大迫に着きました。大迫町には早池峰神楽といって伝統的な民族芸能があり、毎年、1月の「舞初め」、7月31日~8月1日の「早池峰神社例大祭」、12月の「舞納め」があります。そして「神楽の日公演」は、2月~7月、9月~11月の第2日曜日に大迫交流活性化センターで行なわれています。また、美味しいワインもつくられており、毎年恒例の「おおはさまワインまつり」が毎年9月の第3日曜日(11:00-15:00)に大迫町ぶどうが丘周辺特設会場で開催されています。
大迫町および東和町の霊場をまわります。
39.至岸寺(18番) 本尊薬師 大迫(現 花巻市大迫町大迫3-113)
至岸寺(とうがんじ)は大迫の街中にあり、薬師如来様のほかに、土蔵の地蔵堂の延命地蔵菩薩様、観音堂には聖観音様が安置されている。




観音堂
御詠歌
子をうめる(生る)その父母の温泉寺とむらひがたきことはあらじな
40.桂林寺(67番) 本尊薬師 内川目(現 花巻市大迫町内川目第48地割29)
大迫町の中心部からは離れており早池峰公園の方に向かって進みます。多くのお寺は火災にあっており、桂林寺も火災にあい、現在の本堂は1812年に建てられたようです。

山門

本堂

観音堂

梵鐘
御詠歌
植ゑおきし小松尾寺をながむれば法の教への風ぞふきぬる
41.瀧澤寺(21番) 本尊虚空蔵 上小山田 (現 花巻市東和町北川目2区)
瀧澤寺は東和町小山田郵便局の脇の道路を進んでいくと花巻市営バス小山田線の瀧澤寺前の停留所があります。



42.大師堂(23番) 本尊 薬師 上小山田 (現 花巻市東和町北川目4区)
花巻市は平成18年に石鳥谷町、東和町、大迫町と合併し大きな市になりました。23番の大師堂は東和町の太子堂のようで、花巻市営バス小山田線の太子堂前の停留所があります。




43.観音堂(82番) 本尊千手 上小山田 (現 花巻市東和町石鳩岡)
石鳩岡観音堂といわれており、花巻市営バス小山田線の終点のバス停「石鳩岡」があり、そこで降りるとすぐです。

石鳩岡観音堂



御詠歌
宵のまのたへたる霜の消えぬればあとこそ鐘の勤行の聲
44.淨光寺(36番) 本尊不動 土澤 (現 花巻市東和町土沢2区239)
淨光寺(じょうこうじ)の本堂は嘉永時代に再建されているが、山門はそれ以前のもので、大分古いそうです。

山門


45.淨珠院(87番) 本尊観音 土澤(現 花巻市東和町土沢2区322)
淨珠院はJR東日本釜石線の土沢駅から歩いて10分ほどかかります。盛岡から車で行くと大迫を通り約1時間くらいです。

淨珠院


御詠歌
あしびきの山鳥の尾の長尾寺秋の夜すがら弥陀をとなへよ
46.小通堂(84番) 本尊観音 中内(現 花巻市東和町小通)
小通堂は花巻市営バス「中内線」の小通停留所から500mほどのところです。





御詠歌
小通堂の御詠歌が壁に貼られています。なお、陸中八十f八霊場としての御詠歌は次のようになっています。
御詠歌
あづさゆみやしまの宮に詣でつつ祈りをかけて勇むもののふ
47.凌雲寺(86番) 本尊観音 安俵 (現 花巻市東和町安俵5区90)
花巻市安俵(あひょう)は東北自動車から釜石自動車道に移り東和インターチェンジで降りた地点です。安俵には東和温泉があり、炭酸泉、高濃度で東北でも唯一の「かけ流し」炭酸泉で、血行を促進し、健康にはもちろん美容面にも良いとの説明です。また、東和温泉のサウナは、熱くなった石へ水をかけることでサウナ室内が適度な湿度になるフィンランド式サウナです。

凌雲寺山門





凌雲寺の御詠歌
なお、陸中八十八ケ所霊場の八十六番としての御詠歌は次のようになります。
御詠歌
いざさらば今宵はここにしどの寺祈りの聲を耳にふれつつし
48.成沢寺(47番) 本尊 弥陀 安俵(現 花巻市東和町安俵10区)
東和町安俵(あひょう)にある成沢寺(じょうたくじ)の現在の本堂は1850年に改築されている。神仏分離策によったのでしょうか明治4年に成島毘沙門堂下にあった成島寺と統合したといわれている。




御詠歌
花を見て歌よむ人は八坂寺三ぶつじょうの縁とこそきけ
49.毘沙門堂(63番) 本尊毘沙門 成島(現 花巻市東和町北成島5-1)
ここには毘沙門堂と熊野神社があります。毘沙門堂の建物は寄棟造り、鉄板葺のやや大型の三間堂で廻り縁と向拝がついている。県内に残る数少ない中世建造物であることから平成2年に国の重要文化財に指定されています


毘沙門堂


毘沙門堂内にあった毘沙門天は現在は収蔵庫に安置されている。なお、収蔵庫の入場料400円です。

賢治詩碑
民衆信仰として毘沙門天立像の脛に味噌を塗り思い思いの祈願をしたという。この情景を見た宮沢賢治は「・・・毘沙門像に味噌たてまつり・・・」とよんでいる。
宮沢賢治
アナロナビクナビ 瞳たく桐咲きて
峡に瘧の やまいつたわる
ナビクナビアリナリ 赤き幡もちて
草の峠を 越ゆる母たち
ナリトナリアナロ 御堂のうすあかり
毘沙門増に 味噌たてまつる
アナロナビクナビ 踏まるる天の邪鬼
四方につつどり 鳴きどよむなり

熊野神社(三熊神社)
三熊神社は泣き相撲大会で有名になっています。大会には全国からお子様が参加し、土俵の上で親方がお子様を抱き、「ヨッヨッ」というかけ声をかけあい、健やかな成長を祈願するもので、泣いたり笑ったりして勝負します。先に泣いた方が負けです。
御詠歌
世の中のあしき誹謗を打捨てて皆吉祥をのぞみ祈れよ
50.歓喜寺(77番) 本尊薬師 東十二丁目 (現 花巻市東十二丁目第10地割241)

歓喜寺



現在は交通の便もよいので、四国八十八霊場巡りをする人が多くなりましたが、陸中八十八霊場
巡りの方もおります。こちらは、のんびりして良いですよ。
御詠歌
願ひをば仏道りうに入りはてて菩提の月を見まくほしさよ
次は、北上市に入ります。
大迫町および東和町の霊場をまわります。
39.至岸寺(18番) 本尊薬師 大迫(現 花巻市大迫町大迫3-113)
至岸寺(とうがんじ)は大迫の街中にあり、薬師如来様のほかに、土蔵の地蔵堂の延命地蔵菩薩様、観音堂には聖観音様が安置されている。




観音堂
御詠歌
子をうめる(生る)その父母の温泉寺とむらひがたきことはあらじな
40.桂林寺(67番) 本尊薬師 内川目(現 花巻市大迫町内川目第48地割29)
大迫町の中心部からは離れており早池峰公園の方に向かって進みます。多くのお寺は火災にあっており、桂林寺も火災にあい、現在の本堂は1812年に建てられたようです。

山門

本堂

観音堂

梵鐘
御詠歌
植ゑおきし小松尾寺をながむれば法の教への風ぞふきぬる
41.瀧澤寺(21番) 本尊虚空蔵 上小山田 (現 花巻市東和町北川目2区)
瀧澤寺は東和町小山田郵便局の脇の道路を進んでいくと花巻市営バス小山田線の瀧澤寺前の停留所があります。



御詠歌
大龍の常に住むぞや真(げ)に岩や写真文字は守護のためなり
大龍の常に住むぞや真(げ)に岩や写真文字は守護のためなり
42.大師堂(23番) 本尊 薬師 上小山田 (現 花巻市東和町北川目4区)
花巻市は平成18年に石鳥谷町、東和町、大迫町と合併し大きな市になりました。23番の大師堂は東和町の太子堂のようで、花巻市営バス小山田線の太子堂前の停留所があります。




御詠歌
皆人のやみぬるとしの薬王寺瑠璃の薬を與(あた)へましませ
皆人のやみぬるとしの薬王寺瑠璃の薬を與(あた)へましませ
43.観音堂(82番) 本尊千手 上小山田 (現 花巻市東和町石鳩岡)
石鳩岡観音堂といわれており、花巻市営バス小山田線の終点のバス停「石鳩岡」があり、そこで降りるとすぐです。

石鳩岡観音堂



御詠歌
宵のまのたへたる霜の消えぬればあとこそ鐘の勤行の聲
44.淨光寺(36番) 本尊不動 土澤 (現 花巻市東和町土沢2区239)
淨光寺(じょうこうじ)の本堂は嘉永時代に再建されているが、山門はそれ以前のもので、大分古いそうです。

山門


御詠歌
わづかなる泉に住める青龍寺仏法守護の誓ひとぞ聞く
わづかなる泉に住める青龍寺仏法守護の誓ひとぞ聞く
45.淨珠院(87番) 本尊観音 土澤(現 花巻市東和町土沢2区322)
淨珠院はJR東日本釜石線の土沢駅から歩いて10分ほどかかります。盛岡から車で行くと大迫を通り約1時間くらいです。

淨珠院


御詠歌
あしびきの山鳥の尾の長尾寺秋の夜すがら弥陀をとなへよ
46.小通堂(84番) 本尊観音 中内(現 花巻市東和町小通)
小通堂は花巻市営バス「中内線」の小通停留所から500mほどのところです。





御詠歌
小通堂の御詠歌が壁に貼られています。なお、陸中八十f八霊場としての御詠歌は次のようになっています。
御詠歌
あづさゆみやしまの宮に詣でつつ祈りをかけて勇むもののふ
47.凌雲寺(86番) 本尊観音 安俵 (現 花巻市東和町安俵5区90)
花巻市安俵(あひょう)は東北自動車から釜石自動車道に移り東和インターチェンジで降りた地点です。安俵には東和温泉があり、炭酸泉、高濃度で東北でも唯一の「かけ流し」炭酸泉で、血行を促進し、健康にはもちろん美容面にも良いとの説明です。また、東和温泉のサウナは、熱くなった石へ水をかけることでサウナ室内が適度な湿度になるフィンランド式サウナです。

凌雲寺山門





凌雲寺の御詠歌
なお、陸中八十八ケ所霊場の八十六番としての御詠歌は次のようになります。
御詠歌
いざさらば今宵はここにしどの寺祈りの聲を耳にふれつつし
48.成沢寺(47番) 本尊 弥陀 安俵(現 花巻市東和町安俵10区)
東和町安俵(あひょう)にある成沢寺(じょうたくじ)の現在の本堂は1850年に改築されている。神仏分離策によったのでしょうか明治4年に成島毘沙門堂下にあった成島寺と統合したといわれている。




御詠歌
花を見て歌よむ人は八坂寺三ぶつじょうの縁とこそきけ
49.毘沙門堂(63番) 本尊毘沙門 成島(現 花巻市東和町北成島5-1)
ここには毘沙門堂と熊野神社があります。毘沙門堂の建物は寄棟造り、鉄板葺のやや大型の三間堂で廻り縁と向拝がついている。県内に残る数少ない中世建造物であることから平成2年に国の重要文化財に指定されています


毘沙門堂


毘沙門堂内にあった毘沙門天は現在は収蔵庫に安置されている。なお、収蔵庫の入場料400円です。

賢治詩碑
民衆信仰として毘沙門天立像の脛に味噌を塗り思い思いの祈願をしたという。この情景を見た宮沢賢治は「・・・毘沙門像に味噌たてまつり・・・」とよんでいる。
宮沢賢治
アナロナビクナビ 瞳たく桐咲きて
峡に瘧の やまいつたわる
ナビクナビアリナリ 赤き幡もちて
草の峠を 越ゆる母たち
ナリトナリアナロ 御堂のうすあかり
毘沙門増に 味噌たてまつる
アナロナビクナビ 踏まるる天の邪鬼
四方につつどり 鳴きどよむなり

熊野神社(三熊神社)
三熊神社は泣き相撲大会で有名になっています。大会には全国からお子様が参加し、土俵の上で親方がお子様を抱き、「ヨッヨッ」というかけ声をかけあい、健やかな成長を祈願するもので、泣いたり笑ったりして勝負します。先に泣いた方が負けです。
御詠歌
世の中のあしき誹謗を打捨てて皆吉祥をのぞみ祈れよ
50.歓喜寺(77番) 本尊薬師 東十二丁目 (現 花巻市東十二丁目第10地割241)

歓喜寺



現在は交通の便もよいので、四国八十八霊場巡りをする人が多くなりましたが、陸中八十八霊場
巡りの方もおります。こちらは、のんびりして良いですよ。
御詠歌
願ひをば仏道りうに入りはてて菩提の月を見まくほしさよ
次は、北上市に入ります。
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啄木の歌
あな苦しむしろ死なむと我にいふ三人(みたり)のいづれ先に死ぬらむ
明星 明治41年7月号 石破集(32首、その10)
署名 石川啄木
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啄木の歌
あな苦しむしろ死なむと我にいふ三人(みたり)のいづれ先に死ぬらむ
明星 明治41年7月号 石破集(32首、その10)
署名 石川啄木
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