奥州街道を行く
奥州街道は江戸時代の江戸・日本橋を起点とする五つの陸上交通路のひとつで、盛岡を経て青森までの道路です。
前回は岩手県立中央病院まできました。今回は中央病院からのスタートです。
奥州街道は中央病院から上田通りを北進します。北進すると間もなく正覚寺があります。正覚寺は「盛岡三十三観音」の十八番になっています。
正覚寺
正覚寺の札所本尊は無生観世音です。これは、御仏体の背に刻字された「無生」の銘から名付けられたもので、本堂に安置されています。この御尊像は稗貫郡大迫町の城主「大迫右近」の兜の八幡座に収められていたもので、嘉永3年(1626)に正覚寺に奉納されたといわれています。正覚寺には別に志和稲荷本尊の汗掻き観世音も併置されています。お姿が暑い季節になると汗を掻いている様になるので名付けられたもので、その様子の見事さは絶賛に値するとのこと。
御詠歌 「生れずばこの正覚をとらずとの 佛の誓ひたのもしきかな」
正覚寺からさらに北進すると、NHK前に地下道がありますので、この地下道をくぐります。
NHK前地下道
この地点は国道4号線、国道46号線(秋田方面)、上田通りの3つの道路が交差しています。奥州街道は、この地下道をくぐり、「高松通り」方面に進みます。進んで行くと、間もなく高松郵便局があり、この前を右折すると、高松の池です。高松の池に立ち寄ります。
高松郵便局
高松の池
高松の池には10月になると白鳥が飛来、冬になると池の9割ほどが凍ります。高松の池は以前は冬になると全面が凍り、冬の国体「スケート」も開かれた時代もありました。池の周りには 1.4㎞ の散歩道もありますので、一周してみてください。
池周りの散歩道
春には池の周り全面が桜通りになります。また、池から道路を挟み、高松芝水園があります。
高松の池の桜
高松芝水園の桜
池の南側には盛岡市立図書館があります。新聞、雑誌等も置いておりますので、立ち寄りください。
盛岡市立図書館
今回は、ここまでです。
岩手県のコロナウイルス感染状況
5月26日現在、県内のコロナウイルス感染者は累計1,380人です。この内、入院中は100人、宿泊療養中42人、調整中10人、退院等1185人、死者43人になっています。