極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

オートレース

2018-02-22 15:12:00 | Weblog
オートレースが好きです。

オートレースは日本の公営賭博の中で一番マイナーな競技である。運営は厳しい。
運営が厳しいのは売り上げが減少しているからだ。オート発生の地、「船橋オート」
は経営難から2016年3月に廃止となった。もう2年経つ。他のレース場も状況は
変わりない。

オートについては、一冊の本が書けそうなくらいに想いは溢れるが、どうして
好きなんだろうか、と思う。

私は浜松というオートレース場がある町で育った。実家はレース場から2キロ圏内
だから、開催中は家の中にいてもエンジン音が聞こえた。昭和40年代、50年代は
入場者数、売り上げとも今と比べ物にならないくらい多かった。
レースが開催されると酷い渋滞になった。

浜松に住んでいた頃は当然にして未成年であり、父もそれほどオートレースを
する方ではなかったので、子どもの頃も含め、当時は足を踏み入れたことがなかった。

高校の3年間はレース場の前を通って通学していたのに、まったく無縁の存在だった。

現在の浜松オートはグレードレースが開催されても、土日でも閑散としている。

運営が厳しいためか、施設のメンテナンスもあまりしっかりされてはいない。


浜松オートはNHKの朝ドラ「ひよっこ」のロケに使われた。1964年当時の上野駅の
シーンである。寂れた雰囲気がまさにびったりだった。ロケ地に選んだNHKスタッフの
眼力に感心する。

たしかにここには昭和が残っている。

私はここでノスタルジィに浸っているだけなんだろうか。














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鞴座

2018-02-14 11:20:06 | Weblog
2018年2月12日(祝) 浜松のエスケリータ68というライブハウスで
高校の同窓生 金子鉄心のバンド「鞴座」(ふいござ)のライブに
行ってきた。

とてもよかった。

鞴座は金子とアコーディオンの藤沢祥衣さんの二人のユニットである。
今回はフィドルと唄のさいとうともこさんがゲストで入り、3人編成だった。

金子はイーリアン・パイプ(アイリッシュ・バグパイプ)や
ティン・ウィッスル、サックスなどの管楽器を担当
(HPより)

演奏される音楽ジャンルとしては
アイリッシュ・ケルトやフランスのミュゼット
クレズマーやロマなどのヨーロッパの大衆音楽を基調とし
そこに様々な要素とジャパニーズ・テイストを加味した
全く新しい、それでいてどこか懐かしいサウンドです。
(HP)

こういう「アイリッシュケルト」系?の音楽はまったく疎いのだが、
とても暖かいサウンドで、金子の優しいトークと相まって、心が温かくなりました。

今回はすべて3拍子の曲が演奏された。金子も言っていたが、日本の民謡に3拍子は
少ないらしいが、個人的には3拍子の曲は嫌いではない。

バンド時代も3拍子の曲はわりと多く作っている。(バンド採用はゼロ)(泣)
3拍子の曲はゆっくり唄える。唄いやすい。なぜだろう。

金子はメインのイーリアンパイプの他、いろいろな管楽器を吹くが、後半で
サックスも吹く。サックスの芳醇な音色に改めて感心した。

ゲストのさいとうさんはゲストといっても、ほぼ全ての曲で演奏し(演奏しないのは
1曲だけ)ゲストというよりメンバーみたいだった。

残念ながら、オリジナルメンバーのギターの岡部さんが2017年に急逝され、
鞴座は二人になってしまった。新生鞴座でもいいのでは?と外野は勝手なことを言う。

ライブでは岡部さんの曲も多く演奏された。

実は鞴座のライブはこれで2回目だ。初回は2012年に千歳烏山・Live Bar“TUBO”で
観ている。この日は日曜日だった。同じように演奏はすばらしかったが、私は憂鬱だった。
憂鬱の原因は演奏ではない。日曜の夜で、翌日の仕事が憂鬱で頭から離れなかったのだ。
私は2013年に会社を辞めるが、当時はこんなにすばらしい演奏を聴いても、仕事の呪縛から
逃れられなかったのである。

今回も演奏日は祝日で、私は翌日早朝から起きて仕事だった。世田谷どころか、浜松から
新幹線で東京に戻ってという強行軍だ。だが、私は憂鬱どころか、当日の浜松はとても
寒かったのに、とっても温かい気持ちのまま家路についたのである。

20数年ぶりにブラス部のアイドルにも会えたしな。


リンクは直近のもの、下の写真は当日のものです。



鞴座 @20180209 梅田クラリネット祭 前夜祭








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