武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

同じ人間

2016-03-15 10:36:31 | 武久の視線
あなたの目の前に居いる「介護されし者」
高齢者だろうが障害者だろうが、認知症だろうが難病だろうが、、、あなたと同じ人間


怒られれば恐いだろうし、笑顔で話しかけられた嬉しいだろうし
小突かれたら痛いだろうし、声もかけられず無視されたら淋しいだろうし、、、


尊厳とか利用者様本位、その人らしさとかとか、歯の浮くような特別な言葉は要らない


ただ介護される者も、あなたと同じ気持ちをもっている、と言うこと


大勢の前で裸になるのは恥ずかしいだろうし、乱暴に扱かわれたら痛いだろうし
いつまでも綺麗でいたいおばぁちゃんも、スケベな男もいるだろうし、、、普通な人なんだ


何人もの手術をしたお医者さんでも
手術の仕方は分るけれど、手術の痛みは知らない


何人、介護しようが、介護される人の気持ちはわからない
でも簡単なんだよ


あなたがされて嫌なことは、される利用者も嫌
あなたが、してもらって嬉しかったことは、利用者にしあげたら喜ぶ


介護を受ける人は、特別な感情を持つ人ではない
あなたと同じ感情を持つ、あなたと同じ人間、普通の人なのさ。




(写真撮影 妻 武久利江子)
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