京都府大山崎町円明寺の団体職員山崎葵さん(56)が、大人向け写真絵本「一粒の雨の記憶」を自費出版した。森に降った雨粒が川や海、雲の一部に姿を変えて雨粒に戻るという「命の循環」を描いた。これまでに21の仕事を経験し、沖縄や岡山など各地を転々としながら自然との共生を追求してきた山崎さんは「自分を生かしてくれるものとのつながりを発見してもらえれば」と話している。 山崎さんは自然の恵みに感謝しながら健康な暮らしを楽しむ「ヘルシーエコライフ」という考え方を提唱し、大学の講義やインターネットのブログで発信している。自宅では生ごみを堆肥化したり、米や野菜を育てて自給自足の生活を送っている。 「私自身も雨粒。流れていないと腐るんです」と話すように、さまざまな場所に住み、多くの職業に就いてきた。岡山では民宿を経営して自家製の自然食を提供した。NPO法人を主宰したり、JAや地方自治体の職員も務めた。自宅近くに畑を持ちたいと思い、3年前に大山崎町に引っ越してきた。 写真絵本は、主人公の雨粒が「ぼくはいったい“だれ”なんだろう?」「地球ってボールみたいに丸いんだな」などと考えながら、コケや魚、水蒸気など次々と姿を変えていく。山崎さん自身が各地で撮りためた自然の風景が、雨粒の「冒険」を盛り上げる。表紙の雨粒は天王山山中で撮影したという。 山崎さんは「説教臭くない、柔らかいボールを投げたかった。競争社会で疲れた男性に特に読んでほしい」としている。 全国の書店やインターネット通販大手「アマゾン」で購入できる。1404円(税込)。問い合わせはリーブル出版TEL088(837)1250。 【 2015年01月17日 12時07分 】" border="0"> 京都府大山崎町円明寺の団体職員山崎葵さん(56)が、大人向け写真絵本「一粒の雨の記憶」を自費出版した。森に降った雨粒が川や海、雲の一部に姿を変えて雨粒に戻るという「命の循環」を描いた。これまでに21の仕事を経験し、沖縄や岡山など各地を転々としながら自然との共生を追求してきた山崎さんは「自分を生かしてくれるものとのつながりを発見してもらえれば」と話している。
山崎さんは自然の恵みに感謝しながら健康な暮らしを楽しむ「ヘルシーエコライフ」という考え方を提唱し、大学の講義やインターネットのブログで発信している。自宅では生ごみを堆肥化したり、米や野菜を育てて自給自足の生活を送っている。
「私自身も雨粒。流れていないと腐るんです」と話すように、さまざまな場所に住み、多くの職業に就いてきた。岡山では民宿を経営して自家製の自然食を提供した。NPO法人を主宰したり、JAや地方自治体の職員も務めた。自宅近くに畑を持ちたいと思い、3年前に大山崎町に引っ越してきた。
写真絵本は、主人公の雨粒が「ぼくはいったい“だれ”なんだろう?」「地球ってボールみたいに丸いんだな」などと考えながら、コケや魚、水蒸気など次々と姿を変えていく。山崎さん自身が各地で撮りためた自然の風景が、雨粒の「冒険」を盛り上げる。表紙の雨粒は天王山山中で撮影したという。
山崎さんは「説教臭くない、柔らかいボールを投げたかった。競争社会で疲れた男性に特に読んでほしい」としている。
全国の書店やインターネット通販大手「アマゾン」で購入できる。1404円(税込)。問い合わせはリーブル出版TEL088(837)1250。
【 2015年01月17日 12時07分 】