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tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

1か月空けての「早朝坐禅会に参加」してきました。

2020年05月17日 | 坐禅会

この時期の午前5時は、もうすっかり空は明け切り、

今朝は少し冷え込み気味、

その分すがすがしい、薫風こそ吹いていませんが、いい季節です。

 

4月は「新型コロナ禍」で遠慮して「欠席」、

ここきて19日間連続で福井県での新罹患者はなく

今朝の参加となったものです。

 

今朝は老師を入れ3名だけの坐禅会でした。

15分前に禅堂に入ったのですが、すでに先客は座についており

老師のお話の最中でしたので、

私は途中からの入場ということになりました。

ザブ(座布団)の間隔は広く3密を意識しての席つくり

 

「・・・・・坐禅中にいろいろな音を感じることでしょう、

ここで何かをもとめたら、そんな時の意識のはたらきは邪道となり

誤った状態です」

「三世諸仏 依般若波羅密多故・・ 得阿のくたら三みゃく三菩提」

とお釈迦様がご指導されています。

こういう「参禅道場で座ることの意味」は

「しっかり意識して呼吸をする・足を組み・手を組む、そして深く静かな息

の出し入れをくりかえす」だけですが、

そのことに意味があり値打ちがあるのです、しっかりお勤めなさい、と。

 

ここで無言、小鐘3つで正式の坐禅スタートとなった。

まだ時間は午前6時前の筈、

老師が席を立たれたので6時の梵鐘を撞かれるのかと思った矢先

1つ目の「ゴ~ン」、師は席に戻られた。

静寂の中、今朝の鐘の音は少し弱弱しい、

坊守様(師の婦人)のおつきになる時の梵鐘でした。

この音を聞きながら無言は続きました。

 

坐禅中の禅堂内の静寂は当たり前ですが、

それでも多くの人の深い呼吸の声

がかすかに聞こえるもの、師を除く2人ではその音すら感じない。

この中、遠くでなくカラスの声が聞き取れましたが、一度だけ。

野鳥や虫の音もなく、静寂・静寂の不思議な時間でした。

 

そして小鐘1つ、「合唱」坐禅会のおしまいです。。

突然「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、

       我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」

と、回向唱えられたのが印象の朝でした。

1か月休んだだけでしたが、

何か新鮮な時間。

義宣寺の釣鐘

庫裏が新築されていました。

我が家の庭端から続く大蓮寺川の清流。

 

 

 

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