ずいぶん前からだが、マンガなどで、現代仮名づかいとは異なる表記が使われている。本来ならば濁点「゛」がつかない平仮名に、濁音をつける表記方法のことだ。
ま゛
あ゛(「い゛」「え゛」「お゛」)もある。
不思議とひらがな+濁点である。
最初のま゛は、ジャイアントロボが命令を聞いたときの「返事」という説があるらしい。
『飛べ、ジャイアントロボ
『ま゛
(ジャイアントロボについては、自分で調べて下さい。)
上に上げた4例は、唖然、呆然、苦痛、困惑等の場面使われている... と思う。
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歴史的仮名づかい(表記法)には、現在使われていないものがある。それは「ゐ」*「ゑ」などだ。これらは現在「い」「え」で置き換えられている。英語の先生である僕は、文字が違う以上、おんも違ったはずだと感じる。「ゐ」「ゑ」が「い」「え」とおんの差が無くなった(「い」「え」吸収・同化された)のだろうと。
日本語の音韻については、国語学者でも、国語の先生でもないので、僕には専門的な知識はない。でも、おんが違ったから、文字が違った。おんが変わった(同じになった)から、使われなくなったと思う。少なくとも使われなくなった理由の1つにはあげられるだろう。
言葉は変化する。発音も表記も両方とも。100年、200年の時間があれば、何かが起こってもおかしくない。濁点のつかない文字に、濁音をつける用法だって、、、ひょっとするかもしれない。
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*「ゑ」はカタカナだと、現役である。
新世紀ヱヴァンゲリヲン