田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

N艇長宅で、大バーベキュー(2010/10/31)

2010-10-31 22:45:44 | 先生・友人
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
日曜日、小郡市のN艇長のご自宅で、バーベキューでした。

(日比文化交流会)
N艇長、お亡くなりになったご子息の遺志を継いで、主としてフィリピンの方向けにヘルパー講座をこの5年間続けておられる。
私の仕事の関係で初めてお会いし、たまたま飲み仲間のラーメン屋の錦龍のI氏とN艇長が幼馴染ということもあって、お会いする機会が多い。
毎年文化の日前後に、フィリピン人、バングラディシュ人等日本で暮らす海外の方々と日本人のN艇長とご縁のある仲間に声をかけてくれ、バーベキュー(日比文化交流会)をご自宅を開放して開催してくれる。
100人前後の参加者でにぎやか。
今日は、小倉からラーメン屋のI氏、M画伯、冒険家のM先生、国際派のTS氏、焼き鳥屋のIW氏、私と妻の7人が、小倉から参加。

(食欲の秋) 
焼き鳥屋のIW氏、焼き肉、焼き鳥を参加者への行きわたり具合をみながら、手際良く焼いてくれる。
私は、最近釣って冷凍していたキス、小鯛、アラカブを持参、炭火焼。
ラーメン屋のI氏は焼きそば。
合間に、カッポ酒をチビリチビリ。
焼き芋、カレー、豚汁、寿司、ワインと次々ご馳走が、振る舞われ、庭のあちこちにグループが出来て、
ご馳走と酒に舌包み。(冒頭の写真)
フィリピンの歌姫のエマさんも、加わり、集まってパチリ。(下の写真)


(笑う門には福来る) 
M画伯の与太話に、周りは、笑いが絶えず。
最後はN艇長も加わり、酔いと笑いも最高潮に。(下の写真)

ご馳走でお腹が一杯、笑い疲れて、楽しいバーベキューもお開き。

楽しい一日でした。
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救援物資(2010/10/30)

2010-10-30 20:22:22 | Weblog
タヌキ衆の猛攻に、ジャガイモ、里芋、やーこんも?全滅で、廃墟に近い、農園(仕事の関係で私はまだ見ていない)、イノシシとは違って、小さい隙間も塞がにゃダメと思い知らされ、特に、人の出入りする入り口が隙間だらけで、どうしたものかと思案。

 仕事でよく出かける小倉のショッピングモールのテナントが店じまいで、使っていた商品展示の格子のはいった金属パネルが2枚、売りに。
2000円でいいよと。
これを昨日見つけて買い、小波瀬駅まで電車で運び、迎えに来た妻運転の車で、我が家に。
 この話を同じモールの仲のいいご主人に、畑壊滅のボヤキを入れながら話すと、店でいらなくなったパネルがやはり、2枚あるから、上げようとの嬉しい話。
 これを今日、小倉駅まで運び、電車に乗せ、今日は妻が出かけているので、自転車に括り付け、ゆっくり押してヨタヨタ進む。
畳一畳大で、自転車の荷台とハンドルに乗せて紐で括るも、不安定で、ハンドル操作が困難。
小学2年の時、実家の商売品のメリヤスの梱包を初めて配達し、子供自転車で運んだら、荷台が小さすぎて何度も荷崩れ、オットットと立ち往生した時を思い出す。

 天の助け、通りかかった小型のワゴン車が停まり、「運びましょうか」と。
お隣に最近引っ越してきた、若いご夫婦。
畳一畳大の金網パネル2枚、自動車であっという間に我が家に運んでくれました。
救援物資の柵補強材料は揃った。(冒頭の写真)
 11/3の釣りの後、時間が空くので、すぐ農園に出かけて、柵の入り口の補強作業にとりかかる予定。
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お前はタヌキか(2010/10/28)

2010-10-28 22:46:32 | 農園の生き物
 竹田農園のジャガイモ、里芋、の芋類、大豆を根こそぎにした、動物、イノシシではない。
こやつの写真は、5月の連休時、偶然、畑を伺っているのを見つけて、写真に。(冒頭)
 ふさふさの尻尾がないので、狸ではない。少し鼻のあたりが白いから、ハクビシンだと決めつけていたが、ハクビシンの写真を見ると、似ていない。
 結論は、99%、こやつは狸。
 左のブックマークの「タヌキとは」を見るとタヌキは
○胴長、短足
○犬の仲間、原始的な犬科動物の特性を示す
○冬眠はしないが、秋は冬に備えて、体重は50%増す。
○冬毛はふさふさ、夏毛のタヌキは意外とスリム

 写真の主とピッタリ。
妻は、我が家に迷い込んで、一晩、倉庫の隙間に逃げ込んで、翌朝、退散した狸は、もっと尻尾がフサフサしていたのが、あれはタヌキでは無い、というので、シンビシンと思っていたが、妻が見たのは、冬毛のタヌキかアナグマその他。

 今日、妻が竹田農園の畑の様子を見に行くと、昨晩も進入、大宴会をしたそうで、残っていたイモ類完璧に平らげ、どうもヤーコンも食えるとわかったみたいとのこと。
今日は、ネットを持って行って、さらに頑丈に柵を補修したが、自信なしとか。
ちょっとした隙間から入る、ネットの下は掘って脱出するなど敵は手ごわい。

 私も行きたいが、仕事や、次の休みの日曜日は、N艇長宅でバーベキューで5、6日いけそうにない。
 妻には、心のなかで手をあわせて、ゴメンナサイ。

 今日、一日考えたり、調べたり。
タヌキは、障害があるところは、避けるとのことで、ロケット花火を間欠的に自動点火する農家もあるとか。
そこで、使わなくなった、飯蛸釣りの仕掛けと、カワハギの引っかけを、タヌキが通る狭い場所に、紐でつるすと、鼻面に酷い裂傷で、驚いて近づかないだろうとの、ヒラメキ。
 次男に、訳を話して、「仕事があいているとき、お願い、この仕掛け(下の写真)をタヌキの通り道に仕掛けて、懲らしめてくれ」と。
「OK、早い方がいいね」、の頼もしい返事。
次男は、カラスがトマトを食い荒らすのを釣り糸を上に張り巡らせて、この秋、カラスを遠ざけた実績があり、やってくれるかも。
 タヌキめ、驚くなよ。


 しかし、冷静に考えると、ミツバチが蜜をためると、側から、蜜を奪う酷い人間のように、初めにイノシシ君、次にタヌキ君が芋・豆をかっぱらっていったが、イノシシ、狸は、マムシやスズメバチを食い尽くして、私がマムシにかまれ、スズメバチに刺されてて、半死半生になるのを防いでくれている、頼もしいガードマンである。

 また、この秋は、竹田農園周辺、柿が殆ど実っていない。
甘がきは隔年に実る傾向があるが、渋柿は毎年たわわに実るのに、渋柿も実がなっていない。
夏の猛暑のせいか、4月に異常に寒かった(わすれたが、確かに桜の開花は遅かった)ため、花が落ちたという説もあるが、どの柿の木にも柿色の実、見当たらず。
熟して落下した柿をタヌキやイノシシは例年たらふく食べていたのが、食えなくなり、一キロ四方のタヌキ(タヌキは0.4平方キロ程度が餌をあさる範囲で、縄張り意識はなく、仲良く仲間で畑を荒らすとの事、東西南北あり、1キロ四方のタヌキ大集合となった)が大挙やってきたものと思われる。
冬を控え、彼らにとって死活問題で、同情の余地もある。

 笑って、やり過ごすのが正当かも。

 しかし、懲らしめてやる。
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ハクビシンの奇襲攻撃に、竹田農園轟沈(2010/10/26)

2010-10-26 22:49:42 | カラス・イノシシ・アライグマに負けた
小倉で、仕事をしていると、妻から電話。
何事と受話器を取ると、「農園のお隣のIKさんから電話があり、農園の畑のジャガイモ、イノシシにやられていると、今から、柵の点検に行く」とのこと。
イノシシとは、停戦宣言をしたのに、やられたと、がっくり。
 帰宅して、妻に様子を聞くと、「あれは狸。春に我が家に侵入して、花壇の土をほじくった跡とそっくりの掘り方。ジャガイモは8割、食べられた感じ。大豆も、一株ずつ倒して、豆を食べて、鞘をひとところに吐き出している。大根の畝も土を掘り返してる、ミミズを狙った。イノシシはこんな丁寧な食べ方はしない。狸は、狭い隙間からでも進入できるので、入り口近くに小さい隙間があり、イノシシなら防げたが、狸はかいくぐって入った。取りあえず、竹を隙間に何本も押し込んで、入れないようにした。これでダメならお手上げ」とのこと。

 私は、春先に見た、ハクビシンだと思う。(春先のハクビシン、畑のイチゴと完熟トマトを食べに来たのをパチリ。下の写真)図体はイノシシほどではないが、10~20匹で群れるとのこと。<この動物、実は夏のタヌキと思われる>

 このジャガイモ、イノシシにサツマイモを100株食い尽くされた後、猛暑の中を10分耕しては、10分、林の中で水分補給を繰り返してやっと植えて、あと2Wで立派なジャガイモ、ザクザクと期待していたもの。
昨晩、ハクビシンの親子、新鮮ジャガイモに舌鼓をうちながら、
クソガキ「カーちゃん、この芋、オイチイ」
ハハ「この芋は、お百姓さん(私)が真夏の暑い中、汗水たらして作ってくれた、尊い作物。残したらバチがあたりますよ」
クソガキ「カーちゃん、おなか一杯、モー食べれん」
ハハ「カーちゃんが掘った、この芋、あと3個あるけん、食べてしまいなさい」
といった、不届きな会話を交わしたに違いない。

どーしてくれようか、と腹が立つが、後の祭り。
怪我して擦りむいた膝小僧のカサブタがやっと固まったのにまた、こけて血が出た気分。
妻が応急処置で隙間に、林に転がっていた竹を何本も差し込んでくれたので、なんとか侵入を防いでほしいもの。
来週私も出かけて、進入口を徹底補修しよう。

 山向こうの集落では、とうとう、サルまで現れたとのこと。
サルは、手におえない。
来年は、イノシシ、ハクビシン、サルの3派連合で、畑は壊滅、以降は、農園の畑、トウガラシ、なた豆、ネギ、大根、ニンジン、ヘチマ、ピーマンといった、サルも豚も見向きもしない作物ばかり栽培する確かな予感。

 竹田農園のある集落、6軒の家があり、私が結婚した当初は、どの家にも子供が2、3人おり、子供たちが親にねだって、犬やら猫やらたくさん飼っていた。
みな、放し飼い。
特に土建屋のIKさんのお宅の犬は、サクラという名の雌犬で、土佐犬と秋田犬の雑種で、大型犬。
サクラの子供にもう少し小型の犬が2匹で、よくこの3匹が山に入り、イノシシを倒して、庭先に、イノシシの硬くて重いあごの骨(煉瓦のよう)が転がっていたのを思い出す。
このころは、柵などなくても、毎年サツマイモの大収穫。
どこの家も、子供たちは成長して、家を出て町に、今では、みなさん年取り、夫婦二人、あるいは一人暮らし。
犬はおろか、この夏からは猫もいなくなった。

 人間の勢力が急落し、イノシシ、ハクビシン、サル(間もなく姿を見せる)が勢力を増してくるのは、自然の勢い。
竹田農園近くに犬好きの若夫婦、引っ越してきておくれ、と願うばかり。
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関門で五目釣り(2010/10/25)

2010-10-25 20:40:44 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
昨日の日曜日、コーラル丸での釣り予定するも、悪天候で当日の朝中止決定。
来週の日曜日、福岡市の先にお住いのN艇長のご自宅で大バーベキュー。
N艇長は、クルーザーで時々、私を釣りに連れて行ってくれる方だが、亡くなられたご子息の
遺志を継いで、主としてフィリピンの方対象に、ヘルパー講座を開設、すでに100人近くが
卒業。
この卒業したOBの皆さんと現役の生徒さん、N艇長の応援団の皆さん(私や、ラーメン屋のI氏や冒険家のM先生も、いろいろなご縁で応援団)にご自宅を開放して日比文化交流会を催して下さる。
100人以上参加。
このバーベキューでキスやらアラカブやら釣って、持って行きたい。
月曜日の天気予報は時々雨で出港する釣り船はまず無い。
困ったときの関門フィッシングで昨日電話すると乗合船、月曜日も出港するとの嬉しい返事。

(午前中快調、午後不調) 
腕のいいことで定評のある富士丸のE船長の操船。
釣り客は私と、今日、沖合に鯛釣りを計画していたが波高く中止になり、腕が鳴ると関門フィッシングに電話して来たという、私と同じ境遇の釣り人。
船長の「イイヨー」の合図で、生きエビを餌に、仕掛け投入。
すぐ、アラカブ、次々3匹。
これは幸先いい。
潮の流れが速くなり流れのゆるやかな箇所に移動し、こうしたところは下が砂地なので、キス釣りに切り替え。
キス、5匹に小鯛1匹。(小鯛が釣れたところで、パチリ。冒頭の写真)
この調子なら、30人ぐらいの方に、バーベキューで炭火焼の魚を提供できると、一安心。
しかし、それからさっぱりで、当たりがなく、ビールで一人宴会に切り替え。

(ビールとビスタチオ) 
2時過ぎまで船長があちこちポイントを流してくれるも、釣果上がらずで、帰港。
昨日の釣り中止の憂さは晴らして、10人分の焼き魚でも、ヨシヨシと思いながら、岸に上がり荷物をまとめていると
E船長「竹田さん、今日もビスタチオを食べながらビールで楽しそうに釣っていたねー」と。
E船長は18年前、私が初めて関門で乗った船の船長さん。
その時から、乗船の都度、釣りのイロハを教えてくれている。
全くの初心者の時から乗っているので、いまだに、畏れ多いという気持ちが強い。
思わず、背筋をピント伸ばして、「ありがとうございました。また来ます。」と挨拶。
雨もやみ、門司港のレトロ地区を歩いて、帰路に。(下にレトロの写真)


(釣果) 
我が家に戻り、釣れた魚を、ちょうど我が家で妻とお茶の最中の、近所の奥様方に見せて、褒めていただき来週のバーベキュー用に処理して、冷凍庫に。
(下に、今日の釣果)

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小倉室町の月見の祭り(2010/10/23)

2010-10-23 22:48:56 | Weblog
昨日用意した68本のカッポ酒の竹筒を、妻運転の車で小倉室町まで運び、私はそのまま、熱燗係り。
曇り空だが、5分ほどおぼろ月も見え、ビールとカッポ酒で、みなさんご機嫌。
室町のラーメン屋錦龍のI氏や薩摩隼人の0氏、I氏の仲間の皆さんとカッポ酒で乾杯。(冒頭の写真)
酒は、8升売れて、竹筒は40本ほど使用。
栗周辺の竹を切り、カッポ酒には少々大きすぎで、酒がはけた割には、売り上げはいまいち。
しかし楽しい宴でした。
明日は、コーラル丸で釣り。
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カッポ酒の準備で竹田農園に(2010/10/22)

2010-10-22 22:28:55 | Weblog
明日、土曜日は小倉室町のお月見の会。
大正琴の演奏やら、一人ハンドベルやら、賑やかに18時から。
飲み仲間のラーメン屋のI氏や歴史家のT氏、イベント会社のK女史が実行委員で、2年前から私も、竹田農園の近くの山から竹を取ってきて、カッポ酒屋のお手伝い。
今年もカッポ酒屋をこの月見の祭りで開くことに。
今までは、6升販売したが、今年は10升やってみようと意気込んでいる。
儲けなし、損しない程度。
儲けは、小倉室町の町おこしイベント資金に。
今日は、その準備でカッポ酒用の竹筒と竹のお猪口つくりに竹田農園に。
今日は妻も助っ人。

(真竹10本)
 今年は80本の竹筒を用意して、10升売ろうと。
真竹も10本切り出す必要あり。
農園から山道を4分で旧栗畑に。
ここに真竹が密生。
来年も栗をたくさんイノシシから奪い取ろうと、なるべく栗の巨木の近くの竹を切り倒す。
イノシシ避けのチリンチリンを腰に、携帯ラジオは竹かごに。(竹を切り倒して運ぶ途中でパチリ。冒頭の写真)

(昼食) 
お昼は、今川のふれあい市場で買った、弁当に、メザシ。
お隣の江藤正翁も加わり、ビールでおしゃべり。(下の写真)

今日は、大仕事があるので、ビールは一本でお開き。

(秋野菜、出来がいい) 
私がカッポ酒用の竹筒を切っている間、妻は大根、カブ、便利菜の間引き。
イノシシに食い荒らされて廃墟だった畝には、大根、カブ、便利菜、ジャガイモがほれぼれする生育ぶり。
「こんなに立派な秋野菜は初めて」と妻。
22度前後の温かい日が続くのと、畝に埋め込んだ大量の堆肥化した草のおかげらしい。(秋野菜をパチリ 下の写真)

(サツマイモの差し入れ) 
我が家に引き上げ、カッポ酒用の竹筒の仕上げに竹鋸で作業していると、妻の友達から、サツマイモ差し入れのため、近くまで来たから出ておいでの電話。
前からくれると話があつたらしい。
美味しそうな立派なサツマイモを頂きました。(下の写真)

竹田農園のバーベキューで焼いて食べたいもの。


(準備完了) 
竹筒、80本作ろうと半製品状態の真竹を持ち帰ったが、中が痛んでいる(虫が穴を穿けたからか、中に水が溜まり、変色)ものもあり、結局、68本完成。(下の写真)

 明日23日(土)は夕方からカッポ酒屋開店。
ラーメン屋のI氏は、トン汁とギョーザの出店をカッポ酒屋の隣で開くらしい。
18時から20時30分まで小倉室町、常盤橋のたもとで。
金さえ払えば、風味のあるカッポ酒が飲めます。
お越しあれ。
先着40名、竹のお猪口付。
それ以降は紙コップ。
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松永安左エ門と加藤恒忠(2010/10/21)

2010-10-21 23:13:03 | 松永安左エ門の足跡巡り
田舎生活をしていると、時間は十分にある。
本を読む時間もたっぷり。
この数年は、「坂の上の雲(司馬遼太郎)」「チャーチルの第二次世界大戦」「史記(司馬遷)」「松永安左エ門著作集」の結構なボリュームのある4冊の本を、順番に繰り返し読むようにしている。
2年で一巡する感じ。
どれも不朽の名著。
今は、松永安左エ門著作集を読んでいる。
坂の上の雲の主人公の一人の秋山好古の竹馬の友で、正岡子規の母方の叔父で子規を東京に遊学させた加藤恒忠との交友を松永安左エ門が下のように記している。
第一次大戦終了前、福岡県から衆議院議員を一期務め、そのとき、パリ講和会議の日本代表団の一員として、パリに出かけた時の思い出を書いたもの。
坂の上の雲の作者の司馬遼太郎の描く、加藤恒忠の暖かい人物像と、下の松永安左エ門の飾らない加藤恒忠像は、ともに魅力的。
明治の偉人の話を、松永安左エ門から直接物語ってもらった気分。
なお、松永安左エ門は晩年の福沢諭吉の薫陶を受け、九州では九電・西鉄の生みの親で、東邦電力を率いて、日本の電力の1/3を傘下に収め、戦時中は隠棲、戦後電力会社民営化に辣腕を振るった実業家であり、茶人であり、随筆家であり、歴史家であり、登山家であり、遊び人であり、どれにも傑出。
96歳で生涯を終わるまで、存在感は群を抜いていた人。
この11月に飲み仲間でバスを仕立てて、日帰り旅行を計画しているが、福岡市美術館の松永安左エ門コレクション(茶器、掛け軸)も訪れる予定。


昭和25年8月 経済往来社発行の松永安左エ門著「淡々録」(松永安左エ門著作集第三巻)

加藤恒忠の飄逸(故人の思い出)

パリの講和会議に西園寺さんに随って来ている人のうちに異色のあったのが、加藤恒忠さんだ。外交家出身で、原敬さんがフランス公使館にいた頃の同僚で多分、原総理大臣の推薦もあったのであろう、会議の正員ではなかったかも知れぬが、ホントウのパリージャンらしいのはこの人ひとりで、まことに洒脱円滑の風流紳士として飄々塵外に遊ぶといった態度をとっていた。私が一度来ている連中をいいレストランでお招きしたいから、世話をして頂けんかと相談をかけたら、それは止めたがよい、第一、今来ている連中は西園寺和尚を除けば他は田舎者ばかりで一向に招き甲斐もないからだ。それより二人でブルーバードの木陰の料亭で夕食にでも今から出かけようという風でアッサリしている。そのうちブラッセルの会議に行ったとき、小パリといわれている同地はかつて加藤さんが公使であった関係上なかなかくわしい。二人でよく遊びまわった。
 ある時パリの画商というほどでなく、ここには額縁屋がある。そのうちの一軒に美人がおってサービスする。二階の接待室で油絵などを取り寄せて見ながらその美人のごあいそうを聞いているのも面白いといわれるのでつい野心を起こして、その店舗に二人で出かけた。主人は見知りあって早速二階の貴賓室に通し、いろいろな大家のデッサンなど出して並べる。批評をする、そのうちボルドウの葡萄酒が出るという風で待遇は至れり尽くせりだが、肝心の美人の娘さんは姿を見せぬ、ようやくにして蕎麦かすだらけの痩せた年増の夫人が出てきてこれまた愛想をいうのみである。とうとう言い訳に鉛筆画とオランダ水彩画の小品を買って帰った。帰りのみちみち加藤さんは頭を掻いて、ドウモ美人の娘と思ったのが彼の主人の妻君であったか、今から十数年前のことだから、あの老婦人も若くて脂切って美しく、お嬢さんと思って秋波を送っていたが物にならなかったはずだよ、アレは妻君だったのだ。それも昨日今日と思っておるうち十何年もたったのであるから天女出現が婆出現と変わった筈だ、ソレにしても君には済まなかったネーと呵々大笑いされるには怒るわけにもいかず、いつしかその逸脱振りに私も感化されるようになった。
 加藤さんはその後小林一三が経営していた「大阪新報」を岩下清周に頼まれて監督していた。その後郷里松山の市長となり、その号の佩川随筆を書かれたりしていたが、松山で癌で亡くなられた。六十八であったろう。フランス文学よりは漢学の薀蓄の深きことを詩文の上に現している。俳人正岡子規の叔父さんとして子規や虚子、碧梧桐などの育ての親でもある。


↓加藤恒忠のこのときの話より30年前の写真。


右から3人目が若き日の加藤恒忠、右から2人目がこれも若き日の秋山好古
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イノシシと休戦、カラスは撃破(2010/10/18)

2010-10-18 22:33:50 | Weblog
秋晴れの気持ちのいい日、仕事が休みの次男運転の車に送り迎えしてもらって竹田農園でした。

(イノシシ戦争停戦)
  栗の収穫期も終わり、イノシシの縄張りに仕掛けた栗強奪のネットを取り外しに、竹林に。
2張のネットのうち、一つは壊され、栗は既にイノシシの腹の中。
しかし、もう一つは、高さ2メートル近くに張ったのと、竹竿で下を2か所支えていたので、たわまず、イノシシも手が出なかったようで、最後の栗7個ゲット。
サツマイモではイノシシの完勝、栗は引き分けで、当分、取り合いする芋等の作物はなくイノシシ戦争、今日より停戦。

(大沢親分と鶴岡親分)  
お昼は、農園林でバーベキュー。お隣の江藤正翁(元南海ホークスのエース、88歳)も一緒に。
先日亡くなった元日本ハムの大沢監督の話題に。
○テレビではしきりに、大沢親分と言っている。何で親分?と不思議。
江藤翁の意識では親分と言えば、鶴岡監督。親分と言えば、鶴岡監督と決まっていた。
竹田さんというように、鶴岡さんの名前として親分と自然に皆さん呼んでいた。
大沢氏が親分と呼ばれるのは、東京出身で言葉が歯切れがいいのも一因かもな。等々。

(カラスかわいそう) 
今年の春から夏、農園のトマトの8割は、鳥に食べられた。
貫録のある野良猫が、農園の近辺を縄張りにしており、鳥を近づけなかったのが、最近、大往生して、姿なし。
その間隙を縫って、カラス、ヒヨドリ等が来襲したものと推測。
飲み仲間のSN氏の畑では、同じ被害にあっていたが、トマトの支柱の上に釣りに使う透明な釣糸を張ると、これが羽に当たり、驚いたカラスが来なくなったと聞き、お盆の時、次男に釣糸を張ってもらう。
農園に着き、車から降りた次男が、「なんで、地面に水平に張った糸が、斜めに?」というので、よく見ると、5本地面から水平に張り巡らせた釣糸の一本が中央がトマトの竹の支柱に絡まって、斜めに走る。
ダラリとたれるのでなく、ピンと張っている。
多分、赤く熟れてきたフルーツトマトを夏のように食ってやろうと、笑いながら飛び込んだ、カラスの親分が、ハリスに激突、その勢いでトマトの支柱にブツカリ、糸が支柱に絡みついたものと推測。
カラスは、トマトどころではなくなり、カラスの親分は羽骨折の重傷で今も山の巣で療養中、といったところ。
トマトは、小粒のフルーツトマト、何個か赤く熟れ、もいで食べると、実に甘く、酸味もありおいしい。
かわいそうなカラスを見て、他の鳥どもも恐れて近寄らず、フルーツトマト、今後、すべて我が家のものになりそう。
これから次々熟れていく。

(今日の収穫) 
枝豆(いままで、鞘はできるが実が入らなかったのが、埼玉の友人の家伝の大豆を蒔くと、実った)、なた豆、ピーマン(大量に埋め込んだ堆肥化した草のおかげて例年の倍できている)にカラスから守ったフルーツトマトが今日の収穫。
我が家に戻り、庭先でパチリ。(冒頭の写真)
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関門でカワハギ大漁(2010/10/17)

2010-10-17 21:46:56 | Weblog
 田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
晴れ、微風の日曜日、コーラル丸でアジ、カワハギ釣りでした。
冒頭の写真は、カワハギポイントから新日鉄を望む。
風がないので、煙がまっすぐ登っている。
薩摩隼人のOD氏、最近二人目のお孫さんが生まれ幸せの歴史家T氏、最近ご一緒するようになったST氏の4人。

(日本の漁業資源、心強い) 
新日鉄近くのアジポイントに。
撒き餌をカゴに入れ、サビキ釣り。
海面にこぼれたオキアミを狙って15センチ前後のクロ(メジナ)の大群が乱舞。
「ごちそうだ、ごちそうだ」と、クロの子供達が叫んでいるのが聞こえるよう。
隣で釣っている、薩摩隼人のO氏に、
「これだけ魚がいれば、日本の漁業資源前途洋々じゃねー」 
来年、再来年この15センチのクロは30センチのおいしいクロに成長していることでしょう。
小倉の中心地近くの港から走ること10分の近場、製鉄所をはじめ工場設備が間近に林立。
それにもかかわらず、ここの海の水は澄んでいて、魚影濃い。
行政と民間が瀬戸内海の水質を厳しく長年管理してきた成果。
それを享受できありがたいことです。
アジを釣り上げ得意顔を、パチリ。


(カワハギの魚影濃い) 
例年秋になるとカワハギがよく釣れるが、今年は特にカワハギがたくさん釣れる。
数年に一回関門ではこういうカワハギ大発生がある。
漁師の皆さんも、例年以上にカワハギの用の網を仕掛けているのが波間に漂うたくさんの網用のブイの数でわかる。
かすかな当たりに、素早く合わせると、グングンと強弱の激しい引きで「カワハギ来た」と皆さん叫ぶ。下の写真は大きな肝が入ったカワハギを釣り上げたところ。


(豆アジはヒラメ釣り餌) 
納竿し、「今日は、カワハギが面白かった。アジもたくさん釣れたし」と思いながら、生簀から獲物をタモですくっているとヒラメ釣りに良い小あじをコーラル丸の隣に係留している船の船長が欲しがっているので、少し分けてあげてと、川端船長。
10Lのバケツに100匹近くの元気な豆アジを入れて、謹呈。
ヒラメがたくさん釣れることだろう。
コーラル丸近くに止めている遊漁船、それぞれの船長、皆さん気さくで、仲が良い。

 汐巻のような大物がくることは少ないが、気楽に出かけて、美味しいカワハギ、アジがたくさん釣れた楽しい一日でした。
今晩は爆睡の予感。

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