ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

開口一番!

2016-04-01 11:35:54 | 武久の視線
僕は数年前の3.4年間、今は廃校となったあるリハビリ専門学校で年に1回、当事者として話す機会があった
療法士を目指す学生、若者たちの前で、何も専門知識などあろうもない僕の開口一番は


「あなたは何故?療法士になろうと思ったのですか?」 だった


「自分がケガで入院してた時、、、」「家のおばぁちゃんが寝たきりになり、、、」と
指名された学生さんが話してくれた、彼ら彼女らの目は輝いてた


学びでも仕事でも、専門性が高くなればなるほど、原点の初心を忘れがちになる
専門性ばかり追い続けると、時として壁や迷路に悩まされる、そんな時、自分を救ってくれるのは初心


  「初心に勝る知識なし」  と僕は伝えた


その後、あなたは現場で障害者の患者に「お前に俺の気持ちがわかるかよぉー」と怒鳴られたらどう対処、、、
介護、リハビリする人が力がいる負担は、患者、利用者にはその力が痛みとなって伝わります、、、とかとか


終いには、結婚はこの人と幸せになりたい、ではなく この人となら苦労してもいい
と思えたなら結婚しましょう、だって苦労なしの幸せなんてないのだからね


みたいな療法士としては全然関係のない話までしていました。



(写真 介護ライター 野田明宏)


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