テレワーク(telework)とは、勤労形態の一種。情報通信技術(ICT, Information and Communication Technology)を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態のこと。
tele(離れた所)とwork(働く,働き)をあわせた造語。
WFH,在宅勤務(Work From Home)、フレキシブルワークプレイス(flexible work place)、リモートワーク(remote work)とも。
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テレワークということばを最初にブログで取り上げたのは、ずいぶん前のことになる。
第165回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説
(国立国会図書館が保存した2019年1月6日時点のページ)
この演説の中に、以下のように出てくる。:
成長に貢献するイノベーションの創造に向け、医薬、工学、情報技術などの分野ごとに、2025年までを視野に入れた、長期の戦略指針「イノベーション25」を取りまとめ、実行します。自宅での仕事を可能にするテレワーク人口の倍増を目指すなど、世界最高水準の高速インターネット基盤を戦略的にフル活用し、生産性を大幅に向上させます。
僕はブログで、「テレワーク人口」は「在宅勤務者数」でないのかと、批判的に書いている。2006年のことだ。
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コロナウイルス感染症対策として、急速に、かつ、否応なく浸透しつつある「テレワーク」ということば。ほぼ同様の意味で使われる「リモートワーク」もよく耳にする。
何となくの印象だが、働き方を言う場合、テレワークが主流だろう。TV番組等で、ゲストやコメンテーターがスタジオではなく、別の場所(自宅など)から出演することを、「リモートでご出演」等と使い分けているように思う。「テレで」という言い方はまだ聞いたことがない。「リモート(=オンライン)飲み会」は聞いたことがあるが、「テレ飲み会」は、まだ聞いたことがない。
3月25日の「これは、イヤだぁ」で取り上げたことばよりも、テレワーク・リモートワークのほうがいいかな。
【追記】
本日4:00公開の記事で引用した総理大臣国会演説は、第166国会のものでした。本日19:00、第165国会のものに差し替えました。