令和4年度開設を目途に、昨年度末(本年3月末)に申請のあった「令和4年度開設予定の公私立大学の学部等の設置認可」等について、8月27日、10月22日に答申が出された。
答申の結果【可】の大学院の研究科名称、少々変更されているものがある。
【諮問】
①長野県立大学大学院(長野県長野市)
ソーシャル・イノベーション研究科
ソーシャル・イノベーション専攻(P10)
ヘルス・ニュートリション研究科
ヘルス・ニュートリション専攻(M5)
②公立小松大学大学院(石川県小松市)
サステイナブルソリューション研究科
生産システムソリューション専攻(M15)
ヘルスケアソリューション専攻(M3)
グローバルソリューション専攻(M3)
【答申】
①長野県立大学大学院(長野県長野市)
ソーシャル・イノベーション研究科
ソーシャル・イノベーション専攻(P10)
健康栄養科学研究科
健康栄養科学専攻(M5)
②公立小松大学大学院(石川県小松市)
サステイナブル科学研究科
生産システム科学専攻(M15)
ヘルスケアシステム科学専攻(M3)
グローカル文化学専攻(M3)
カッコ内の募集定員は変更がない。
二つの大学院の研究科・専攻名称は、どんないきさつで、こうなったのだろう。研究内容は名称変更しても、あまり変わらないのだろうか。そうだとしたら、消えたカタカナ名称は、日本国の大学院で用いるには時期尚早(学問名称、学術名称として認知されていない?)ことになるのだろうか。研究内容が大きく変更なら、そもそも認可は下りないはずだから。
長野県立大学大学院の「ヘルス・ニュートリション」専攻は、「健康栄養科学」専攻として認可。ヘルス・ニュートリションを研究科名・専攻名で使えなかった。なお、イノベーションは、OK?である。
公立小松大学大学院の「ソリューション」は、研究科名・専攻名が「科学」「システム科学」に変更、認可された。「グローバルソリューション」専攻は、「グローカル文化学」専攻である。門外漢の高校英語科教諭の僕には、グローバルとグローカル(グローバルとローカル)の2語は、「聞こえ」がかなり違う。別々の研究分野ではないだろうか。
global / glocal... 研究内容が大きく異なるならば、そもそも申請を取り下げなければ【否】をもらうことになる。そうではなく【可】である。これは実態に即した名称に変更したのだと思う。