2013年11月21日にポールマッカートニーのコンサートに行った。
今回も友人の西村から「チケット買ってやるから、一緒に行くか?」と
聞かれ「じゃ、行くか」となったわけで、毎度のパターンだ。
チケット代金は16500円。これで2階席の後ろの方なんだから随分と高い。
2013年現在ポールは71歳で、巷の評判は絶賛の嵐だ。東京ドームは満席。
日本人はこんなにもポールマッカートニーが好きだったのか、と呆れるほどに
会場は盛り上がり、皆がヘイジュードや、オブラディオブラダを合唱
するのだった。
ポールの来日公演は中止になった1回目を除いて、これで3度目だそうだ。
私は2回目になる。前もこれまた西村といっしょだった。
「前回は11年前か」と言うと、「ちがう、20年前だ」と西村。
よく覚えている。西村は11年前はひとりで観たそうだ。
20年前と言えば、1993年。私はなぜか感動とともに、「怒り」を感じた
ことをよく覚えている。それは「おまえ(達)のせいで、俺はこうなって
しまった」という気持ちだ。ビートルズに出会わなかったら、
違う人生があったように思ったのだ。
実にひとりよがりで、自意識過剰な、阿呆な「いいがかり」である。
20年経って観るポールはまったく変っていなかった。私は怒りも感動も
あまり感じなかった。世界一たくさんのヒット曲を持つ人のコンサートは
悪いはずがない。キングのコンサートである。
入り口で光るサイリウムが配られる。「ネタバレでごめんなさい。
アンコールでイエスタディを演奏しますので、点灯してください。
ポールさんには内緒の演出です。」と紙に書いてある。
完璧だ。すべてが台本どおり。完璧にパッケージされた、文字通りの「ツアー」だ。
西村も「後3曲で本編終了」とか、アンコールは何曲やるんだ?という
私の問いに、「3曲、2回。イエスタディは2回目の1曲目」と詳しい。
誰もが幸せになれる。誰も傷つかない。
「ディズニーランドみたいだな」と私が言うと、「うまいことを言う」と
西村がめずらしく褒めた。
今回も友人の西村から「チケット買ってやるから、一緒に行くか?」と
聞かれ「じゃ、行くか」となったわけで、毎度のパターンだ。
チケット代金は16500円。これで2階席の後ろの方なんだから随分と高い。
2013年現在ポールは71歳で、巷の評判は絶賛の嵐だ。東京ドームは満席。
日本人はこんなにもポールマッカートニーが好きだったのか、と呆れるほどに
会場は盛り上がり、皆がヘイジュードや、オブラディオブラダを合唱
するのだった。
ポールの来日公演は中止になった1回目を除いて、これで3度目だそうだ。
私は2回目になる。前もこれまた西村といっしょだった。
「前回は11年前か」と言うと、「ちがう、20年前だ」と西村。
よく覚えている。西村は11年前はひとりで観たそうだ。
20年前と言えば、1993年。私はなぜか感動とともに、「怒り」を感じた
ことをよく覚えている。それは「おまえ(達)のせいで、俺はこうなって
しまった」という気持ちだ。ビートルズに出会わなかったら、
違う人生があったように思ったのだ。
実にひとりよがりで、自意識過剰な、阿呆な「いいがかり」である。
20年経って観るポールはまったく変っていなかった。私は怒りも感動も
あまり感じなかった。世界一たくさんのヒット曲を持つ人のコンサートは
悪いはずがない。キングのコンサートである。
入り口で光るサイリウムが配られる。「ネタバレでごめんなさい。
アンコールでイエスタディを演奏しますので、点灯してください。
ポールさんには内緒の演出です。」と紙に書いてある。
完璧だ。すべてが台本どおり。完璧にパッケージされた、文字通りの「ツアー」だ。
西村も「後3曲で本編終了」とか、アンコールは何曲やるんだ?という
私の問いに、「3曲、2回。イエスタディは2回目の1曲目」と詳しい。
誰もが幸せになれる。誰も傷つかない。
「ディズニーランドみたいだな」と私が言うと、「うまいことを言う」と
西村がめずらしく褒めた。