tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

元旦は、野村得庵翁の「初日の出」。

2011年12月31日 | 季節の便り(北陸、福井)
いずこのお家でも正月の掛け軸は
「日の出」「鶴亀」「天神様」など、
おめでたいものを選んでいらっしゃると思います。

我が家では、毎年、この「日の出」になっています。

この軸、作者は野村財閥の初代、野村得七翁(号、得庵)
直筆の「旭光照波図」です。









財界人でありながら、
書画にすばらしい才能があられ、
京都南禅寺の「野村美術館」は、
ぜひ、お勧めの場所です。

野村得七翁とは
http://www.nomuraholdings.com/jp/company/basic/founder/






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一夜飾りを避けて今日、正月飾り付け。

2011年12月30日 | 季節の便り(北陸、福井)
なぜか我が家も「一夜飾り」をしない習慣になっており
今日は、これが私の仕事になります。
ただ今、完了。

厳格なことを伝承しているのか、
いろいろなケースがあるのではないでしょうか。

こうした行事は、神仏信仰の行事でもあり、
決まりごとは、 世相により変わっていくものでしょう。

私の家で「一夜飾り」をしないのは、
「29日は「2重の苦」といって嫌い
、大晦日にするのは、お正月の神を迎えるのに一夜では誠意に欠けると」いうことだそうです。
また「あわただしく準備する様子が、亡くなった時、通夜の仕度を連想させる」。
など、諸説あり、
昔から嫌う風習が有ると聞いています。

我が家のご先祖様「武士は食わねど、高ようじ」
と地方武士の貧しさの中で、
質素にしていたのではないかと思われます。



日の出のお軸」と「三宝に乗せられた鏡餅」・「お神酒

賑やかに「三河万歳」、1月25日の「天神様の土人形」です。




玄関は「しめなわ」、
大雪でなければ元日には、之に「国旗」が加わります。

元日には、お神酒徳利にお酒が入るほか、神棚・仏壇やお台所など、あちこちには小型三宝やお皿に、2つ重ねの餅と蜜柑が乗ったもの、ご飯などを飾ります。

ざぜん会」で賜り物の干支は、玄関広間に一年間置居ています。


コメント (8)
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雪山を借景に「黄からすうり」

2011年12月29日 | 季節の便り(北陸、福井)
この秋、初めて知った「黄からすうり」。
2本の木にぶら下がっています。






だいぶ熟れてはいますが、
まだ鳥たちの餌にならずに残っていました、
「からすうり」は赤色だけと思っていましたが・・・。
こんな知識の広がりも、ブログのおかげ。








場所は、勝山市鹿谷、えち鉄線路沿いの雑木に。

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「つかの間の晴れ間」今年最後の「霊峰白山」

2011年12月28日 | 季節の便り(北陸、福井)
勝山市を取り巻く山々です。
市内は標高129.4mですが、

加越国境の「大日岳(1369m)」



百名山のひとつ「荒島岳(1523m)」大野市から



中腹にスキージャム勝山のある「法恩寺山(1356.7m)」






そして霊峰「白山(2702m)」

勝山市鹿谷荒鹿橋から




勝山市保田から



そうそうたる山頂を、眺めることができます。

ここ1週間、降りっぱなしの雪、
明日からも、また、雨を引きずって新年へ。
幸い今日は、少しの晴れ間がありました。
たぶん、今年最後の勇姿です。

美しいです、そして癒される山々です。

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勝山旧藩主(八代)、小笠原長守候遺筆。

2011年12月28日 | ちょつぴりの薀蓄
ご先祖からの伝わっている「お軸」のひとつ。


藩士のかたわれであったご先祖が、殿様から
いただいた書です。
七言絶句、であり、独特の筆運びは
なかなかの迫力、大切にしているものの一つです。
化堂」は、勝山旧藩主(八代)、小笠原長守候の号。

漢詩はなかなか解せず困っていたのですが、
雪の降る今頃、毎年短期間かけるもので、
先日ようやく意味をお教えいただき、意味がわかり
いい内容であり
ご披露します。


漢詩なのに横書きとは、ですが、読み方を書いたため失礼します。

一堆新雪暁寒加 (一かたまりの新雪、暁に寒さ加う)
何料早逢春物嘉 (何料らん、春ものに早く逢うよろこび)
若無酬謝驚人句 (こんな喜びに価値が無ければ、人はおどきをつげるだろう)
奈此天魁数点花  (すべての場所に、あまたの雪のような花を点ぜん)
  峰恵サさんにお礼として、早春に、絶句(四行詩)を添えんとす。

亦、こんな、殿遺筆の額「清閑福
もあり座敷に周年掲げられています。



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