極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

水俣エブリバディ

2013-04-20 09:06:50 | Weblog
今週 水俣病関連の新しい判決があった。発生から何年が経ったのだろうか。
原告の方々の思いと行動に心を打たれる。時間だけではない。かかる費用も
相当なものだったと思う。

日本はこれまで水俣病をはじめとして、多くの公害事件や薬害事件が起きて
きたが、水俣病は印象が強い。その後、ユージンスミスの写真とか
トシコタバキンの音楽とか、なにかと大人になってからも、水俣病は私の中で
「ひっかかっていた」ものだった。

そんなわけでバンド時代も水俣病の曲を作っている。

題名はズバリ「水俣エブリバディ」だが、メンバーから、「題名と歌詞に
問題あり」という声があり、しぶしぶ「浮気なエブリバィ」に変えた。

「浮気なロコモーション」みたいになってしまって、おもしろくなかった。

水俣病関連訴訟の原告勝訴のお祝いに、「水俣エブリバディ」を残しておきます。




水俣エブリバィ


水俣エブリバディ
水俣エブリバディ


誰に訊いても知りませぬ
そんな名前は知りませぬ
遠い昔のこと故に
知らぬ貴方に罪は無い

今日的な情報は
三日三晩と持ちませぬ
此処を先途と振り返る

あなただけはと素足に縋るよ

どちらまで
この手をハニー
どちらとも
したいわダニー

人の罪には歳がある
その時だけが責められる
どこの誰かがほくそ笑み
時は解決できませぬ

今更ながらと笑い出す
馬鹿な奴だと笑い出す
戻る余裕も無いままに

あなただけはと素足に縋るよ

どちらまで
この手をハニー
どちらとも
したいわダニー

まぶしい光の最中に
時代の流れは
そちらに傾く

水俣エブリバディ
水俣エブリバディ





当時、藤沢は「したいわダニー」のところを
「死体渡り」と読み違え、「恐ろしい歌詞だ」と
言っていた。
コメント
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