前任校の修学旅行で沖縄に行ったとき、沖縄都ホテルに泊まったことがあった。
1日目、午前中に沖縄に入り、ゆいレールで首里駅まで行き、そこから首里城まで徒歩。首里城見学後にクラス記念撮影(集合写真)をして、解散後、班別那覇市内観光というスケジュールだった。引率教員は、生徒の見学予定先などに出かけた。僕は首里城近辺の係。生徒がひととおり公園から出発してから、同僚と食事。その後、ホテルに入り、生徒のホテル到着を待った記憶がある。
あのとき僕は沖縄都ホテルまで歩いた。徒歩で20分程度かかったかと思う。沖縄に出かけ、首里城に行ったことがある人ならばわかると思うが、このお城は山城である。守礼の門の前から、道なりに下った。県立首里校前を通り、ホテルまで歩いた。
ホテル前にバス停があった。バス停(沖縄都ホテル前)のそばに、軽便鉄道に関する記念碑(地史案内板)のようなものがあった。このときは写真を撮らなかった。こんなに高いところまで、鉄道があったのかと感心した記憶がある。
去年3月沖縄に出かけ、すぐそばの日航那覇グランドキャッスルに宿泊した。夕食をとるため、国際通りまで出ることにした。その時この碑を思い出し、このバス停まで歩き、探したが見つからなかった。記憶違いだったのかと思った。このマップで見れば確認できるかと期待していたが、載っていなかった。おかしいなぁ、何で載ってないのかなと思ったが、別の資料とつきあわせてみると、この場所を走っていたのは沖縄電気軌道という路面電車だったようだ。残念ながら、この本は軽便鉄道マップ。路面電車はテーマ外ということだ。でも、記憶違いをただしてくれたのだから、感謝しなければ。。。
…この件はこの次に沖縄に遊びに行くときに確認だ。
さて、このマップだが... 地図を眺めながら、那覇市のどのあたりを軽便鉄道が走っていたかわかっておもしろかった。地図ではなく、マップと名のっているように、単純な地図の上に路線跡を書き、たどっていくものではなく…これはこれで、価値がある…関連した写真もたくさん載っているし、インタビューなどもある。ふつうの地図と併せて見るといっそうわかりやすい。自転車か何かで走りながら、ぶらぶらするときに、もってこいのガイドブック(マップ)で、地史を知るにはいい本である。
☆☆☆☆
☆四つ(五つ中)はあげられる。