熊本大(熊本市中央区)が、大学院法曹養成研究科(法科大学院)の学生募集を2016年度から停止する方向で調整に入ったことが(1月)28日、複数の関係者への取材で分かった。(熊本日日新聞1月29日付記事、同紙ウェブサイトによる。)
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2月中頃、ニュース検索をかけたところヒットした。
「募集停止へ」なので、その時点では未確定ということになるが、翌日付で読売と朝日もこの件を取り上げていた。3月までに方向性を決めるとのこと。募集停止決定ということになれば、国立大学として7校目、私立大学とあわせて24校目になる。
制度発足時には74校(2004年68校、’05年6校)を数えた法科大学院。熊本大学法科大学院が募集停止ならば、その数はピーク時のほぼ3分の2になる。制度発足から10年程度で、これだけの数が撤退する。やはり制度設計に問題(難点)があったと言わざるを得ない。
法科大学院(2004年)、教職大学院(2008年)、薬剤師養成学部6年制への移行(2006年)と、いろいろ制度をいじったけど、あんまりぱっとしないような気がする。