tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「8月早朝坐禅会」に参加。

2024年08月18日 | 坐禅会
毎月の恒例行事。
曇天ですが、お天気も良く・・・
 それでも早朝から25℃以上の暑さ、今日も猛暑日になりそうです。

おやっ?スタート8分前に禅堂に到着、
靴下を取り眼鏡をはずして着座、
堂内では、老師とご住職のみ座られている。
一番乗り、そんなに早くないのにとの思い。
お盆休みかなと・・・ 。
そのうち到着、遅れた人入れて6名の参禅者。

静寂の禅堂では扇風機が3台も動いている、
この暑さへの配慮か。
6時の梵鐘は、力強く感じましたが、住職夫人(坊守)が当番なのか。
5分ぼどしてようやく小鐘3つ、正式のスタートです。

沈黙の時間、なぜか蝉の声も少ない朝、
扇風機の時たま来る涼し気な風、
坐中の老師のお話しは一切ない今朝の坐禅会でした。

小鐘1つで終了。(珍しく早い終了
そして「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、
 我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と、回向唱えられた。

茶菓を頂いての座後の茶話会は、老師・坊守氏、住職氏を
交えての比較的長いひと時でした。
義宣寺境内の「さるすべり」は美しい。




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6月「早朝坐禅会」に参加、普勧坐禅儀。

2024年06月17日 | 坐禅会

今朝の早朝はすがしい朝でした。

昨日のバス旅の疲れもありましたが、休まず参禅。

スタートの午前6時は、坊守様のお撞になる梵鐘の音、

同時に老師の「小鐘3つ」、今朝は住職様もすでに着座、

ほとんどの仲間も出席され、雰囲気上々。

かすかに聞こえる梵鐘の合間の「般若心経の読経」。

後は、野鳥のさえすり以外は音は無く静寂の世界、良いスタートでした。

いつも始まる「老師の坐中のお話」。

曹洞宗開祖、道元禅師が中国から帰国され、

最初に作られた書が「普勧坐禅儀(ふかんざせんぎ)」です。

始まりの文言は「原(たず)ぬるに、夫(そ)れ道本円通(どうもとえんづう)、争(いか)でか修証(しゅしょう)を仮(か)らん。宗乗(しゅうじょう)自在、何ぞ功夫(くふう)を費(ついや)さん。」とあります。

道元禅師様は、禅の説き方として、「人間の真理はその命の営みを、非の打ち所のない真理で出来上がっている」ものとされた。

いろいろな悩みや考えは個々人に有るものですが、

すべての理屈を抜きにして 「ただただ座りなさい」、

お釈迦様が心理を得られたように、

幾度も坐禅を繰り返すことにより誰にでも、

それが見つかることが有るものです。

一度座れば1仏と解説する人もいますが、

一度ではダメ、幾度も繰り返し学び座りましょう。

そんな基本的な学びの後に、

坐禅の3つの基本、「整心・整息・整身」の具体手法が示された。

 

「坐禅を実行している私たちは、座って得た道元禅師様や遠くは

お釈迦様の教えで得た知識・知恵等繰り返し学んだことを、

これからの歩みの中に実践出来る事を目標にしてくださ。

と結ばれた。

最後にいま一度

「原(たず)ぬるに、夫(そ)れ道本円通(どうもとえんづう)、争(いか)でか修証(しゅしょう)を仮(か)らん。宗乗(しゅうじょう)自在、何ぞ功夫(くふう)を費(ついや)さん」。

参考に「普勧め坐禅儀」原文

「原夫道本圓通、爭假修證。宗乘自在、何費功夫。況乎全體逈出塵埃兮、孰信拂拭之手段。大都不離當處兮、豈用修行之脚頭者乎。然而毫釐有差天地懸隔、違順纔起紛然失心。直饒誇會豐悟兮、獲瞥地之智通、得道明心兮、擧衝天之志氣、雖逍遙於入頭之邊量、幾虧闕於出身之活路。矧彼祇薗之爲生知兮、端坐六年之蹤跡可見。少林之傳心印兮、面壁九歳之聲名尚聞。古聖既然、今人盍辦。所以須休尋言逐語之解行、須學囘光返照之退歩。つづく・・・・」

夏ツバキ

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5月早朝「座禅会に参加」。

2024年05月21日 | 坐禅会

今月の坐禅会が始まる午前6時前は、空は明けていますが、

曇天では、まだすっきりしない。

6時10分前に着座、すでに幾人かの参禅者、

驚いたのは椅子席が3つもる。

 

坊守さんの撞かれる梵鐘は午前6時の時報、

禅堂の戸が開いているせいか、鐘の音は一段とすみ、お腹まで響く波長。

同時に老師の撞かれる「小鐘3つはスタート」。

 

直ぐに、老師の座中のお話がはじまる。

「道元禅師様お教えの坐禅は、まず座ること、すなわち「正身端坐」、

正しくすわることを示された。

「正しく座る」とは、まず脚を組み、手のひらを組み、腰を立て、あごを引き、口を閉じ、目を開ける事、

形が整ったら、息を鼻から出し入れする、

息の音は隣の参禅者の気にならない程度、

「微鼻息かすかに」とある。かすかにとは、微妙で気遣かいされた息の出し入れ。

「心姿すでに整のい」、「心姿」とは、正しい端坐か、息は鼻からかすかか、その姿をはっきり見極めているか。

この時の気持ち・心を「手の平の上に置く」調心という。

「身を整え・呼吸を整え・心を整える」この3つが「三信」で坐禅の要素。

これが、お釈迦様のおすすめ。

世の中を生きるのは息苦しく、いろいろに難問に当たるのが普通、

その対処方法が坐禅であることを、お釈迦様80年の生きざまで会得された、

また道元禅師様は、「それが今を生き抜く最高の方法だ」と釈迦80年の生き方から学ばれた。

それが今、座っている道元禅師様が進める「座禅」です。

老師経験の中での事例、

「死のうとは思わないが、生きていることがつらいことがある」との

悩みの人が続けられた。

そんな時、御仏の像の前に座る、ただ座っていても何も起こらない、新しい命が満ちてくるまで座るのです、

正しい端坐・3信の実行の中でそれが現れてくるものだと。

多くの悩み苦しみ、その中に自分を入れ込んでいく、一筋の光明を得る。

お釈迦様がそうだったと伝えられた。

 

「光陰矢のごとし」歳をとると、命の有りようが見えてくる、

ろうそくが自然にすり減り消えていく様、みんなが消える日まで、生き続けなければなりません

「いつかは来る死とは、生という中にある過程」、

それは一体であり流れの中にあるのです、人それぞれにみな異な思い。

それでも結果はみんな同じことに。それが

「私の身は、代々のご先祖様の命の営みが受け継がれている。そして生かされている現実、

それが今の私の命の営み」こうしたことに眼ざめること。

それがこの坐禅の中にあるようです。

老師の結びは、

「他人事でなく皆様は過去世のご先祖の生きざまを感じて生きる事を知る人々になる」、

老師が続けてきて来られた「早朝座禅会ダルマ会」が無駄ではなかったことだと」

そして、小鐘1つ。

「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、

 我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と、回向唱えられた。

今日の坐禅会は、老師の心の中が申され、ひと時緊張の時間も。

私は、この後の予定があり、座後茶話会に参加せず退席。

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4月「早朝坐禅会」に参加。

2024年04月21日 | 坐禅会

今朝の気温は10℃以下で、うすら寒い。

禅堂では、すでに老師・住職など3名が着座、

座ると同時に6時の梵鐘の音。

外では歓迎の「うぐいす」の音が続く。

いい雰囲気の中でのスタートでした。

しばらくして始まる老師のお話しは聞こえない、

「検単」と呼ばれる老師の検査、うしろを一巡、やはり緊張が走る瞬間です。

そして久々の「警策」を受ける、両手を合わせ首を少し傾ける、

同時にぴしゃり(痛くは無い)と。

本当は眠くなったときなどにお願いするためですが、

全員一律にうける、儀式かな。

そして無言の時間35分。

突然、老師のお話しが始まる、いまごろからの思いもありましたが・・・。

日常生活では、善・悪などいろいろな思い、行動を経験する、

そんな時、平静を保ち、今の自分を振り返る方法として、

「お釈迦様が坐禅を」お勧めになった、

そして幾草月、中国で学ばれた「道元禅師様」が帰国後
この教えを執筆、それが「普勧坐禅儀」である。

今日は、その全篇を解説しますと、

そして20分、座る時間の長いこと、さすが足の痛さを感じる時間でした。

「普勧坐禅儀」は、坐禅の具体方法等を含む心得の書。

坐禅3つの行動基本からその考え迄。

全部の解説は分かりよく、改めてとはいえ、意味のある時間となりました。

要は、「日常の生活にこうした基本の考えを心に行動してください」、と結ばれた。

終了の鐘一つまで、しっかり60分。

1炷(いつちゅう)40分を大きく超えての坐禅会。

座後の皆で頂くお茶とお菓子は、多岐の話題で盛り上がりました。

禅堂「義宣寺」近影。

ウエルカムの野鳥も

 

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今年の「初坐禅」は自宅にて。

2024年02月07日 | 坐禅会

義宣寺禅堂での早朝坐禅会は、3月から始まります。

参禅者の寒さを避けるための老師の配慮。

 

本当はこの時期、6時からの坐禅中に外が白けて明け行く様は何とも風情、

坐禅冥利に尽きる感じを持っています。

 

そんなことから、まだ午前6時は薄暗い、この期間に座らなくちゃの思い。

少し暖かくなった「書斎で、今朝座りました」。

今年初坐禅になります。

 

正式のザブ(禅堂で使う丸く分厚い座布団の事)がありませんので、

家庭用の座布団を4つに折りお尻に敷きます。

これが難問。

仲間や老師のいる禅堂での1炷40分は、難なく座り続けられるのですが、

一人で、4つ折りの座布団、禅堂とは雰囲気の違う書斎、

頑張って続けられたのが25分間でした。

 

それでもこの間に外は白け明ける雰囲気が味わえたのは何より。

書斎には、老師の書かれた、

永平寺道元禅師「恁麼の七事」の書額を掲げ、

今一つ、以前頂いた、今は貫主、

妙心寺派の山川宗玄師の「旦坐喫茶」。

雰囲気作りました。

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