東京都選管の「NHK党は隅に行ってね作戦」についての推測は前回に書いた通りだが、
もし、NHK党枠24名が前日から、もしくは徹夜などで届け出順上位を狙ったとしたらどうだ
ろうか。センター部の24名がNHK党枠となる。
センター部が空白(実際に2024年6月29日現在、多くの掲示板でNHK党枠は空白である)
で、その周りの部分にだけポスターが貼られている掲示板が多く出現することとなり、
より異様な光景となるだろう。
都選管がそのような事態を想定していなかったのか、立花シュミレーションをそのまま
信じたのか、或は両者で密約的なものがあったのかはわからないが、実際はある意味
「想定通り」の結果となっている。
重ねて言うが、そのために8人の「掲示板に正しく貼れない候補者」が生まれて
しまったのだ。実に腹立たしい。
私は公職に就きたいという思いから選挙に立候補する人について、その行動においては
すべての人を尊敬する。それはNHK党枠の候補者24名についても同じだ。
ポスター掲示板とは本来、その行動を起こした人だけに限って自分の「思い」を伝える場
であるはずだ。それが「どんな人でも貼っていいですよ」と言うのが「思い」であるならば、
私は疑問を感じる。
NHK党は「1万4千箇所ある掲示板の中で「販売」されたのは1000~1500箇所」と
発表した。(6月21日)約1万2千箇所が「売れ残っている」状態である。
空白の掲示板の横に届け出順49番目以降の候補者がクリアファイルで「貼られて」いる。
「貼る」というより、片面をただ「付けている」だけだ。
長いこと掲示板を見てきたが、こんな異様で悲しい光景を私はこれまで見たことがない。
残念である。