tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「左義長はやし」は、夜の風情がさえる。

2011年02月27日 | 季節の便り(北陸、福井)



夜になると、
一段と踊り手・謡い手、たたき手にも
力が入ります。
やはり左義長見物は夜に限ります。



ある櫓の上では、餅つき、そして餅まき、
腕に覚えのある巧者踊り手競演など。










フィナーレは今夜。
勝山橋下の九頭竜川原に直径10mはあろう大ドンド焼き場12箇所、
仮社から集められた注連飾り、古い縁起お札、そして歓迎の3色短冊など、
花火を合図に火がつけらけれます。
善男善女は、竹の先につるした餅を焼き、災難よけを祈るのです。

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春をよぶ300年来の奇祭「勝山左義長」

2011年02月26日 | 季節の便り(北陸、福井)
いよいよ、午後から「かつやま左義長」祭りが始まります。
朝から、TV各局も鳴り物入りです。
旧暦の小正月行事ですが、観光客を期待して
毎年、2月の月末の土・日曜日に実施されます。



最近はポスターにも「かつやま左義長」と書かれていますが、
土地のものは「かっちゃま、さぎっちょさん」、が来た、と呼んでいました、
こんな土地語はもう使われなくなっているのですね。
また、観光化するイベンドですが、
土地のものには「春を呼ぶ敬虔な神事」でもあるのです。
「土地人の さぎっちょと呼ぶ 火の祭り(今井千鶴子)」
と詠まれた句もあります。



かつやま左義長は
幕藩時代から300年続く、商人・町人の祭りであり、
武士は見物するものとして、武士町には櫓が無いのです。

この日には、市内12基の櫓の上で、
 女性の長襦袢を着た若者が酒に酔い、
太鼓をたたき、無礼講で踊りまくる(今は子供たちが多い)。
この所作がおかしく、「奇祭」と言われています。







鳴り物は三味線・横笛。そして太鼓たたきは3人一組で、
踊りながらのたたき手、地たいこ、そして観客と反対方向むいて
太鼓の上に座る人がいます。
浮かれてたたくので「浮き太鼓」といわれています。
左義長ばやしは

「蝶よ花よ、花よのねんね、まだ乳飲むか・・・・ういた、ういた、ういた・・・」
と妙な歌。
そのあとに「まだ乳飲むか、乳首はなせ、乳首はなせと・・・」と続きます。
今は、主婦や学生が三味線を弾きますが、
以前は幾人もいた「本物の芸者さんたち」
が歌っていたもの。
少しエロチックな意味?とも思っていましたが、
「蝶よ~花よ~と育てた娘・・・」と秋田長持歌などにも歌われ、
「愛する子達の成育を願う歌」と、とるのが素直・・と解する人も。

まぁ、酒飲んで浮かれた踊り手、それをはやす芸者さんとなると
モット意味深。こんなことを聞きながらの見物も面白い。

市内の各区では、仮社・風刺行灯・生活用品でのうさぎ歳の作り物・
その他の飾り物などが町中に参加しています。


この地方では、普通は松の内とか、正月3カ日が過ぎるとはずす、
正月の注連縄や縁起の飾り物など、今日初めて外します。
各、左義長やぐら前に造られた「仮社」に、お賽銭と注連縄など渡し、
明日夜の「大ドンド焼き」で送ってもらうことを託すのです。



こんなタレントの取材も行われていました。

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鬼の霍乱

2011年02月25日 | 季節の便り(北陸、福井)
25年振りといわれた1月豪雪は、雪国といわれる当地でも大変でした。
市街地で1.5mを超えた積雪で「雪害対策本部」が立ち上がり
毎日1時間おきの除雪による落下、墜落警報のアナウンス。
それでも3名が墜落事故、20人にも及ぶ怪我人の続出。

我が家の道路と庭の境の1.8mあるブロック塀を雄にこす積雪。
1月のうち除雪スコップを握らなかった日はわずか2~3日、
暖かくなった今も、庭の根雪は60cmあります。

こうした除雪疲れに加えて、6年お世話になった
主力PCのマザーボードが破損、取り出したHDDから
データーの拾い出し、
新しく買ったPCのセットアップに幾日か。
それでもOSがXPから「ウインドウズ7に、おまけに64ビット」
最新鋭となると、先に入れていたIT機器ソフトのすべて
(カメラ・ビデオ・ICレコーダー・ポータブル音楽再生器など)
すべて以前のままでは使えない。
こんな時代に新しくなったというのに何事。
すべてストレスでした。

この間、プログはお休み、
ようやく立ち直ったと思ったら、
鬼の霍乱
身体とと心の疲れが一気に噴出し。
14時間床臥、そして気管支炎、完治したと思ったら
中耳炎、これは容易でなく、今も加療中である。

鉢植えの「紅梅」もようやく咲きそろい。








いよいよ明日から、春を呼ぶ火の祭り「勝山左義長」

元気出して行こう・・・・・。

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冬の越前海岸「開高ドン」食べてきました

2011年02月05日 | 季節の便り(北陸、福井)
ようやく雪も一段落、
越前海岸というと「波の華」でもと思い車行、
天気がよすぎて目的達っせず。
いまひとつの冬の越前海岸というと「越前水仙」と「かに」。




当然昼食は「かに」、
ご存知のように越前かにのオス「ズワイガ二」は、
最盛期であるが浜値で4桁の額となるとなかなか・・・。

思い立ったのが「開高どんぶり」。






作家 開高 健氏が、この地で執筆宿泊のとき、
どんなメニューもいい顔しないほどの食通、思い余った宿主が、
作り出した越前かにのメス「セイコがに」の
甲羅以外の「中、外卵・みそ・細くてあまり食しない足の身までを、ごった混ぜした、どんぶり」

これには氏もうなった、とか。
この地のひそかな名物の由。


 セイコがにのなかで比較的大きなものは、越前港のタグ付、

それは美味しかった。
氏ほどの食通でなくても、うなる味、私もおすすめ。

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厳寒の法恩寺山そして白山頂上展望(第3弾)

2011年02月04日 | 季節の便り(北陸、福井)
冬山大好きのスポーツマン、
そして「早朝坐禅会」の仲間である、
Hideaki氏の好意により、upさせていただいた写真集です。
すでに2回報告していますが、整理の途中に見落としがあり、
引き続き3弾目としてご覧いただくものです。

法恩寺山(1356.7m)の中腹には、
西日本最大を誇る「スキージャム勝山」があり、
ここから頂上まで山スキーでいける。
「白山頂上御前峰(2702m)」は目の当たり、
そして北岳、近くの経ガ岳などなど。
そして眼下に大野市街地(勝山市街地は報告すみ)
が一望できます。

写真は、白山連邦から北岳





・荒島岳から北岳

・法恩寺経ガ岳


・スキージャム勝山ファタジー山コース

・眼下の大野市街地


・白山頂上と北岳。


これらは法恩寺山頂上まで行かないと
目にすることは出来ない臨場感。
行かれたものだけが
感じる幸せとか。


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