田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

農園で遊ぶ(2014/1/28)

2014-01-28 22:41:26 | Weblog
特に用事もなかったので、農園に。
行きは、行橋駅まで電車、そこからタクシー。
帰りは、妻が迎えに。
 11月に播いた、ソラマメの芽、少しずつ土から成長してくる。
 この時期、ソラマメ、グリーンピースは、葉よりも根が成長するとのこと。

 12時頃に着き、まずたき火の用意。

元栗山、今竹藪に出かけて、竹やら、枯れ木を集めて、農園まで引きずってくる。
 こうしていると、たき火の薪が出来るだけでなく、カッポ酒の竹も手に入り、4本生き残った栗の木も勢いを増してくる。
 バケツ4杯の薪が出来、やっと2時に昼食開始。


 久しぶりのカッポ酒も。



 雨が降り始め、あわてて、林にビニールシートを張り、雨がやむまで読書。
持って行った本は「一本釣り渡世」(石橋宗吉氏の一代記*千葉の伝説の漁師、今は大半の漁船に装備している船尾のスパンカーの考案で有名)。

 雨が上がったので、ジャガイモ、健康芋のヤーコンを掘り出し、大根その他の野菜も収穫、日も暮れたころ、用事の終わった妻が迎えに来て、農園にバイバイ。




 楽しい一日でした。
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関門でアラカブ釣り(2014/1/26)

2014-01-26 19:22:48 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
今日は汐巻で大物釣りの予定が、強い風と高波の予報で、昨日早々と中止に。
困ったときの関門フィッシングで、乗合船でアラカブ釣りに出掛けました。

(アラカブ釣り)
関門海峡のアラカブは、11月頃から始まって、2月頃までよく釣れる。
今日は、若潮で、潮の流れが日中ゆるやかで、一日中アラカブポイントを釣れる。
関門フィッシングにも沢山釣り客の車が朝、店頭に並んで、餌や仕掛けを購入。
 私は何度も乗ったことのあるKK丸で、2年前の夏、鯛ラバで鯛やアコウを釣る方法を実演してくれたのが思い出深い。
 私は、船尾の釣り座で、船長から、いろいろとアドバイスをもらえる。
土佐カブラでは、この時期、大きなアラカブは釣れない。
タコ(唯一本船航路で釣れる)を釣っていいかと船長に聞くと、一日頑張っても2匹程度のタコしか今は釣れないので、アラカブを釣った方がいい、等々。
為になる。
釣果もまずまず。



 15匹程のアラカブが生簀に。

ビールは3缶。
 周りの釣り人を見ると、多い人は30匹近く釣っており、帰港した港では、皆さんいい顔。


(配給)
釣ったアラカブは、ご近所の魚好きのお宅2軒に寄り、全部配給。
妻は、長女宅の孫見物で留守、我が家の冷凍庫には、白島沖で釣った魚がまだ沢山で、もらった方もさし上げた私も、大助かり。

 いい一日、今晩は爆睡の予感。
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今日の一日(2014/1/23)

2014-01-23 16:07:37 | Weblog
孫見物で来週初めまで妻は留守。
我が家で次男と自炊生活の日々。
 今日の朝食は、ヤーコンの手ごろな芋を、皮をむいで、スティック状に切る。
オリゴ糖のほのかの甘みがあり、梨のような食感。
 農園の大根を妻が出かける前に作った酢漬け、私がおぼろげな記憶で作った小カブのぬかみそ漬けを小皿に出して、結構たくさん、健康野菜を食卓に乗せることが出来た。

 畑は食材確保の手段と実感。

 午後、法政大学の学徒出陣のシンポジウムと資料展示の様子が、法政大学から江藤正翁(元南海ホークスのエース、91歳)宛てにDVDに編集して送られていたので、一緒に見ようと、お住いになるケアハウスに。
 部屋に入ると、風邪をひいたよと。
 食事は普通に出来るとのこと。
 他の入所者に感染するとまずいので、食堂でなく、自室で食事しているとのこと。

 DVDの方は、既に、ケアハウスの事務所の皆さんの協力で、既にみたとのこと。
 持ち込んだパソコンは必要なくなり、DVDをお借りして、「お大事に」で帰路に。

 今度の日曜日、汐巻で釣りの予定。
しかし、天気予報は、北風が強く、無理みたい。
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田舎で今日もたき火(2014/1/19)

2014-01-19 22:13:10 | Weblog
 田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
真冬の寒さは今がピークか、外は寒いこと。
妻は今日から一週間、堺市に住む長女家族の家に、孫見物。
私は仕事が休みの次男の車で、竹田農園に遊びに。

(江藤正翁に写真等返す)
昨年末、法政大学の学徒出陣時の資料調査に協力して送っていた江藤正翁が昭和16年の東京六大学で優勝した時のチーム写真や卒業証書、展示を終え、今日送り返されてきた。
展示は、好評だったとのこと。
 農園に行く途中にある、江藤翁(元南海ホークスのエース、91歳)の住むケアハウスに。
顔色も良く、お元気そう。(冒頭)
毎日することがなくて困ると。
私が、5月に飲み仲間と恒例のバスハイクに行くので、行きましょうと言うと、笑いながら、生きとったら行くよと。

(たき火)
農園に着くと、まず近くの雑木林に行き、秋から集めていた枯れ枝を取りに。
これを時々日差しの照る中、手ごろな大きさの薪に。

バケツに3杯。

 火を起こすと人心地、農協直営店で買ってきた弁当をおかずを火であぶりながら食べる。

ビールも。
昨日は飲み会で、やや二日酔い気味の頭も、シャキッと。

(ヤーコン)
今、畑の作物で差し上げると一番喜ばれるのはヤーコン。

オリゴ糖が一杯で、食べると腸のビフィジス菌が増え、免疫細胞が増えて、健康になる。
食感も生で食べると梨のような、テンプラが一番おいしい、極上のレンコン風味。
 今日は4株掘り上げて、余っているのなら、おくれ、という遊び仲間に明日から配達の予定。

(リヤカー活躍)
今日は、時間の余裕があり、リヤカーを持ち出し、400メートル下手にある休耕田に積み上げている刈り草をリヤカーで運ぶこと3回。

ヤーコンを収穫した後の畝に積み重ねる。

春になると、ここに、ホクホクで草の生えていないいい畝が自然に出来る。

 ネギ、カブ、チンゲン菜を収穫。妻が留守中の台所で新鮮食材にする予定。
今日は、カブをヌカ味噌漬けにする予定。
 次男の迎の車を待つ間、薪の燃えるバーベキューコンロに小枝を折ってくべる。
炎が心地よい。


 迎えに来た次男の車で、夕方の農園を後に。いい一日。
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白島沖に初釣り(2014/1/13)

2014-01-14 23:19:50 | 各年の初釣り
冬になり、連日、北西の風が吹いて、玄界灘は荒れ模様。
昨日は、天気予報は、朝早くは波が高いが、段々静まり、風もあまりない。
岩屋漁港から出る遊漁船で、初釣りでした。
リーダーの工務店のS氏、作業着屋のHM氏に冒険家のM先生と4人の釣りバカ。

(あわや中止)
約束の時間、朝7:30に船長が自転車で。
港を見て、風が強い、港の船はどれも港から出ていない。
それから10分程、船長も行こうか止めようか、思案。
思案しながら、いろいろと、漁の話しをしてくれる。
「今、このあたり、角島沖でサンマが取れている。
サンマのぶつ切りを餌に、延縄を海の底に下すと、大鯛が面白いように釣れる。
一本釣りでは釣れない、古いサンマではやはり食わない。
血のしたたる、新鮮なサンマのぶつ切りがよく食う」
 ためしに出てみて、波が高くて無理となれば、すぐ帰るのでもいいか?
と、決めて、今度は、冬の天気の話し。
「今の時期、太陽が出て、暖かくなると、風が収まり、釣が出来るようになる。
昔から、このあたりでは、朝10時に、漁に出ていた。」
沖から打ち寄せる、2.5メートルの波をかき分けて、船は幾分速度を落として沖に。(冒頭)
最初は、小型のレンコダイばかりだったが、波が静まってきたので、段々沖に。

すると、アマダイや、私の仕掛けに、大きなマトウ鯛。

その後も大きなアマダイが私にも釣れたり、冒険家M先生にいい型のレンコダイ。

午後3時過ぎまで、釣らせてくれて、皆さん、満足、クーラーボックスも魚でズッシリ。

(宴会)
帰りのJRの駅まで、HM氏運転の車で、送ってもらい、電車を待っていると同じ方向の冒険家のM先生が、今晩、夕食に来ませんかと。
 妻と、M先生の家に到着したのは、既に午後8時。
アマダイは、皆さんに調理の様子を見せてあげましょうと、M先生の奥様の粋な計らい。

 レンコダイの刺身、アマダイの刺身に4人とも、満足満足。


 夜遅く我が家に戻り、夜中の12時過ぎまで、今日の釣果のレンコダイ、マトウ鯛、ほうぼう、イトヨリを捌き、冷蔵庫に。
 おかげで、昨晩は、爆睡でした。

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今日も農園に遊ぶ(2014/1/13)

2014-01-12 20:39:27 | Weblog
昨日に続き、竹田農園に妻と遊びに行きました。
農園に行く途中にある、江藤正翁(元南海ホークスのエース、91歳)を住まいにしているケアハウスに訪ねて、雑談。
 夏の熱中症で倒れてから、体力も随分回復したようで、顔色も良い。(冒頭)
毎日、退屈とのこと。
 今日から大相撲で、楽しみでしょうと言うと、相撲は面白いとのこと。


農園に着き、まずたき火と昼食。
 昨日同様、妻がいるので、豊富な食材。

 昼食後、妻は、発芽したぐりんーピースの畝の中打ち。
 今の時期やっておくと、春の草取りが手が省けるとのこと。

 私は、ジャガイモ、ヤーコン、里芋を当座食べる分を収穫。
よくなっている。

 掘り上げて、空いた畝には、リヤカーを持ち出し、400メートル程離れた、休耕田から、積み上げた枯草を運び、敷き詰める。
 4月、夏野菜を植え付けるとき、草が生えていないので、作業が楽。
土も、健康なよく肥えた土になる。
無農薬、無化学肥料は、この枯草作戦があって初めて、継続できる。

 今日は、早めに引き上げ、明日の、初釣りの用意。
 芦屋の岩屋漁港から、白島沖に釣りの予定。
 
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農園の木を切り倒す(2014/1/11)

2014-01-11 22:24:56 | Weblog
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
今日は、鏡開き、正月気分も今日まで。
竹田農園に、妻と、出かけました。

(バーベキュー)
農園で私一人で昼食にバーベキューをしていると、粗食。
今日は、妻もいっしょなので、農協の直販店で買っていた、イノシシ肉(農園の山向こうの猟師さんのグループが捕獲して解体・販売しているもの)を炭火焼。

 ビールも飲んで、美味しい昼食に。


(木を切り倒す)
今日は、農園の崩壊した古い納屋の近辺の片づけ。
笹がうっそうと生え、これは鎌や、剪定ばさみで切り倒して、空き地で燃やす。

 農園の角にいつの年からか、名前不明の木が生えており、これが10メートル近くの
大きな木になり、お隣の果樹園にまで枝が伸びて、どうにかせねば。
切り倒してしまえとなり、先日から枝を落としてきた。
今日も、高所用の柄の長い鋸で、枝を切り落とし、この鋸では歯が立たない太めの枝は、ヘルメットをかぶって木によじ登り手鋸で切り落とす。

トーチャン、意外とヤルネーと妻が下の方から掛け声。

枝を払ったこの大きな木の幹を20分ほどかけて、刈り倒す。(冒頭)
やった、出来たというところ。
地面に転がった木の幹を、手ごろな大きさに切断し、乾いたら、冬のたき火の薪にする予定。
一部は、イノシシ避けの柵の杭になるはず。

 ひと段落して、こんがり焼けた焼き芋を遅いおやつでぱくつき、今日の農作業終了。
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西谷温泉でくつろぎ、後、畑(2014/1/5)

2014-01-05 17:45:36 | Weblog
田舎生活の好きな皆さん、お元気ですか。
寝正月を決め込んでいたら、血糖値がやや上昇、動いていなければ駄目ねーと思ったことでした。
お天気は雨ということで、釣りも畑も無理と、妻と耶馬渓の西谷温泉に出かけました。

(西谷温泉)
青の洞門から車で10分程奥に西谷温泉。
車窓から見る景色は、奇岩が続き、見飽きない(冒頭)。
久しぶりに西谷温泉に着き、地元の主婦の皆さんが作った田舎料理に舌づつみ、生ビールも。

地元の人や、夫婦連れやで結構賑やか。
かけ流しのアルカリ泉で、体が温まる。

(農園に野菜を取りに)
天気予報は外れ、時々晴れ間の曇り空。
帰り道、農園まで足を延ばし、野菜を取ることに。

 妻は、大根、カブを取り入れ。

 特に株は葉が見事で、漬物にするとのこと。

 私は、ヤーコヤを3株掘り、ヤーコン頼むと言っていた不良爺さんたちに配ることに。

2月一杯、食べるものを少しずつ掘り出すことにしている。

 外れた天気予報のおかげで、温泉と畑両方楽しめた一日でした。
今度の日曜日、汐巻に初釣りの予定。
町内会の会合も予定があり、ダブルブッキング、どうしたものかと頭をひねるこのごろ。
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年末年始に日下公人氏の2014年予測を読んだ(2014/1/2)

2014-01-02 17:56:28 | 田舎で読んだ本
田舎生活をしていても、中国、韓国からの罵倒の声は、新聞・テレビで聞こえてくる。こうしたとき、先を読んだ時事解説は、読んでみたくなる。米ソの冷戦の時代や中国とソ連のきな臭い関係の時代、歴史家のA.J.トインビーの時事解説は、説得力があり、振り返ると的を得ていた。今は、トインビーに匹敵する歴史家は見当たらない。しかし日下公人氏は、読んでみたくなる時事解説をしている一人。時事問題ではないが、地震・火山の予知では、木村政昭氏は、日下氏と並ぶ、読んでみたい地震学者。2人とも、学会では嫌われている。
日下公人氏の名前を始めて知ったのは、学生時代で、私が3年間暮らしていた同志会という小さい学生寮の先輩で、何度か忙しい中、立ち寄ってくれた。当時学生の指導をしていた、高齢の牧師さん(高瀬恒徳先生)が、この方は、銀行界の知恵袋と呼ばれていると、当時住んでいた学生15名程に紹介してくれたのが最初。
「日本と世界はこうなる 日下公人が読む2014年~」をアマゾンで取り寄せて、暇にまかせて読んでみた。面白かった。手に取って読んでみるのが一番良いが、印象に残ったさわりは、次のような箇所。

(P29~)
「中国の分解要素は、言語と都市戸籍・農村戸籍の問題。 次に中国は、いずれ遠くない将来は言語圏別に分解するだろう。・・・中国の言語は大きく「七大方言」とか「十大方言」と言われているが、細かく分ければ、何十もの方言に分かれる。・・・同じ中国といっても、たとえば広東の人(広東語)と四川の人(北方語の西南方言)では言葉が通じない。それを何とか通じさせようとして一所懸命教育をしてきて、若い人はだいぶ共通語が通じるようになってきた。それがうまくいけば分解しなくて済むかもしれない。
話せば長くなるが、中国3000年の歴史は異民族が弱肉強食で隣地に侵入してすべてを奪ったのち、交通の要地に都市を作って住み、周辺を支配した歴史である。「東夷西戎南蛮北狄(とういせいじゅうなんばんほくてき)」というのは、その都市を囲む被征服民族のことで、それが農村戸籍だから都市戸籍と一緒になるのは難しい。・・・・・・もし都市戸籍と農村戸籍という制度を廃止したら、共産党員は利権を失うし、いま大きな利益を得ている都市戸籍の人は不満が大きくなって、共産党の基盤そのものが崩れる。この制度を続ければ農村が離反する。・・・・中国を一つにまとめるアイデンティティ(共通の価値観、世界観)は「漢字の使用だ、それしかない」と言う人もいるし「いや反日だ、それしかない」と言う人もいる。共産主義がアイデンティティだった時代もあるが、それは小平が終わらせて、拝金主義の国にしてしまった。したがって、いまのところ中国のアイデンティティは拝金と反日である。

(p47~)
韓国は、慰安婦問題を国際的にアピールしようと、アメリカ国内に銅像を建てている。(慰安婦の碑は・・カリフォルニア州グレンデールに4つめの碑が建てられた)「日本はまだ戦後の決算をしていない」と主張しているらしいが、いまだに、そんなことを言うのは、日本が韓国をこれまで甘やかしすぎてきたからである。・・・最近(2013/7)戦時中に日本企業に徴用された元徴用工が新日鉄住金に計4億ウォン(3500万円)の賠償を命じる判決を下した。元徴用工の賠償請求問題は、日韓両政府ともに1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決された」はずである。・・・・安倍政権はそれに対してどう対応するか。いまのところ「韓国側に働きかけるだけでなく、世界各国に対して、世界各国に対し、韓国が法的安定性のない無法国家であることをアピールすることも検討している」ということである。
 しかし、アピールだけでは弱い。同等報復はほとんど国際法なのだから、何かをやるとよい。このままでは先方の無法は増長し日本は将来の取引を縮小するから、双方とも損をする。・・・同等報復と考えられるものを列挙して発表することは警告になるし、日本自身の勉強にもなる。そして少しは実行する。ただし、そのとき、原因は技術的行き違いと発表する。それでも相手には十分分かる。・・・ともあれ、時々は怒って見せないと、韓国は無視されたと思って反日行為をエスカレートしてくる。対等扱いされたいのだが、ここまできては当分無理である。

(p148~)
かつて家電は日本の成長産業の一つであった。だが、最近は日本の弱電メーカーは、シャープだけでなく、パナソニック、ソニーも厳しい状況に陥っている。韓国にサムスンに追いつかれ、追い抜かれた結果である。
 それは当然なことで、追いつく方が簡単だからである。たとえばアメリカがとうして隆盛を誇ったかといえば、イギリスから技術などをすべて盗んだからである。そのときのイギリスには「こちらのほうが上だ」という余裕と油断があった。盗まれたと思ったときは、手は打ったが、もう遅かった。
 サムスンに対して日本人は本当に親切に教えてやった。その当時、私は「やめたほうがいいよ」と発言していたが、高給と教えがいにつられて、定年退職した人たちがどんどん韓国に教えに行った。技術流出は昔から止まるものではないのである。・・・・・ぼやぼやしていた会社がつぶれるのは仕方がないことである。それよりも、シャープ、パナソニック、ソニーの社員は奮起してサムスンよりもっといいもの、新しいものを作ればいいのである。生き残るためには、絶えず新商品を出し続けてリード・タイムの間にある創業者利益を得ていくしかない。

(p164~)
日本はスパイ防止法をもっていない。極秘情報がすべて筒抜けになっている。秘密情報がどんどん漏れてしまう国には、アメリカが機密情報を流さないのも当然である。スパイ防止法の先には、アメリカのCIAやNSA(国家安全保障国)のような独自の情報機関が必要である。そうすれば中国もおとなしくなる。・・・「特別秘密保護法」・・私は必要だと思っている。それは危機が増大しているからである。防衛の必要性は危険の増減にしたがって増減するから、中国の横暴と国家分裂の危険を考えれば、そんなことは当たり前である。
来年は国防予算が増加するが、それには予防効果があるから大いに宣伝するとよい。イデオロギッシュに考える人は、国防強化は戦争を招くと考えるが、リアリズムで考えれば、いまは勢力の均衡による平和が必要である。

(P170~)
自衛隊のイメージがよくなり、海上保安庁志願者が増えている。・・・・・平和日本の目を覚まさせたのは、江沢民の反日政策だろう。中国の総参謀本部の応接室には孫子の兵法が掲げてあり、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とあったが、対日政策は日本を知らない誤りを犯していた。日本を恫喝するのは、寝た子を起こすことになる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもながら、思い切った論説で、なるほどと思う。韓国、中国に関するニュースもこうした視点から、読むと、イライラが少し薄らいでくる。
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