極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

village7

2016-06-22 10:36:50 | Weblog
2016年6月17日に青柳の店に行った。前回は2014年11月だから、ずいぶんと久しぶりだ。

実はこの間、一度店には行っている。定休日ではない日の午後2時頃行ったのだが、閉まって
いた。なんだ休みか、と思ってパソコンでサイトをチェックすると、なんと営業時間は
午後3時からだった。月火が休みで、水金が午後2時から木土日が午後3時からオープン、
閉店は共に午後7時30分である。 

なんて短い営業時間なのだ。一日数食しか作らない、こだわりのそば屋みたいだ。

ま、そんなことはどうでもいいのだが、1年半ぶりに会う店主は変わってはいなかった。

変った事と言えば、「初心者ギター教室が忙しくなってきた」らしい。

「初心者」なので、ギターに初めて触れる人や、持っているけどまったく弾けない人
などが、対象。チューニングのやり方や基本的なコードを教えて、弾き語りができる
ことを目標とする。ホームページでの告知や店内チラシでの案内程度なのだが、これが
けっこう評判がいいらしい。

教室の先生は基本は店主青柳。(日によっては別の講師の日もある)レッスンはマンツーマン。
料金は1時間2000円。大抵は営業時間外で行われる。それで、営業時間の短さも納得がいった。

まず、弦の張り方、チューニングの仕方、コード、アルペジオ、ストロークなど、ほんとに
基本の基本を教えて、すぐ弾き語りだ。弾き語りの練習曲はなんと、生徒が決めるそうだ。

ヤマハなどの「大人の音楽教室」みたいなものをよくは知らないが、おそらく、数名同時の
レッスンで、「課題曲」のようなものがあり、テキストがあり、それを弾くのだろう。
それで、おそらく1時間2000円を超えるレッスン料金を払うのだろう。

それに比べこの教室は「自分がやりたい曲をマンツーマンで教えてくれる」のである。
テキストは先生のお手製、しかも1時間2000円。これは安い。

行った日も「この木なんの木」が生徒からの注文曲となったそうで、ユーチューブから
動画をダウンロードし、コード譜を書き、先生みずから練習していた。生徒は70歳を越えた
男性のようで、「ずっと弾いてみたかった曲」らしい。

その他、大原櫻子であったり、auのCMで流れる「海の声」であったり、とにかく
生徒からのどんなリクエストにも応える、そうだ。

生徒は小学校3年生から70歳超えの方まで幅広く、「俺のことを先生と呼ぶんだぜー」と
まんざらでもなさそうだった。

生徒からパットメセニーをやりたいとか、ゴンチチをやりたいとか言われたらどうすんだ、
と聞いてみたら、「初心者が、そんなこと言うか。もしそんなことを言う人がいたら、お断り」
とのことだった。

結局2時間近く店で過ごしてしまったが、相変わらす、お客はひとりも来なかった。



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むらさき発売30周年

2016-06-10 22:12:00 | Weblog
2016年6月10日はアルバム「むらさき」が発売されて30周年の記念日です。

30年経ってしまいましたが、つい昨日のように思い出されます。
1986年6月10日は銀座三越でアルバイトをしていました。発売当日の思い出は
このブログにも書きました。

30年の間に私は就職し、結婚し、子供が生まれ、退職し、転職しました。
音楽については、いくつかバンドもやりましたが、あまり長くは続きませんでした。
もっともそのバンドはもっぱらベーシストとして参加していて、楽曲の構成などは
していませんでした。


30年経っても池谷は音楽系のライター、コピーライター、そしてギター、トランペット
の演奏者、もしくはボーカルとして音楽にまみれた生活をしているし、青柳は
中古ギター屋を開店した。安斎はオーストラリアでエンジニア、プロデューサー、
ミュージシャンとして活躍している、といったぐあいに多くの人が音楽業界の中で
活動をしている。

皆さんご活躍でほんとうにすごい。

私は中学でフォークギターを知って、高校でロックやジャズを知って、バンドを
やった。大学でもバンドをやったが、その時々で出会った人の多くが現在でも
音楽を生業にしてたり、音楽と深くつきあっている。高校時代は演奏とは無縁
だった西村までも大学時代から始めた楽器を現在でもヘビーに演奏している。

中学も高校も大学も音楽や芸術の専門的学校ではなかったが、なぜかそうなった。
自分に音楽の才能はないと思うのだが、なぜかまわりは音楽にまみれた人が多かった。

今思うと、とても不思議だ。音楽は偉大である。

そして、SNSのおかげでその時々に出会った人たちが現在どのような音楽活動を
しているか、知ることができるのである。

「お前は音楽活動をしているのか」と言われれば、まともな活動はなにもしていない。

バンドもやってないし、ライブもしていない。家に家人がいない時にフォークギターで
弾き語りをする程度だ。しかし、マンションなので、大声を出すわけにはいかない。
母親の見舞いに実家の空家に戻る時は大声で唄っていたが、今年隣接した土地に
二軒の建売住宅が建ってしまった。これまでのようにフルの大声では唄えないかも
しれない。転職で暇な時間が増えたのだが、音楽をやる時間は増えない。ダラダラと
読書をしたり、テレビを見たりして時間が過ぎてゆく。

もう少し年齢を重ねたら、空き家になっている実家で余生を過ごしてもいいかな、と
思っている。(妻は反対しているが)そうしたら、中古アップライトピアノ(実家の
ピアノは妹宅に移された)を買って、日々唄って暮らしてみたいとも思っている。

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18億円不正引き出し事件と舛添要一

2016-06-07 17:21:02 | Weblog
2016年6月現在、巷の話題は舛添都知事の政治資金公私混同疑惑だが、
東京都民の私は石原慎太郎にも猪瀬直樹にも舛添にも投票しなかった。
しかし、この人たちは圧倒的な得票差で当選したのである。

そんなことより私は「コンビニATMで不正に18億円引き出され事件」が気になる。

これについては、あまり世間で騒がれていないように思う。「不正引き出し」
というが、強盗、窃盗とあまりかわりない。「強奪」したわけだ。

銀行強盗で18億円強奪されたら、大騒ぎだ。現金輸送車が襲われたら、大騒ぎだ。
どこかの大金持ちか、金のあるところから18億円盗まれたら大騒ぎだ。
警察多数出動、連日大報道、となると思う。今回の不正引き出し事件も報道は
されているが、静かなものだ。6月7日現在、3人くらいの「出し子」が捕まっただけ。

私の予想だと、首謀者はおそらく捕まらない。出し子が何人か捕まるのは想定内。
100人くらいの出し子を使うのだから、何人かは捕まるだろう。

これはれっきとした犯罪なので、私はこの犯人を肯定や賞賛するわけではないが、
クレジットカードを偽造したのが、まずすごい。南アフリカとかエルサルバドルとかの
カード情報が使われたそうだが、その情報をどうやって入手し、クレジットカードを
作ったのか。まったく偏見で申し訳ないが、中国などで作ったのではないだろうか。
そうすると首謀者は中国系かな?

そして出し子を組織して短時間であっという間に10億円以上を引き出す。

2015年12月にも1億円くらいが同様な手口で引き出された。これも報道はされた
記憶がない。犯人は12月にまず様子を見て、5月に「本番」を行ったのか。

被害者はどこになるのか?クレジット会社?コンビニの銀行?偽造クレジット情報の
個人? おそらく、クレジットカードの個人には請求されないだろう。となると
クレジットカード会社? クレジットカードの会社や銀行ならば、ロイズとか業界全体の
保険かなにかがあって、なんとかなるような気がする。もっとも、単体の被害としても
カード会社や銀行ならば18億円くらい、なんでもないような気もする。だいたい日本の
銀行もカード会社も最近は儲かってしかたがないのだ。

誰かが死んだわけでもない、警察もマスコミも出動しない、被害者もいない(わけでないが)
まったく映画のような犯罪だ。

この犯罪の首謀者が日本人だったら、繰り返すが賞賛するわけではないが、
すごいなあと思うだろう。オレオレ詐欺をはじめに考えた人もすごいと思った。

都知事とまったく正反対の、「スケールの大きさ」を感じる。

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