武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

生きててよかった

2015-07-23 12:06:25 | 武久の視線
僕は意識不明から意識がもどり、動けない現実がわかった時、生きててよかったとは思えなかった


その時に気がついた! 
人は生きている、命がある、というだけじゃ生きててよかったとは思えないんだな、と、これは高齢者にも同じなのだと思う


確かに、医療が進歩し人の寿命も延びた
それに伴い高齢者の一人暮らしや、老老介護なども増えた



寿命が延び、命があり生きてさえいれば、幸せなのではない
生きててよかった、長生きしててよかった、と思えるには心が共わなければ思えない


医療にせよ、介護にせよ
命さえあればいい、介護されながら生きていればばいいと言う時代ではない


逆に、長生きなんかしなければよかった、他人の世話になりながら生きてても、、、


懸命に子を育て、懸命に働き、年老いて要介護の高齢者になったとしても
生きててよかった、長生きしててよかった、と思える介護保険、介護保険サービスであるべき


要介護者を、ますます惨めにさせる介護保険、介護保険サービスであってはならない。

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