極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

銀座三越 2

2005-04-29 15:27:39 | Weblog
待機する場所は地下5階の什器倉庫だった。あまり、人も来ず、マンガを読んだり昼寝をしたりして過ごした。ギターもあった。待機室というより、どこかの部室のような雰囲気だった。一応、KK小泉の社員も2人くらいは常時いた。しかし、この社員のみなさんも「人生をドロップアウト」してきたような人が多かった。我々の給料を持ち逃げしてしまった人もいる。そんな中で、内田さんという、若くて我々アルバイトの面倒見のよい人がいた。KK小泉を盛り上げていきたい、とガッツのある人だったが、いつの間にか内田さんもいなくなってしまった。

私は11月に「ガムテープの持ち出し」が発覚し、クビになってしまう。仕事中ならば難無く持ち出していたのだが、仕事を終えて持ち出そうとして見つかったのだ。警備員は元警察官だった。

警察沙汰にはならなかったが、これで二度と客としても銀座三越に行けないなあ、と思った。しかも、ガムテープでクビとはあまりにも情けない。

ところが、1ヶ月ほどして、「もうアルバイトに来てもいいよ」と言われる。「即行」で復職した。

コメント
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