中1少女が水田鑑定士資格 お米ソムリエと最年少取得

2018-09-01 11:11:18 | 賞 prize

 京都府八幡市の女子中学生が、米の味や田んぼの質を鑑定する「米・食味鑑定士」「水田環境鑑定士」の資格を取得した。史上最年少の2資格取得という。こだわりの稲作を続ける父を手伝い、日本の稲作文化の発展を願って「地域の農家とお客さんを橋渡しできたら」と意気込む。

 同志社中1年の辻うさぎさん(13)。小学生のとき、能や狂言など伝統芸能の分野で活躍する同級生に触発され、「日本の文化の中心である稲作を家で受け継ぎ、広めていくことも大事」と思い、父の典彦さん(48)に受験を申し出た。

 難解な専門用語や漢字を勉強し、小学5年だった昨年3月に「米・食味鑑定士」の試験に挑み、筆記と米を食べ比べる実技の計110点満点中100点で合格した。同鑑定士は「お米ソムリエ」とも呼ばれ、消費者の好みに合った米を提供できる。「これまではおいしいだけで良かったけど、味の深みなどを考えるようになって楽しい」と笑顔を見せる。

 さらに今年6月、田んぼの虫や魚、鳥を調べて水質を鑑定し、環境を格付けする「水田環境鑑定士」の資格も取った。先に両資格を取った典彦さんは「稲作文化を守りたい自分の思いが少しでも伝わっていたらうれしい」と喜ぶ。

 米・食味鑑定士協会(大阪市)によると、米・食味鑑定士は約1500人、水田環境鑑定士は約350人いるが、多くが農協や行政、農業関連業者の成人という。同協会の鈴木秀之会長(70)は「同世代に農業を守る大切さを伝えてほしい」とうさぎさんに期待、11月の国際大会「米・食味分析鑑定コンクール」の審査員登用も検討している。

 うさぎさんは夏休み中も農作業を手伝い、自由研究は父の田んぼへのこだわりをテーマにした。米への愛情は親譲りだ。

【 2018年08月31日 18時59分 】


野外舞台で古典芸能、初秋を彩る 8日、京都・長岡京で催し

2018-09-01 11:08:31 | イベント

 京都府長岡京市の初秋を彩る催し「名月の宴 古城で繰り広げる芸能の夕べ」が9月8日、同市勝竜寺の勝竜寺城公園で開かれ、野外の舞台で古典芸能などが披露される。

 催しは戦国武将で文人でも知られた細川幽斎ゆかりの勝龍寺城跡を舞台に、古典芸能に親しんでもらう場として、市文化協会が毎年実施しており、今回が27回目。

 当日は午後6~8時半に開催。今年は11団体・個人が活動の成果を発表する。大正琴や日本舞踊、詩吟と詩舞、尺八、琴、民謡と三味線、独唱のほか、オカリナのグループが初出演する。会場では野だて(300円)もあり、神足小の児童がお点前を披露する。

 入場無料。雨天時は9日に順延。問い合わせは同協会事務局の市教育委員会文化・スポーツ振興室075(955)9734。

【 2018年08月30日 09時25分 】


人気の京都・嵐山の隣です…マイナー松尾エリアの魅力マップに

2018-09-01 11:06:18 | 創 creation

 京都市西京区の松尾エリアの寺社や飲食店を紹介する「おさんぽマップ」をこのほど、西京区役所が作った。近接する右京区側の嵐山周辺の観光客を誘導するのが狙い。

 1年中スズムシの音色を聞くことができる鈴虫寺(華厳寺)や松尾大社などのほか、喫茶店などを巡る2キロのおさんぽコースを紹介。サイクリングにもおすすめという阪急嵐山駅と松尾大社駅を桂川沿いに結ぶ1・8キロコースも掲載した。

 市の調査によると、日本人観光客の市内の訪問地は「嵯峨嵐山」が26・5%なのに対し「松尾・桂周辺」はわずか3・6%。

 西京区地域力推進室は「右京区の人気観光地の竹林などから歩ける範囲で、魅力的でゆったり観光できる場所が西京区にはたくさんある。マップで紹介して観光の分散化を図りたい」としている。

 A3判、両面刷りで1万部制作。区役所や京都駅観光案内所などで無料配布している。

【 2018年08月29日 10時48分 】


奈良時代の北陸道整備で集落拡大か 京都・芝山遺跡

2018-09-01 11:03:58 | 歴 history

 京都府埋蔵文化財調査研究センター(向日市)は28日、城陽市富野の芝山遺跡・古墳群で、奈良時代の掘立柱建物10棟の跡が見つかったと発表した。当時の国家が平城京から北陸へと続く北陸道を整備した際に、一帯の集落が大規模化したことを示す可能性があるという。

 芝山遺跡は府道山城総合運動公園・城陽線に面した南北約840メートル、東西約950メートル。建物跡は、府道西側に接する1565平方メートルの範囲で見つかった。

 10棟のうち2棟は、現在の府道に近い北陸道とみられる道路状遺構に沿って建てられていた。「田」の字形に柱の跡が残り、倉庫として使われたとみられる4棟の建物跡もあった。センターの桐井理揮調査員は「建物が比較的密集しており、道の開通に伴い多くの人が住むようになったという説を補強する材料になり得る」と話す。

 2002、03年度の調査で遺跡の北側に、奈良時代に役人が都と地方を行き来する際、一時滞在した「駅家(うまや)」とみられる建物群跡があったことが分かっているが、今回の建物跡との関連は不明。

 ほかにも、古墳時代の円墳2基が確認された。うち1基からは須恵器が木棺の上などに置かれていたことが分かり、当時の葬送儀礼を知る上で重要な手がかりとなるという。

 現地説明会は9月2日午前11時から。

【 2018年08月29日 16時23分 】


寄付の32億円市民会館に命名、日電産会長「まあいいか、と…」

2018-09-01 10:59:30 | 政 governing

 耐震性不足で2016年4月から休館中の向日市民会館(京都府向日市寺戸町)の建て替えにめどが立った。地元出身の日本電産の永守重信会長が施設の寄付を表明したためで、市民活動の拠点や災害時の緊急避難場所として21年度の完成が予定されている。

 向日市は今年3月、耐震性が不足している市役所本館と市民会館の複合施設を、寺戸町の市役所敷地内に整備する基本計画をまとめた。建設費は概算で市役所部分が14億円、市民会館部分が32億円の計46億円もの巨額が必要だった。市の財政が厳しい中で、安田守市長が以前から白羽の矢を立てていたのが、自身と同じ同市物集女町の出身で、世界的なモーター製造企業となった日本電産の創業者だった。

 「会うたびに寄付しろ、と言われてきた。やるからには、立派なものをつくりたい」と、市役所で開かれた会見で永守氏は笑顔で語った。市の要望で「永守重信市民会館」と命名されることについては、「ちょっとおこがましい。ただ、自分が向日市出身とあまり知られていないことを聞かされたり、過去の同様の施設でも寄付者の名前がついたりしていることなどもあって、『まあいいか』と承諾した」と述べた。

 新市民会館は、竹林をモチーフとした洗練外観で、現市民会館の425席をやや上回る客席数500人のホールや会議室、実習室などを備える。災害時には約750人が緊急避難できる。

 永守氏と握手を交わした安田市長は「心から感謝する。気持ちに応え、しっかりとまちづくりを行っていきたい」と気を引き締めた。今回の寄付を受け、当初計画を変更し、市役所の新庁舎は隣接の別棟で整備する。

 日本電産は、JR向日町駅東側の農地を買収して第2本社ビルの建設などを計画するが、永守氏は「今回は個人の寄付であり、会社の事業と一切の関連性はない」と言い切った。

 ただし、向日市は、日本電産の同駅東への進出による税収増に期待しており、駅東口や周辺道路の整備などの側面支援を実施する方針だ。

【 2018年08月28日 11時00分 】


巨額寄付で市民会館建て替えめど 京都・向日市に日電産会長

2018-09-01 10:57:01 | 民 people

 耐震性不足で2016年4月から休館中の向日市民会館(京都府向日市寺戸町)の建て替えにめどが立った。地元出身の日本電産の永守重信会長が施設の寄付を表明したためで、市民活動の拠点や災害時の緊急避難場所として21年度の完成が予定されている。

 向日市は今年3月、耐震性が不足している市役所本館と市民会館の複合施設を、寺戸町の市役所敷地内に整備する基本計画をまとめた。建設費は概算で市役所部分が14億円、市民会館部分が32億円の計46億円もの巨額が必要だった。市の財政が厳しい中で、安田守市長が以前から白羽の矢を立てていたのが、自身と同じ同市物集女町の出身で、世界的なモーター製造企業となった日本電産の創業者だった。

 「会うたびに寄付しろ、と言われてきた。やるからには、立派なものをつくりたい」と、市役所で開かれた会見で永守氏は笑顔で語った。市の要望で「永守重信市民会館」と命名されることについては、「ちょっとおこがましい。ただ、自分が向日市出身とあまり知られていないことを聞かされたり、過去の同様の施設でも寄付者の名前がついたりしていることなどもあって、『まあいいか』と承諾した」と述べた。

 新市民会館は、竹林をモチーフとした洗練外観で、現市民会館の425席をやや上回る客席数500人のホールや会議室、実習室などを備える。災害時には約750人が緊急避難できる。

 永守氏と握手を交わした安田市長は「心から感謝する。気持ちに応え、しっかりとまちづくりを行っていきたい」と気を引き締めた。今回の寄付を受け、当初計画を変更し、市役所の新庁舎は隣接の別棟で整備する。

 日本電産は、JR向日町駅東側の農地を買収して第2本社ビルの建設などを計画するが、永守氏は「今回は個人の寄付であり、会社の事業と一切の関連性はない」と言い切った。

 ただし、向日市は、日本電産の同駅東への進出による税収増に期待しており、駅東口や周辺道路の整備などの側面支援を実施する方針だ。

【 2018年08月28日 11時00分 】


平等院に封じられた日本三大妖怪 都への要衝、怪異と関係

2018-09-01 10:54:56 | 歴 history

 妖怪と京都・宇治をテーマにした講演会「妖怪の文化~宇治にまつわる怪異」がこのほど、京都府宇治市宇治の市生涯学習センターで開かれ、京都学園大人文学部の佐々木高弘教授(59)が妖怪の生まれる背景や宇治との結びつきについて語った。

 佐々木教授は「日本三大妖怪」とされる玉藻前(たまものまえ)、大嶽(おおたけ)丸、酒呑童子を紹介し、いずれも古代の関所が関わっていることを指摘。国家にとって関所の先は未知の世界で、妖怪がいると考えられていたと説明した。

 さらに、いずれの妖怪も、宇治の平等院の宝蔵に封じ込められたとの伝承があることを紹介した。背景として、平等院が都に通じる交通の要衝である宇治橋のたもとにあり、侵入を防ぐ機能があったことや、妖怪退治に携わった渡辺綱の祖である源融の別荘が平等院になったことなどに触れ、「(物語が作られた)中世、近世に宇治は重要な場所として認識されてきたと推測される」と語った。

【 2018年08月28日 08時20分 】


ファミコン「ばくちだった」 元任天堂の開発者

2018-09-01 10:52:04 | 商 trading

 おもちゃやビデオゲームの変遷がテーマの講演会が26日、京都府城陽市寺田の文化パルク城陽で開かれた。元任天堂開発第2部長でファミリーコンピュータ(ファミコン)やスーパーファミコンを開発した上村雅之・立命館大教授(75)が、当時のエピソードやゲームの可能性を語った。

 上村さんは、日本のおもちゃの歴史を振り返り、ブリキ製が全盛の1937年に輸出額世界1位になったことを挙げ、「遊び好きな日本人の感性が表れている」と指摘した。

 70年代からおもちゃの電子化が進み、「スペースインベーダー」など日米のゲーム機が登場。1983年発売のファミコンは、キーボードを付ける他社に対し、コントローラでの操作にこだわったといい、「売れるか自信がなく、ばくちだった」と振り返った。

 おもちゃは触れて楽しめ、工夫次第で飽きないと強調し、「間接的に操作するゲームも、この部分で進歩すれば、遊びの世界が広がる」と述べた。

 講演は、市歴史民俗資料館(文化パルク城陽内)で開催中のゲームがテーマの企画展の一環。9月2日まで。月曜休館。要入館料。

【 2018年08月27日 09時57分 】


偏光眼鏡で水晶玉見ると…児童ら色の性質学ぶ 京都・向日

2018-09-01 10:49:48 | 習 learn

 子どもたちが科学の面白さに触れる「ふしぎ発見!理科教室」が25日、京都府向日市寺戸町の市立図書館であった。偏光眼鏡を作り、プラスチックやガラス玉をのぞいて色の性質を学んだ。

 理科の楽しさを知ってもらおうと、市教育委員会が毎年開いている。京都技術士会理科支援チームが講師を務め、市内の小学生8人が参加した。

 児童らは、偏光シートを白い画面のテレビにかざし、角度によって明るく見えたり、暗くなったりすることを確認。さらにシートを用いて眼鏡を作り、プラスチックや水面を観察した。

 眼鏡をかけた状態で水晶玉を回して観察する実験では、見え方が変化して結晶軸の位置が分かることを体感し、「すごい」と声を上げた。向日市の男子児童(10)は「肉眼と眼鏡では全然違う風に見えるので不思議。家に帰っていろんなものを見てみたい」と話していた。

【 2018年08月26日 11時10分 】


希少オニバス、小学校で再生 京都、児童がビオトープ栽培

2018-09-01 10:47:19 | 水 water

 かつて京都市南部に広がっていた巨椋池の一部で、戦後干拓された「横大路沼」に生息していた希少な水生植物の育成に、地元の横大路小(伏見区)の児童たちが取り組んでいる。校内のビオトープで京都府の絶滅寸前種のオニバスなど5種類を育てており、興味津々な様子で日々の成長を見守っている。

 市南部クリーンセンター第二工場の建て替えのため2006年に市が調査を行った際、近くにオニバスが自生しているのが見つかった。横大路沼が干拓され、長年土の中で休眠していた種子が、偶然条件がそろい発芽したとみられる。その後、京都大の研究グループや専門業者が事業地や周辺の土壌を採取し、ミズオオバコやコガマ、シャジクモなどの種を発芽させることに成功した。

 かつて横大路沼や周辺に生息していた植物の育成を通して地域に愛着を持ってもらおうと、横大路小の校内の一角に今春、ビオトープを設置。4年生が植物の専門家や地域住民から話を聞きながら、自分たちで水やりなどの世話を続け、観察記録をまとめている。

 児童たちはビオトープでの植物再生に強い関心を示し、4年生の男子児童(10)は「オニバスのとげが伸びるのが楽しみ」と話していた。

【 2018年08月25日 10時50分 


台風20号で倒木被害相次ぐ 京都、宇治川鵜飼は25日再開

2018-09-01 10:45:23 | 災 disaster

 23日夜から24日未明にかけて台風20号が近畿を通過した。京都府京田辺市で最大瞬間風速21・7メートル(23日午後10時11分)を観測した山城地域では、宇治市や井手町で倒木などの被害があった。

 宇治市木幡南山畑の住宅街では民家の木製の塀が道路側に倒れ、23日午後10時20分ごろ通行人が市消防本部に通報した。塀は幅6メートル、高さ2メートル。24日朝、近くに住む女子高校生(17)は「友達の家に行く時に通る道。その時に倒れてきたらと思うと怖い」と話した。

 宇治川沿いの市道山王仙郷谷線で23日午後9時55分ごろ、「木が倒れている」と住民から市に通報があった。宇治市宇治金井戸の道路沿い斜面で大木の枝が折れ、道をふさいだ。市は通行止めにし、24日朝から作業員が、電線にかかるなどした枝葉をチェーンソーで切り、撤去した。

 井手町井手では、京田辺市消防井手分署近くの府道和束井手線で倒木があり、撤去された。玉津岡神社駐車場でも倒木があった。また、新四郎山グラウンド東側ののり面が一部崩れた。使用に支障はないという。

 台風で23、24日は中止となった宇治市の「宇治川の鵜飼」は25日から再開する。

【 2018年08月25日 08時20分 】


台風でも倒壊、危険ブロック塀撤去に補助金 京都・長岡京

2018-09-01 10:40:47 | 政 governing

 大阪府北部地震を契機にブロック塀の危険性が改めて顕在化する中、京都府長岡京市は民有地に立つブロック塀の撤去費用を補助する制度を新設する。市内では、建築基準法に基づく安全基準を満たさない塀が通学路上だけで634カ所に達し、市民から撤去に関する相談が相次いで寄せられていた。

 9月定例市議会に提出する本年度一般会計補正予算案に1500万円を盛り込み、可決されれば10月に受け付けを始める計画。2020年3月末までを予定する。

 台風20号が近畿地方を通過した23日夜、同市友岡1丁目では、民家のブロック塀が倒れた。高さ約1・2メートル・幅約4メートルで、そばに止めていたバイクが下敷きになった。家人の女性(18)によると、借家で築40年ほど。塀が事前にぐらつくことはなかったという。「ドーンというすごい音がした。人を巻き込まなくてよかった。6月の地震でも大丈夫だったので、安心しきっていた」と話していた。

 新制度では、15万円を上限に撤去費用全額を補助する。市は今後、安全点検のチェックリストを作成。現行の安全基準を満たしていない状態だったり、既に傾きやひび割れが生じていたりする物件の中で、高さが80センチ以上▽道路や公園、学校や保育施設に面する-などの条件を満たすブロック塀を補助対象とする。れんが造りや石造りなどの塀も含まれる。

 ブロック塀に関して同市にはこれまで、生け垣へ付け替えた場合に適用される補助制度はあったが、撤去のみや、フェンスへの付け替えに対する支援策はなかった。

 末永靖弘・市建設交通部長は「市民の要請が大きいと判断した。塀は個人財産といえども、公に影響を及ぼす恐れがある。危険を取り除くため、市として対策を行う必要がある」とした。

【 2018年08月25日 09時30分 】


“ゾウの国”ラオスの魅力、絵画や織物で 京都・長岡京で作品展

2018-09-01 10:38:48 | 会 party

 京都府向日市出身で東京芸術大大学院生の島崎紗椰さん(23)=東京都葛飾区=の作品展「ラオス 象を織る国」が24日、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で始まった。現地で開催されたゾウの祭典や保護飼育施設でのインタビューの記録映像をはじめ、動物の絵画、色鮮やかな織物など約30点を展示している。

 ラオスは、かつて「100万頭のゾウの国」と呼ばれ、現在も日常生活でゾウと人が密接に関わっている。同大学院美術研究科の島崎さんは今年1~3月、同大学プログラムの一環で、ラオスの美術学校に留学。ゾウとゾウ使いについても調査し、現地の伝統的な織物の制作過程とゾウ使いらの素朴な暮らしが重なって見えたことから、作品展のテーマにし魅力を伝えることにした。

 会場には、現地の学生らがゾウをテーマに思い思いのイメージを描いた布を、島崎さんがはぎ合わせたパッチワーク作品なども並び、来場者の目を楽しませていた。

 入場無料。27日まで。午前10時~午後9時(最終日は午後5時まで)。

【 2018年08月25日 09時20分 】


台風接近、イチジク収穫も急げ 特産地の京都・城陽

2018-09-01 10:32:10 | 商 trading

 京都府内の出荷量の90%を占める城陽市名産のイチジクが、収穫期を迎えている。近畿地方に台風が迫った23日には、同市富野の農業、中尾光利さん(40)が、風が強まる中で作業を進めた。

 同市のイチジクは、都市近郊の利点を生かし完熟してから収穫するため、甘みが強いのが特長。市によると、昨年は農家120軒が栽培し、約450トンを収穫した。

 中尾さんは今年、イチジクの栽培面積を昨年の倍の20アールに広げた。握ると指が食い込むほど柔らかく、真っ赤に熟した実を選び、丁寧に収穫した。中尾さんによると、今年は猛暑で例年より10日ほど早く熟し、今月10日から収穫を始めたという。

 中尾さんは「熟した実は傷つきやすく、水が入ると腐る。台風の前に柔らかいものは収穫してしまわないと」と手を動かした。作業は9月下旬まで続く。

【 2018年08月24日 11時50分 】