たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

盛岡市保存建造物(第16号 円光寺本堂)

2014年06月12日 | ぶらりぶらり
第16号 円光寺 岩手県 盛岡市南大通3-11-49

本堂は、元禄年間中に再建されたといわれている。寺院本堂としては珍しく妻側に正面向拝を持つが、安定した形で威圧感はなく、正面左右の夫婦かつらと相まって優れた正面性を有している。山門と本堂主要部構造は、江戸時代の地方寺院建築らしい統一感を持つ建物である。といわれている。



本堂








本堂正面の夫婦カツラは推定樹齢300年で、盛岡市指定天然記念物に指定されています。





境内には観音堂があります。南部藩の奥女中に蓮子という娘がいた。父が禁制のキリシタン信者ということで斬首となったが、蓮子はその夜、闇に紛れ、父の首を盗み、円光寺に回向を依頼、住職は寺の運命を思ったが、回向は僧の勤めと、ひそかに読経し埋葬した。蓮子は翌朝、自首をしたが、藩主はその親孝行に胸を打たれ、蓮子を側室にした。後に蓮子は父の菩提を弔うために観音堂を寄進、観世音菩薩を安置した。これが眼病に霊験あらたかであるため、「生目観音」といわれている。




観音堂



また、境内には盛岡市出身の内閣総理大臣「米内光政」の墓碑もあります。






円光寺の梵鐘はタイマー付きになっており、朝6時、正午、そして夏時間は夕方6時、冬時間は夕方5時の、一日3回セットされているようです。私が訪れた時にも朝6時に鳴っていました。


タイマー付き梵鐘





6月の第2土曜日の14日は南部盛岡「チャグチャグ馬コ」があります。9時半に蒼前神社をスタートし材木町、盛岡駅前、県庁・市役所前を通り盛岡八幡宮に午後1時半に到着します。材木町では12時5分から20分ほど休憩します。材木町は盛岡駅から旭橋を渡るとすぐで、歩いて5分ほどです。蒼前神社に行かれる人は盛岡駅(東口16番バス停)からシャトルバスが7時から5~10分おきに出ます。帰りは9時50分から盛岡駅までの運行です。



材木町で休憩中(2013.6.9 12時16分)



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啄木の歌

北の海鯨追ふ子等大いなる流氷来るを見ては喜ぶ

釧路新聞  明治41年2月21日 釧路詞壇(8首、その7)

署名 匿名であるが啄木の作品として扱われている
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