健康栄養科学専攻(M5)

 ②公立小松大学大学院(石川県小松市)
  サステイナブル科学研究科
   生産システム科学専攻(M15)
   ヘルスケアシステム科学専攻(M3)
   グローカル文化学専攻(M3)


 カッコ内の募集定員は変更がない。

 二つの大学院の研究科・専攻名称は、どんないきさつで、こうなったのだろう。研究内容は名称変更しても、あまり変わらないのだろうか。そうだとしたら、消えたカタカナ名称は、日本国の大学院で用いるには時期尚早(学問名称、学術名称として認知されていない?)ことになるのだろうか。研究内容が大きく変更なら、そもそも認可は下りないはずだから。

 長野県立大学大学院の「ヘルス・ニュートリション」専攻は、「健康栄養科学」専攻として認可。ヘルス・ニュートリションを研究科名・専攻名で使えなかった。なお、イノベーションは、OKである。
 公立小松大学大学院の「ソリューション」は、研究科名・専攻名が「科学」「システム科学」に変更、認可された。「グローバルソリューション」専攻は、「グローカル文化学」専攻である。門外漢の高校英語科教諭の僕には、グローバルとグローカル(グローバルとローカル)の2語は、「聞こえ」がかなり違う。別々の研究分野ではないだろうか。
 global / glocal... 研究内容が大きく異なるならば、そもそも申請を取り下げなければ【否】をもらうことになる。そうではなく【可】である。これは実態に即した名称に変更したのだと思う。


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