極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

萬世放送施設

2005-04-24 07:36:06 | Weblog
池谷の紹介でこの頃からアルバイトをしている。NHKや民放放送局の下請け、簡単に言えば「人足斡旋会社」である。登録しておいて、不定期だが「明日、どこそこへ行ってくれ」となる。アルバイト料は日記によると

「民放は9時間、NHKは8時間で日給4300円」とある。時給換算すれば、NHK478円、民放538円だ。当時としても随分安い。が、このバイト、何も仕事をしないでただ待っているだけの「待機時間」も多かった。日本テレビの「トップテン」などは、午前中にカメラの足場を組んで、本番前(生放送午後8時スタート)に入り、本番終了後、足場を解体するだけの仕事なのだが、足場を組むところから解体までが拘束時間となっていた。リハーサルから客入れまで何もすることがなく(外出してもOK、完全フリー)「おいしい仕事」だった。また、NHKの「ニュースセンター9時」も「緊急時、人出が要る時の要員」みたいな仕事だったので、「ほとんど待機で終わる」のだった。

そうそう、おいしい仕事ばかりではなかったが、テレビ放送の現場で仕事ができておもしろさはあった。

市川悦子のドラマロケとか、水泳の日本選手権とか、フジテレビの「隠し芸大会」の収録など、記憶に残っているものが多い。NHKの職員と一日ハイヤーに乗って、何かの調査に助手として参加したこともある。この時の仕事も楽だった。

なかなかおもしろいバイトではあったが、仕事があったりなかったりと不定であり、しばらくして三越をやるようになってからはほとんどしなくなった。

アルバイト先は「萬世放送施設」といった。
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