水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('12-6-1~'13-12-15)

2013-12-15 | 再生可能エネルギー・省エネ関連

'13-12-15投稿

 既報今までの「再生可能なエネルギーに係る投稿」の整理('11-5-21~'12-2-29)(2012-05-30) に引き続いて、その後の記載を個人的なメモとして整理しました。 

 個人的には、・日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)に記載しました微生物を利用した人工の「メタン」「オイル」「水素」などのバイオマスの量産化技術の発展小規模水力発電更に、昨今の異常気象に伴う土砂災害に係る記載(提案:洪水と渇水対策に中規模水力発電ダム増設を)(2012-07-12)の進展に着目して、期待しています。

 現状、10数年前、技術的に優位に立っていたわが国の再生可能なエネルギー技術は量産化技術の立ち遅れ、恵まれない気象条件、島国のためヨーロッパなどと比べて電力の融通性に欠けること、原子力関連への偏重予算に加えて、大手電力会社になどによる発電事業者への電力買取拒否などから、および、ドイツ、中国などに後塵を浴びていることから、過去から現在において、再生可能なエネルギーの進展に係る国をあげての一貫性のある政策誘導的な支援がなく、その場しのぎの政策であったからでしょうか?                              

 なぜそのようになったのか?を議論して、結論を出して、ドイツのように着実に普及させて、挽回することが必要と思われます。

関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)(2013-10-31)の引例によれば、

再生可能エネルギーの割合は、
日本1.6% ?
VS ドイツ20.3%

  

ドレスデン情報ファイル
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata04.html
ドイツのエネルギー関係データ

 

 電力に占める再生可能エネルギーの割合

まえがきが長くなりましたが、以下に整理しました。

(一部重複しています。詳しくは本文、引用など参照願います。)

再生可能なエネルギーに係る記載(その26:水力発電に再び脚光、小水力発電の現状)
(2013-11-25)
 

水力発電と聞くと山間にある大規模なダムを想像しがちで、これまでは環境破壊の代表のように考えられてきた。ところが固定価格買取制度の対象に入ったことをきっかけに、河川や工業・農業用水路などを活用した「小水力発電」が注目を集め、全国各地で小規模な設備の導入が進み始めた

[石田雅也,スマートジャパン]

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その25:日本とドイツのエネルギー関係データの比較)
(2013-10-31) 

 将来の地球温暖化の防止、原発稼動による二次災害防止を防ぐためにも、再生エネの普及に対して、再生可能エネルギーによる発電量がどのように、現状の1.6%からどのくらい増加推移しているか掲示板、等での「見える化」によって国民がわかるようなシステムがほしいところです。  

再生可能なエネルギーに係る記載(その24:世界初の浮体式洋上風力発電「ふくしま未来」 実証実験へ)
(2013-10-05)

洋上風力発電:「ふくしま未来」を公開http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20131005k0000m040076000c.html
毎日新聞 2013年10月4日(金)20:36

 福島県楢葉町沖約20キロの太平洋に風車を浮かべた世界初の浮体式洋上風力発電設備「ふくしま未来」が4日、報道陣に公開された。浮体式洋上変電所も併設。海底ケーブルを東京電力広野火力発電所(同県広野町)につないで、11月にも発送電の実証実験を始める。・・・

佐賀大のインド洋上で海洋温度差発電から10年。 2014年米・中で出力10MWのプラント建設という。
(2013-08-19)

海を利用した再生可能なエネルギーについて調べました。(2010-11-17)
で引用した
OPRF 「海洋温度差発電の胎動」
http://www.sof.or.jp/jp/news/51-100/88_3.php ) によれば、 

 海洋温度差発電は、自然エネルギーの切り札としてその行方が大きく注目されている。
日本の技術が中心となっているという。

⇒将来のわが国の発展のためには、世界第6位の排他的経済水域を日常茶飯に利用して、海域全体を有効利用しなければならないことは自明なことですが、現状、海を持て余しています。

次世代技術として「藻」から燃料、目指せ「産油国」という。
(2013-07-30)
 

(6)藻から燃料 高品質…目指せ「産油国」 2013.7.28 18:00
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130728/scn13072818000002-n1.htm

 原油価格の高騰や地球温暖化が進む中、石油に代わる再生可能エネルギーとして小さな藻類が脚光を浴びている。藻が作る高品質の油を航空機のジェット燃料などに活用しようと研究開発が進行中だ。大量培養で安価に生産できれば、資源に乏しい日本が「産油国」になれるかもしれない。

 微小藻類には、石油とほぼ同じ成分の油を作り貯蔵するものがある。バイオ燃料の原料となるトウモロコシなどと違い、藻類は食糧需要と競合しない上、面積当たりの生産量が陸上植物に比べ桁違いに多い。国土の狭い日本にとって利点が多く、実用化を視野に入れた動きが加速している。・・・


脱原発と大幅な省エネ・節電で、再生可能エネルギー100%の安全な未来を!という。
(2013-07-24)
 

 巨大地震が発生していない米国、欧州と比べて、わが国においてはいったん3.11並の天変地異が発生すれば、福島原発の被災状況で明らかになりつつある現状から、すなわち、国内54のうちのひとつが地震・津波によって破壊しただけで、後処理に半世紀もかかるともいう。

参考投稿:再生可能なエネルギーに係る記載(2050年100%のシナリオ)
 WWF出典の2050までに100%の再生エネルギーによれば、
日本では現在、発電量に占める再生可能エネルギーの割合は3%程度に留まっています。WWF気候変動プログラムの池原庸介は「気候変動問題の解決とエネルギー安全保障を見据え、全量固定価格買取制度などを適切なかたちで早期に導入し、再生可能エネルギーの大幅な普及拡大を図っていく必要がある」とコメントしています。・・・

 
                                        
 <<本文を詳しく読む>>

世界各国のエネルギー需給状態に係る記載を紹介します。
(2013-07-15)
 

FORUM ETT
暮らしの中のエネルギー 2012-2013年版http://www.ett.gr.jp/books/kurashi/kurashi2013.pdf


太陽熱温水器の普及率の高さ。次世代の太陽熱利用を制するのは中国か?
(2013-07-14)
 

 中国はインドと並んで現状化石燃料消費によって発生するPM2.5大量発生国のひとつであり、中東、アジア大陸で発生する黄砂による大気汚染、河川、海洋の汚染も手遅れなくらい進んでいて一部の地域で苦しんでいます。

 一方、

太陽光発電と並んで信じられない現象

自然エネルギーの普及の進展には目覚しいものがあります。

⇒50年前のわが国にみられ、新しい目標に対してなりふり構わず邁進する中国の姿が伺えます。


再生可能なエネルギーに係る記載(その23:池や沼にすむ藻の仲間ミドリムシからジェット燃料をという。)
(2013-07-08)
 

論説委員・坂口至徳 ミドリムシからジェット燃料2013.7.7
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130707/scn13070703250000-n1.htm


再生可能なエネルギーに係る記載(その22:日本の太陽光市場1位に 13年、2兆円規模に)
(2013-06-13)
 

 

再生エネの発電量(単位の一元化)、普及率と稼働率(単位などによって錯覚しないように)などを一般庶民が見てもわかり易く整理された「見える化」(グラフ化掲示)を期待しています。
おおよそ日本の電力消費は18兆kWh×0.053=0.954≒1兆kWh
                   1,083,142GWh(㌐ワット時)

 ちなみに、530万キロワット 2兆円 →設置費は38万/kwhか?

太陽光発電の2013年増加分は0.00053%(おおよそ5ppm)でしょうか?


再生可能なエネルギーに係る記載(その21:「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは)
(2013-06-03)
 

「太陽光発電」と「農業」のとってもいい関係 農電併業とは
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130602520.html

 この制度に基づく認定を受けた再生可能エネルギー全体の設備容量は12年12月末時点で523.6万キロワット。このうち太陽光は470.4キロワット(住宅用太陽光:84.7万キロワット、非住宅用太陽光:385.7万キロワット)に達しています。導入が加速しているのは、今が千載一遇のビジネスチャンスだからでしょうという。

 

太陽光発電の増加分はおおよそ何ppmになっていくのでしょうか?

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その20:再生エネの進展の立ち遅れの挽回に係る雑感)
(2013-05-29) 

関連投稿:
日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その4:「再生可能エネルギー」最新記事一覧)(2012-10-29)

仮に、3.11の原発事故がなかった場合はどうなっているか?考えてみました。

 CO2を排出しなく、安定固定電力源として優れ、気象条件に左右されない発電方法として、原発の拡大が再生エネの進展など二の次にして進んでいるものと推察されます。

 大地震・大津波による事故によって、今まで安全神話によって衆知されていなかった原発の脆弱性が露呈したのも事実ですが、それにしても 、3.11後、これだけ地震が世界中で発生し続けるとは思っていませんでしたが、もう一度、想定外の周期で巨大地震に直撃されたらと思うと、原発周辺地域の人々の安否が気遣われます。

 それにしても、再生エネが進展しないのは、「やはり高い電気代」に他ならないと思われます。

 確かに、日照時間が短く太陽光発電には不利なわが国では、メガソーラーのみならず、家庭用でも進展し難い??と思われます。

 また、風力発電にしても、ヨーロッパなどと比較して、安定した均等な風力が得られにくいため同様か???

既報再生可能なエネルギーに係る記載(その19:再生エネの進展には普及状況の見える化と国民総意が必要か?)(2013-05-24) とも思われますが、現実問題として、既報再生可能なエネルギーに係る記載(その17:普及阻害要因 電力会社の発電事業者への電力買取拒否の実態 (2013-05-20) で記載したように、わが国の場合、「見える化」が徹底していないため、国民の目の届かないところで再生エネの進展は阻害されているようです。再生エネの進展のために多少金銭的に犠牲を払っても国策として、震災による想定外の出費があると思われますが、送受電、蓄電など周辺インフラの整備が遅れていることも事実か?

 一方、
 海外に目を向けると、再生可能なエネルギーに係る記載(その16:サハラ砂漠の2%で世界の電力をまかなう高効率太陽光発電)(2013-05-06) の夢のプロジェクトが始まりつつあり、トータルコスト的に成功するか否かは現状不明ですが、わが国と比べて日照時間が優位な地域においては進展しています。
 おおよそ、高受光エネルギー(2倍)、高光電変換効率(30%)によって、わが国で市販されている一般的なシリコン太陽電池(15%)の4倍の発電量?が推定され、かつコンピュータ制御して熱も回収するという。 
まさしく夢の発電と思われますが、 
 サハラ砂漠の面積は9,400,000 km² (google検索から引用)であり、その2%は約20万km²ということから、わが国の半分強で本当にいけるのだろうか?

 既報再生可能なエネルギーに係る記載(その15:Mgを媒体とした発電・蓄電の現状と将来への展望)(2013-03-17)の引例の記載によれば、全世界で使用している電力は年間18兆kWh。100万キロワットの発電所にして2000基という。

 超伝導直流送電による送受電、燃料電池、二次電池による蓄電など周辺インフラの整備が完備されれば、未来永劫、電気には困らなくなるのだろうか?

 個人的には、淡水の供給に係るコスト負担と高効率太陽電池に使用する材料(詳細組成は不詳)の枯渇、高騰が気になるところですが、・・・。

関連投稿:
日本の再生可能なエネルギーの現状('10-11-22~'011-07-14)

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その18:豪州で低コストな有機太陽電池の大型化に成功 )
(2013-05-21)
 

オーストラリアでも開発がされたという。

太陽電池をA3サイズのプラ板やスチール板に印刷する新たな技術が開発進行中 - GIGAZINE  2013-05 2021:13
http://ceron.jp/url/gigazine.net/news/20130520-vicosc/

 研究チームは爪ほどのサイズの太陽電池を3年間で10平方cmにすることに成功。新たなプリンターでは幅30cmの太陽電池の作成が可能になりましたという。

関連投稿:
低コストかつフレキシブルな「有機太陽電池」の成長を期待します。
(2010-09-05)

以前の「三菱ケミカルホールディングスの広告記事によれば、「太陽電池の市場規模は、現在2兆-3兆円、2015年には10兆円に達するといわれています。現状、住宅屋根に使われている太陽電池は、ガラス基板に結晶シリコンの半導体を載せたもので、市場の9割近くを占めています。


 再生可能なエネルギーに係る記載(その14:宇宙では太陽電池より原子力電池が不可欠という。)
(2013-03-06)

 

 原子力電池(アイソトープ電池) (08-04-02-08)http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-04-02-08

 原子力発電と時を同じくして、原理は異なるものの放射性物質を使用した原子力電池が昔から宇宙開発には不可欠な発電法であるという。 ラジオアイソトープの崩壊エネルギーをエネルギー変換器で電気エネルギーに変える一次電池のことを原子力電池(atomic battery,nuclear battery,isotope battery:アイソトープ電池)またはラジオアイソトープ熱源あるいはラジオアイソトープ発電器(RPG,radioisotopic powered generator)ともいう。


再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その13:ノルウェーの浸透膜発電について)
(2013-02-01)
 

 

BIG LOBE 1月9日(水)12時24分
注目を集めるノルウェーの浸透膜発電 本文詳しく見る
(一部割愛しました。)
「世界的なエネルギー不足を解消する手段として、液体の濃度の差を利用した「浸透作用」を挙げる人は少ない。しかしノルウェー沿岸部では、海水にどっぷり浸かった発電プラントのプロジェクトが進行中で、新たな電力源として世界の注目を集めている。


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その7:家庭向けの小型風力発電機の紹介)
(2013-01-17)
 

 

スマートジャパン
2012年09月05日 09時48分 更新
本文詳しく見る

小型の風力発電は買取価格が55円/kWhで最高額に設定
されている。建設費が高いためだが、適した場所を選べば企業や家庭でも設置できる。大型の風車を使った大規模な風力発電所も東北や北海道で増加中だという。


再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その12:米 エイモリー・ロビンス氏のビジョン)
(2012-12-30)
 

47トピックス 連続コラム 「原発の不都合な真実」によれば、

 

産業界や政治家を含めてすべての日本人が自国の再生可能エネルギーと省エネの大きな可能性を理解することが大切だ。大規模集中型のエネルギーシステムやそれを支える政策から決別し、原子力などへの補助金をやめて、フェアな競争を実現しなければならない。政治家は勇気を持つべきだ。もし、日本人が省エネと再生可能エネルギーに多大な投資をし、得られたものを周辺の国と共有できれば、日本は世界に大きな貢献ができるだろうという。


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その6:熱回収を備えた太陽光発電の紹介)
(2012-12-23)

 

発電と熱回収、太陽追尾で“二役” 東大発ベンチャーが開発http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20121223075.html


日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その5:再生可能エネルギー利用推進の村の紹介)
(2012-12-16)
 

 

福島民有新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/1215/news6.html

 砂防ダムを利用した毎時30キロワット程度の発電所建設も検討している。2カ所合わせると毎時約100キロワット~130キロワットの発電量で、村内全体の利用電力の10分の1
程度の規模になるという。

 

 

その他参考投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載(その11:ドイツの現状の問題点)
(2012-11-13)
 太陽光発電は従来の電力買い取り制度が、安価な中国製発電パネルに対抗する競争力向上を妨げている上、電力価格の上昇につながるとの指摘があるという。

 

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その3:比率拡大時の問題点)
(2012-07-12)
 

 

再生可能なエネルギーに係る記載(その10:ドイツの太陽光発電の現状)
(2012-06-01)

 

日本の再生可能なエネルギーの現状に係る記載(その2:太陽光発電進展時の問題点)
2012-05-30) 

 

 

 


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